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涼しくなる話・・・?

こんにちは、monoguuです。
わたしの住んでいる地域では、ここ2,3日急に蒸し暑くなってきました。特に夜が寝苦しいのですが、しばらくは扇風機に頑張ってもらおうと思っています。

涼しくなりたいなぁということで、ふと思い出したちょっとこわーい話を少々。


以前勤めていた会社の上司が、いわゆる”見える人"でした。
ワーカホリックで、たびたび明け方まで仕事をしているような方でした。
そんな上司が言っていた。

夜一人で仕事をしていると、あそこらへんにスーツを着た男性が現れる。パソコンの前でキーボードをかたかたしたり。とくにこっちに何か影響はないから、いつもそのまま静かに仕事してるんだ、と。

わたしはその話を聞いてからというもの、上司が指し示した場所を通るとき、いつも少し緊張した。昼間だけど、いるんだろうか、彼はいま、いるんだろうか…といった具合に。

それからしばらくしてからのこと。
その会社には1フロアを倉庫にしている階があった。ほとんど開かない窓が一つあるぐらいで、いつも薄暗く、空気がこもっているような場所だった。
わたしは業務上そのフロアに行かなければならないことが度々あって、一人で行くのが億劫だった。特に夕方以降は、エレベーターを降りて、部屋の電気をつけるまでの数秒すら嫌だった。
ある時、そのフロアに置かれていたハンガーラックに目をやると、3本かかっているハンガーのうち、真ん中の一本だけがゆらゆらと動いていることに気がついた。窓も開けてないし、変だなぁと思ったのだが、その時はあまり気にしなかった。
しかし、その後も日を改めて何度かそのフロアに行くことがあったのだか、全く同じ現象を目撃した。3本かかっているうちの真ん中だけがゆらゆら動いているのだ。
わたしは気味が悪かった。これは、たまたまじゃない…い、いつも動いているんだ!と。
そして、上司の話を思い出し、やっぱりこのビルにはいるんだな。あのスーツの人か、他にも誰かが…という結論に至ったのだった。


あとから聞いた話ですが、会社のビルが建つ場所は、もともとはお墓だったとか。真相は不明ですが、同僚とはそんな話で盛り上がった?震え上がった?思い出があります。

以上、夏が近づくと思い出す、ちょっと涼しくなるお話でした。
ちなみにわたしは暗がり、お化け屋敷、ホラー映画が大嫌いなので、これ以上の”こわい”にはご遠慮いただきたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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