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書評-これからの会社員の教科書

書評と言うほど大それた事ではないけれど、身につける・アウトプットするために読んだので、感じたことや重要な点をまとめておこうと思います。

簡潔な感想としては「買い」です。

特にTwitterで好まれる価値観(会社員は時代遅れ・嫌な事からは逃げろ・正しいは正義、的な)を優先している方は読んでおいた方がいいと思います。


4つの側面から見るビジネスマン

マイドキュメント (3)

タイトルは「これからの会社員の教科書」となっていますが、組織に属していなくても、ビジネスに関わる全ての人向けに書かれたビジネス本です。

読んでいて自分なりに "4つ" の側面から描かれてる様に感じました。

・感覚
・スキル
・知識
・意識

この "4つ" を身につけることがどんな場面でも通用する優秀なビジネスマンとして必要な事であって、それを身に着けるための経験則からくる「Tips」が、本書の各項において惜しげもなく紹介されている形になっています。

要するに「先輩のマジレス集」なワケです。


感覚を身につける

最も最初に身につける事であり、ビジネスマンとは?という根底にある部分です。いわば、作法・所作みたいな事で、理解していないといつまで経っても学生の延長線上で仕事をしている残念なビジネスマンになりかねません。

例えば「会社を休む」という点においても

・上司に真に報告すべきことは何か
・本当に休んでも構わない状況なのか

という事が述べられています。

学生だったら、学校を休む理由を詳しく話せば同情してもらえるかもしれないし、無理してまで来て、得られるものが少なければ休めばいいです。

ただ、会社での正解はそうでは無いです。

この辺りの感覚をビジネス用にアップデートしていくことで、打ち合わせ・メールでの連絡・上司との相談などの基本的なルーティーンでの所作を磨くことに繋がります。特にゴール(目標)の感覚は特に重要だと感じました。

▸上記記事でゴール(目標)の項目の試し読みもできるのでおすすめです。


スキルを身につける

この側面で気にするべきことは大きく2つだと思われます。

・ビジネスは人と人で作る
・見かけの"時代"と合わなくて得する立ち回りを選ぶ

ビジネスは人が作っているので、たとえ不合理に見えても論理よりも優先されることがあって、権限がある人は誰か、そこにたどり着くためにはどうしたらいいかという事を解くスキルを身につける必要があるという事です。

その為には、一見して時代に合っていない様な「昭和スタイル」を取り入れることが効果的だったり、自分の感情よりも"気を見るに敏"的な立ち回りをする事がリスクヘッジに繋がったりと泥臭く動く事も必要になってきます。

Twitterで発信しても太古の価値観だとされて見向きもされないでしょう。

ただ、実際にはこういった泥臭いスキルが必要で、それが嫌なのであれば、4つ目の「意識」にも繋がる話ですが、キャリアを考えてそのスキルが必要の無いジャンルの生き方を模索していくしかないという事になります。


知識を身につける

いくら感覚やスキルを磨いても「知識」が無ければビジネスマンとして対面した時にあっけなく化けの皮が剥がされてしまいます。

基本的に身につけるべき知識は3つです。

・経済
・法律
・歴史

ビジネスパーソンとして知っておくべき基礎知識からフリーランスでも役立つ法律の知識まで、最低限学んでおいた方がいいワードを書籍も含めて紹介されています。自社の先輩でココまで丁寧に解説してくれる人はいません。

また「英語」については必修で、主に何のために必要かと言うと「情報取集」のためです。海外の知識を取り入れられないという事は想像以上にディスアドバンテージで、英語を読めるという事は必須になってきます。

ただし、ただPCに貼りついて知識を得るだけでなく、自分が体験する事による情報の方がリアルな感覚として伝わりやすい側面もあるので、積極的に動いて得る様な知識の獲得方法も実践するべきであると述べられています。


意識を身につける

大枠を身につけたなら、後は細かな部分にも気をかけて、さらに自分のパフォーマンスを上げたり、キャリアを考えながら動く必要があります。

例えば自分のキャリアを考えずにとりあえずで働いていたら、自分の精神状態が悪くなったり、辞めたいと思った時に適切な行動が取れなくなります。

辞める事が悪では決して無くて、意識・ビジョンを持って仕事に取り組んでおくことで、辞めようと考えた時に取れる選択肢が増えるという事です。

また、普段から細かいことを意識しておくことで、パフォーマンスベースで物事を考えるための癖をつけられます。かなり大事な点だと思いました。

例えば、大手コンサル会社の社員がタクシーを使うのはなぜか?

正解は、タクシー代より価値の高い仕事をしている・求められているから。

普段は疑問を持たない様な部分も「なぜ?」と好奇心を持って調べる事は本書の中で何回も繰り返し推奨しているし、私自身も特に共感した部分です。


読んでみて総合的に思うこと

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本書は著者の田端さんが会社員を一旦卒業ということで書かれた著書でもありますが、ここまで丁寧にマジレスで教えてくれる上司っていません。

時代の潮流的にも減るでしょうし、色々と貴重な意見だと思います。


本書を紹介すると、どうしても絶賛っぽくなってしまって、田端さんのイメージアップに繋がってしまうので、何とか表現を考えたのですが、普通に良い本なので素直にまとめと感じたことを書いておきました。

ココまで推すと怪しいと思いますけど、フラットな立場でおすすめです。

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荒木大地|Daichi Araki

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デザイナー・PhD|MONO JOURNAL(http://mono-journal.com)代表|大学教員からデザイナーになりました! ▸作品:http://foriio.com/daidaicolours