見出し画像

使い捨てタグで溢れているV界隈

 Vtuber、Vライバー(以下Vと呼ぶ)を追う上でTwitterは貴重な情報源である。実際、Twitterは配信や動画・グッズなどのVの告知情報を得るのに必須とも言える存在だ。

Vには各々の配信の感想をリスナーがツイートするためのタグやファンアートタグが存在するが、たまにお遊び用のタグが流行り、トレンドに載ることがある。この記事を書いている直近だと"#顔最強Vtuberです"、"#Vtuberのガチ恋距離が見てみたい"、"#えっちじゃないvtuberがみたい"、"#隠れた宝石VtuberをRTで発掘"などゴロゴロと出てくる。

ここに挙げたもの以外にもあるので、数えたらキリが無いくらいだ。
では、『なぜV界隈では新たなタグが出てきては消えていくのか?』
これを考察していく。

ネット民は飽きやすい

 まず最初にド直球に言うと"ネット民は飽きやすい"、これに尽きる
もっと言うと、Vリスナーのライト層はそういう傾向にある。(どのコンテンツにおいても同じ様な事が言えるが)

仕事以外でネット日々徘徊している人間は日常生活において何かしらの面白可笑しいものを求めている。これが悪いとは言わないが、しかし面白可笑しいものを求めすぎて一回・二回見たものは飽きてしまう。(当然、全てのネット民がそういう訳でもない)

 Vの者も多くがネット民なので、新しいブームが来ればそれにドンドン乗っかっていく。遊びの一環でもあるし、ブームに乗ればライト層にアピール出来ると踏まえての行動だろう。

実際には大手がより目立って、規模が小さいVはトレンドの並に飲まれてしまうだけなのだが…。つまり、流行っているタグ=目立てるという訳では無いという事だ。

自分で流行るタグを作れない者が多い

 こればかりは仕方のない事でもあるのだが、自分で流行らせる事が出来るタグを考えられる者が圧倒的に少ない。流行りを作るという事は自身がインフルエンサーになるか、大手のインフルエンサーがタグに乗っかって来ない限り大きな流行にはなりにくい。

自分自身がインフルエンサーになれる程度にフォロワーからの支持率が高いのであれば良いが、そういうVは極一握りだ。
自分で考えても流行らせるのが難しいので、結局は流行りのタグに乗っかるしかないし、そういうVの方が圧倒的に多い。

リスナーが参加し難い

 Vが考えたタグはその殆どが自身の宣伝用だ。そのため、"#顔最強Vtuberです"なんてタグも覗いてみればV本人しかツイートしておらず、リスナーが出来る事といえば精々がいいねとRT位だ。その肝心のVも一度しかそのタグを使わないので、結局次の日にはトレンドから跡形もなく消えている。

長く流行るタグを作るのであればリスナーも参加しやすいタグを考えるべきなのだが、雰囲気的にV本人しか使えないタグな為に一過性のもので終わっているのが実情だ。あの手のタグは布教用としては使いやすいが、効果が薄い。Vの外見だけを売りにした内容が無い薄っぺらなタグなのだから当然だろう。

 記事の冒頭で挙げたタグのほとんどは最初から宣伝用として生まれている。一過性のブームの為に作られたタグは消耗品のように消えていくのだ。(もう結論が出てしまった…)

考えたタグが流行っても宣伝にならない

 自身が考えたタグがトレンドに上手く載ることが出来れば宣伝に繋がる可能性がある。そのため様々な者たちが自分たちでタグを考え、大きな渦にしようと日々画策している。しかし、これには落とし穴がある。

 それは、タグを考えた発案者本人の宣伝には繋がり難いということ。自身より拡散力のあるインフルエンサーがそのタグに乗っかった時点で、そのインフルエンサーの方が目立ってしまい、その後の流れに乗った者達によって最終的に"話題のツイート"から発案者は追い出されてしまうのだ。
仮に"話題のツイート"に残れたとしても"いいね"とRTが稼げていないと下の方に行きがちだ。

実際にタグを自分で考えて、そのタグがトレンドに載ったV自身がこれを言っている位には効果が弱いようだ。

宣伝用の定番タグも大事

 ここからはV向けの話題となる。バズは宣伝効果が強いが、V界隈には長く使われている宣伝用のタグが存在する。"#おはようVtuber"などの定番タグを日常的に使うのも大切だ。効果の程は薄いが日常的にそのタグに顔を出すことで興味を持って貰える可能性があるからだ。

ツイートにタグが付いているとリスナー的にもどういう趣旨のツイートなのかも分かりやすく、いいねやRTだけでなくリプライも送りやすい。リスナーからのリプライが少なくて寂しいという者はこういう事も意識すると良いだろう。

効果が薄いからといって定番タグを使うのを疎かにするようでは、V活動も短命に終わるのではないかと思う。理由はどうあれ、V活動は継続できない者から消えていくからだ。

宣伝するならタグを考えるよりバズれ

 Vとしてタグを考えるならあくまで遊びの一環として考えるのが良いだろう。しかし、宣伝をするためならば自身のツイートをバズらせた方が宣伝効果は強い。

 簡単にバズらせることが出来れば苦労はしないという意見もごもっともだが、Twitterでツイートをただバズらせるだけなら実はハードルはそこまで高く無い。自分の推しである†孤独の悪夢 -ナイトメア-† (@nightmare0229)様(以下メア様)はツイートがバズる条件を見抜いて、過去に何度もバズった経歴を持つ。

メア様の武器のひとつでもあるため、その全ての条件を記す事はしないが、ヒントのひとつ位は載せようと思う。そのヒントはトレンドに載っている"話題"選び。どの話題が長くトレンドに残るのか、その見極めがバズるヒントとなっている。

 競馬に例えるならトレンドに載っている"話題"が馬自身のツイートを馬券に例えることができる。ツイートを馬券に例えたのにも意味はあるが、そこは自身で考えて貰う。バズるには他にも条件があるが、メア様は遊び感覚でたまにバズを狙っているのでTwitterをフォローして見ると面白いものが見れるかもしれない。

 なにはともあれ、宣伝をしたいなら流行りのタグに乗っかるだけでなく、バズを狙ってみるのが良いだろう。