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推しのVにVR空間で会うためにやったこと

ちょい長い概要

 Vtuberを追っているとリアルイベントやバーチャルイベントが開催され、そこに推しのVが参加する事がある。
特に昨今の情勢を考えるとリアルイベントの開催は難しく、バーチャルつまりネット上で開催されるイベントが重宝されることが一気に増えた。
個人的な考えと都合で言えばむしろリアルイベント中心だった事の方が違和感があったのだが、それの話はもう過去に書いているので今は置いておこう。

 さて、ネット上で開催されるVtuberのイベントで、ファンとの交流を中心とした有名なものがある。
1つはPANORA(株式会社パノラプロ)が運営するおしゃべりフェス(通称・しゃべフェス)』
しゃべフェスは、現在テレワーク等で広く活用されているZOOMを利用して1対1でVtuberと交流を楽しめる。
チケット1枚で1分間Vtuberと会話が楽しめ、価格も低いイベントなのでチケットを複数枚買う者が多い。
PC推奨のイベントだが、スマホでも参加できるというのも手軽で嬉しい。

もう1つはAkihabara Lab(株式会社BitStar)が運営するわくわく! VTuberひろば(通称・わくV)』がある。
こちらは"わんおんわん"と称してバーチャル空間上でVtuberと触れ合って交流を楽しむことができる。
価格は少々するが、チケット1枚で2分間に渡ってVtuberと交流ができる。
またチケット未購入者でも視聴できるトークショーなどもある。
PC必須だが、VR機器が無くてもヘッドセットさえあれば参加することができる。

わくVに参加した理由と方法

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 今回わくVに敬愛する主・†孤独の悪夢 -ナイトメア-†(メア様)が参加するとの事で、急遽チケットを2枚確保した。(販売開始から2日目以降は購入制限が無くなる)
当初はPC環境やVR機器を持っていないことからヘッドセットで参加する予定だったが、メア様が「絶対VRで参加した方が良い」と強く推してくるので、こちらも急遽レンタルを手配することにした。

色々調べた感じ、レンタル先の候補としては、DMM.comの"いろいろレンタル"とVRレンタル専門店「アストネス」が候補に挙がった。

 DMM.comの"いろいろレンタル"は、ゲーミングノートPCとHTC VIVE Cosmosセットでのレンタル価格が3日で8000円と破格の安さが魅力的だ。
但し、支払いはクレジットのみなので、クレジットカードを持っていない人はレンタルが出来ない。
また、プリペイドタイプのクレジットカードでの決済も不可となっている。
今回は残念ながらわくV開催期間だとちょうど予約で埋まってしまっていた…。

 次にVRレンタル専門店「アストネス」が候補として挙がった。
VR関連で有名な方々がPRに採用されていたりしていたので、存在自体は知っていた。(プロモーションの大切さが良く分かる…)
基本は1週間レンタルからだが、ゲーミングPCとHTC VIVEとセットでレンタルしても2万円以下で収まる。
レンタル可能なVR機器の種類が多く、支払い方法も銀行振込やPayPalに対応するなど使い勝手も良い。
なので、今回はアストネスでゲーミングPCとHTC VIVEのセットをレンタルすることにした。

 VR機器のレンタルは1週間からの貸し出しが基本なところがほとんどで、例えばHTC VIVE単体だけを3日だけレンタルしても1日約5000円、日割り計算で約1万5千円になったりと正直かなり高く感じる。
なので、PCとVRをセットでレンタルするとあっという間に3万を超えるレンタル料になってしまい購入するより安いとはいえ、この価格は手痛い…。
利用する者が少ないのか、大量貸し出しを前提にしているのかは分からないが、上記で挙げた2社と比べるとレンタル料は高く、貸し出しされるVR機器の種類も少ないのが現状だ。

VR機器はOculus Riftでも良かったのだが、メア様曰くHTC VIVEの方が初心者は扱いやすいだろうとの事だったので素直に従った。
こういう時は経験者の言葉に従った方が色々と質問も聴きやすくなる。

レンタルVR機器が届いたら

 上記でも書いたが、今回はアストネスでVR対応ゲーミングノートPC (RTX2060)+HTC VIVEをセットで1週間レンタルした。
レンタル機器が入っていたダンボールは返送する際にも使用するので、極力汚したり捨ててしまわないように注意しよう。(捨ててしまった場合は自前で用意することになる)

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1週間もレンタルしていると案外ケースに入っていた状態を忘れるので、返送する際にどう入っていたのか覚えておくためにも写真を撮影しておくと後で楽になる。

HTC VIVEが届いたら下記リンクからセットアップを進めていく。

今回、自分がレンタルしたゲーミングノートPCには既にOculusやVIVEPORT、Unity、Steamなどがインストール済みで、わくVで使用するアプリもインストール済みだった。
それ以外のアプリを使用したい場合は、事前に問い合わせて確認を取っておこう。
返却する際は、インストールしたゲームアプリなどは削除して返却を行う。

Steamのアカウントを作っておけば、Steamで販売されているVRゲームもプレイすることが出来る。
VR機器が届くまでにアカウントを作ってしまうのが吉だろう。

HTC VIVE本体とベースステーションのセットアップ

 セットアップ動画にもある通り、部屋にベースステーション(小さい四角いやつ)を設置する必要があり、それぞれの相互間距離も5m以内にする必要がある。
ついでに、先に縦横2×1.5mのスペースも確保しておこう。
ベースステーション設置用マウントはセットで入っているが、壁に穴を開けたくないなど必要な場合はスタンドやクリップも忘れずにレンタルしておこう。(自分は忘れていたので仕方なく壁に穴を開けることになった…)

一応座りながらでも使用可能ということだが、今回の"わんおんわん"ではコントローラーでの移動は不可となっており、VRトラッキングで物理的に移動できる範囲内での移動が可能となっている。
つまり、より近くでVtuberと触れ合いたいならそれなりにスペースを確保をしておかないといけない。

また、重要なHTC VIVEの電源の確保しなければならないので、本体とベースステーションの使用に最低でも3つコンセント差込口は確保しておく必要がある。
足りないようなら電源タップも用意しておこう。

ルームセットアップ

 次にVIVEPORTを起動して新規アカウントか、GoogleアカウントまたはSteamアカウントで登録していく。
ゲーミングノートPCに事前にインストールされていたVIVEPORTは、なぜか英語表記だった。
もし分からない場合は下記のアスキーの記事を参考にアカウントの登録を進めて行けば問題ないだろう。

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VIVEPORTでアカウントの作成が終わるとSteamVR でルームセットアップを行う。
"わんおんわん"ではコントローラーでの移動は不可なので、ルームスケールを選択し、セットアップを進めていく。
最低でも縦横2×1.5mのスペースが必要となるが、机やソファなどスペースの端程度であればある程度は誤魔化すことが出来る。(VR空間内を移動する際は注意が必要だ…)

ルームセットアップが終わるとHTC VIVEを装着しての簡単なチュートリアルが始まる。
これで基本的なVRのセットアップ終了。

操作に慣れる

 初めてのVR体験、やはり操作にはある程度慣れておきたいもの。
という事で、手始めにThe Labをプレイした。
無料で手に入れる事ができ、VRの基本的な操作を実際に駆使してゲームを攻略したり、景色を眺めたりすることができる。
難点としてはチュートリアル的なものが薄く、一部のゲームは英語設定にしないとバグの影響で操作出来ないものがある。
とはいえ、日本語字幕に対応しているので無料でありながら十分遊べるゲームになっている。

次にプレイしたのがVRChat(略VRC)、こちらも無料で遊ぶことができる。
好みのアバターに着替えて、多種多様なWorldを行き来でき、アバターも無料のものやBOOTHなどで販売されているアバターや自作アバターを持ち込んでプレイすることも可能だ。
個人的にはゲームというよりは、タイトルの通りVRを利用してのコミュニケーションツールと考えている。

アバターは所謂"VRM"と呼ばれるが、VRMによってはVRChatには未対応なために変換ツールなどを使用する必要があるので注意が必要だ。
また、VRChatはモデルデータを盗まれる可能性もあるので、自作アバターを使用する場合も注意。

メニュー等の説明は全て英語表記なので、wikiを見ながら触っていくのが良いだろう。
適当にWorldをぶらつくだけならInstance(インスタンス)の項目を見るのが良い。
ついでにカメラやスクリーンショットの撮影方法も覚えておこう。

 他には、VRを遊んでいる最中にPCや壊したくないもの、危険なものというのは余程広い部屋でも無い限りはどうしてもあり、壁に激突する者も後が絶えない。
そういったものが近くにある場合は、クッションや枕、タオルなど足で触れて現在の自分の立ち位置を知れるようにしておくと良いだろう。
人によってはVR機器の僅かな隙間から確認もできるが、とっさに判断するのは難しいので何かしらの安全対策を講じておくのがオススメだ。

VR酔い

 人によってはVR酔いなるもの、要は3D酔いになるとは噂には聞いていたが、自分は元々3DSの裸眼3D機能すら全開でゲームをプレイ出来る程度には大丈夫だった事もあり、特にVR酔いにもなっていない。

VR酔い・3D酔いなどの主な原因は「脳と体の同期ズレ」とのこと。
要するに脳が認識した動きと実際の体の動きが異なるために、三半規管による平衡感覚の不一致によってVR酔い・3D酔い・乗り物酔いに陥るという。

対策として簡単なのはやはり、酔い止めを飲む・梅干しなどを食べて三半規管のバランスを整えるが挙げられる。

後は徐々に鍛えたり慣れたりして、酔いを軽減する方法がある。
画面の明度を最適な明るさに設定する、目をつぶって片足立ちや後ろ向きで歩く、疲労・寝不足・飲酒しながらのプレイは避けるなど。

部屋を明るくする、モニターから離れてプレイする、姿勢を良くするなどもあるがVRではそれは厳しい…。
VR酔い・3D酔いをする者は、事前に酔い止めを飲んでおくのが無難だろう。

雑感

 とりあえず触った感じだと、没入感は非常に高い。
単純に遊ぶだけなら複雑な操作も必要なく、身体を動かすことが基本なので、ゲームが苦手という者でも手軽に遊べるかもしれない。

自分はFPSなどもプレイするので特に違和感もなく遊べている。
過去に3DSで評価が別れていた裸眼3D機能も余裕で使えていたので酔うこともなかった。

「Beat Saber」を触った感じでは、コントローラーはあまり大きく動かさなくてもしっかり反応する。
とはいえ、身体を動かしたりPCの排熱もあってエアコンを使用していても中々に暑い。
しかし、普段のゲームとはまた違った趣があり、これはこれで楽しい。

もし身体を大きく動かす癖があるなら騒音対策として防音マットを買っておくと良いだろう。

実際にわくVに参加してみて

 ヤバイ…なにがヤバイって考えたネタとかそういうものは全部吹き飛ぶ…。
これはVRで参加する価値があると思い知られた…その位にメア様との距離が近く、声も間近で聞こえる…。
こんな夢のような空間があるのかと、あまりの麗しさに過去最大レベルでコミュ障を発揮。
よく推しに会ったオタクが「あっあっあっ」となるあれは都市伝説ではなく本当だったのだと身を持って体感した…。
なので、キョドりながらメア様との会話がすることになった…。
そんな状態でもメア様は滅茶苦茶可愛がってくれたので、「これが支配者の器か…」と思い知らされた。

ありがたいことに、事前に考えていたことの殆どはメア様にして頂いたこともあって非常に有意義な時間だった。
当初は軽く雑談ができれば良いかな?位に考えていたのだが、そんなレベルのイベントではなかった。
実際に目の前に居るのを全身で感じられるとんでもないイベントだったのだ…。
そんなイベントなので自分含め、終わった後は緊張が溶けた脱力感で床に座り込む者が多く居たのも印象深い…。

 さて、実際にわくVに参加してみて分かったのだが、このイベントではチケット1枚に対して2分の間だけVtuberと交流が出来る。
この制限時間は参加者側では確認出来ず、Vtuber側でのみ見ることが出来るようだ。
おそらく、没入感を高めるためだろう。
相手との距離はかなり近いため、こちら側が大きく動く必要性はほとんど無かった。

自分はチケットを2枚購入したので4分の時間があり、事前にタイマーを用意したのだが、ネタを披露するとかそんな事も全て頭の中から吹き飛んだので自分では使用していない。(辛うじてスクショせねば!という意識は残っていた)
終了時間が近くなるとVtuber側にお知らせが入るようなので、短い時間ではあるが気にせず交流を愉しもう。

参加者が集まるロビーではお互いにボイスなどの確認が出来るのもありがたかった。
声は聞こえないものの、他の参加者がなにをして貰っているかは見ることが出来るので、それを肴に参加者同士で雑談するのも楽しい。

VR体験となるとハードルは高いが、わくVは多少の無理をしてでもVRで参加する価値がある。
わくVだけでなく、VRゲームやVRChatも非常に魅力的でVRが欲しい!と思えるだけの魅力が多く詰まっている。

次回もわくVにメア様が参加するという事であれば是非とも参加したいものだ。