きつねうた

さわやかダウナー Twitter:@monokuro_ko

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最近の記事

「N号棟」を見てきました。

先日、「N号棟」ってホラー映画を見てきた。人間が怖い系ホラーだった。 「考察型ホラー」として宣伝されているように、直接描写されていなくとも綿密な設定があるなと感じられる。自分の解釈も記しておく。ネタバレしながらというか見てないと理解できないような書き方をしてるので注意ね。 一連の事件は団地住民たちの宗教(のようなもの)であると解釈。死を賛美し、順番に訪れる死を全員で演出する儀式を行う宗教であると。 住民が順番に死んでしまえば教団(あえてこう表現しよう)自体の存続ができな

    • 本のない本棚の本を読むように

      https://youtu.be/PZvNiD7aHow 哀歌を叫ぶサイレンと 神のいぬ間に現世へ おいでませ、地図にない駅で 踊れ終わらぬ夜もすがら 見よ、生の警笛が遊覧船に再就職する様を 聞こえる幽霊の足音はサイドブレーキの晴天直下 天然ガスから漏れ出した三種の神器は鈴と反重力が食む海のきさらぎだと義務教育で叩かれなかったか? 察しの通り、ここに立つのはモノアイ、碧眼の機械奴隷なり 今こそ星空にゴシック体の金鉱脈を走れ 生産性の虜となったカルテを持たぬ実験映画のように

      • 黄金郷へ

        歌詞です。 https://soundcloud.app.goo.gl/8iJuSzHDUu2YHWpR9 「ここに夢はない」 旅に出る前 きみは言った 機械のがらくたと 資本の犬を憎んだのさ 記号になってゆく僕らに別れを告げて さよなら 欲のない人にかける言葉 霧のかかったゲームセンター 幽霊と踊る 異国趣味の鐘の音に 噂爪弾く露天商 ぼろの番傘 日陰で回す 巫女姿の娼婦と 真夜中の街を 訪ね歩いて そこに残るのは未来じゃない 約束したでしょ もう会うことはない 数奇

        • カイコウ

          歌詞です https://soundcloud.app.goo.gl/fYMcocQ3E7G1wjfC9 傾いた花火のあとに響く 青空に溶けたその影と歌 夏の終わりに鳴く猫のように 雨のあとにはなにも残らない 眠れない夜 夏の夜に 思い出してしまうよ あの日 消えていった君のことを 降り出した雨の流す音の葉 時雨の空蝉 抜けた夜空に 影を照らした光が消えて そこにいるのは誰? 時が止まった夏の夜空に 響き出すのは雨の音 あなたを彩る景色の形が定まらぬように 空いたペ

        「N号棟」を見てきました。

          マカロニえんぴつが嫌いだった

          タイトル通りだ。「だった」なので今はそうでもない。 「おいしくる好きならマカロニえんぴつ好きでしょ?」 よく言われる。どちらも爽やかな若手のロックバンドで、ファン層も被っている。俺はおいしくるメロンパンが好きだ。だけどマカロニえんぴつは全く聴いていなかった。 何度も言われるので聞いてみたんだ、俺も折れたよ。感想、全ッ然ハマらなかった。爽やかだった。 おいしくるメロンパンの真の魅力は爽やかなことじゃない、ちょっと浮世離れしたダークな世界観なんだよ。爽やかなだけじゃないの

          マカロニえんぴつが嫌いだった