離婚して1年がたった

                              ゆきひら

 離婚してどのぐらいたったら、相手のことをきれいさっぱり忘れられるものなのでしょうか?

 私は離婚を言い渡された側ということもあってか、なかなか元夫を忘れることができません。それこそ、何をしていても何を見てもよく思い出しています。彼はきっと、私のことなどきれいさっぱり忘れているに違いないのに・・・

 と言っても、離婚は後悔していないのです。これだけ自由を満喫してきてしまった今更、男の世話などもう御免です。

 また、そんなにも彼を忘れ難いのは、愛していたからか? と問われればそうでもないような気もします。

 でも、家族、だったんですね。愛しているか、いないかは関係ないんです。世話など御免だ! と言いながら世話を焼く相手、つまり家族だったんです。どれだけ離れていても、それこそ言葉も交わしていなくても忘れるわけがない、家族だったんです。

 母親は、子供のことを生涯忘れないでしょう。遠く離れていて、それこそ言葉を交わすことがなくなっても忘れないでしょう。なにかにつけ、子供のことを思い出す。それに似ているかもしれません。

 ある日、ふと彼が帰ってきて、これまでのことへの謝罪もなく、何事もなく、当然のようにテーブルに着いたとしても、私は何も言わず、ご飯をよそって彼に差し出すような、そんな気さえします(笑)

 こんなふうに思っている自分が煩わしい! 忘れたいのは彼ではなく、この煩わしい、自分の心なのかもしれません。

 こんな気持ちを遠くに押しやるべく、今は仕事に集中しています。それと老後を考えての資産形成です。

 ここではそれらに纏わる経過をレポートのように書き綴っています。有料、無料とあります。プライベートで、あまり大っぴらに晒すのはどうか?と思うものは有料になっています。¥120 は缶コーヒー代です。

 ここで書いたものがコンスタントに売れるようになって、それが生活の足しできるほど利益が出て、なーんてことを夢想しながら書いています(笑)
 


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