ウケが良ければ良いのだろうか

 ブルートレインの廃止に対して「お前らが乗ってないからだ」というのがツイッターで良く回ってくる。

 こういうのってウケるらしい。あと、自分が関わっていない趣味にこういう風にツッコミ入れると、優越感があるらしい。

 でも実際には「お前ら」が乗っても結局ブルートレインは廃止になっていたよね。

 そもそもブルートレインというのは東京対九州を最速で結ぶために設けられた。山陽新幹線の博多開業で、その本来の役目より、補完する立場になった。
 JRに移管されると、「機関車」の立場も危うくなってくる。貨物を別会社にしたから、電車とは違う資格が必要な機関車も、旅客会社では最小限しか保有しなくなってくる。
 新幹線はさらにスピードアップ、「のぞみ」号が博多まで運行を開始する。

 ビジネス客向けに毎日運行していたので、これを観光客帰省客向けに、盆暮れとかに運行するという訳にもいかなかったんだろう。駅周辺の再開発とかで、土地を捻出したいという場合もあったと思う。

 最後まで残った例を見ると、新幹線開業前からフラッグシップ的な側面もあった「北斗星」や、新幹線で行くのは不便なルートの「あけぼの」、「北陸」と、なかなか無くせなかった列車が残ったんだろうと思う。

 ただ、やっぱり希望は捨てていない。電車寝台が増える可能性も全く無いわけではないだろう。

サポートありがとうございます。 はげみになります。