「いたずらな小人になりたい」という願望

 前に「宇宙小戦争」について、自分の「こじらせ要素」があった話をしたが、その中にある、身体の大きさの違いによるモロモロは、通常のドラえもん短編に関しても色々言えるのではないかと思う。

「いただき小ばん」より。

 しずちゃんのお尻にくっつくのび太。良い所にくっついたなあという感じ。
 この後ドラえもんになで回されるんだが。


「いっすんぼうし」より。
 この話が自分にとっては最初の「小さくなってのいたずら」願望をこじらせた話であった。

 スリップの裾の描写がいい。よく見ると、しずちゃんは靴下を履いていない。
 やはり靴なんかより、這い上がって腰から上とかの方が安定していると思う。その後の、ジャイアンをくすぐったりした描写からすると、いっすんぼうしを被った時は身体能力も向上してるんじゃないかと思うので、のび太でも可能だと思うが。

 いや、足を這い上がるのはいいが、行く手に難関があるか。

 ふきだしにトーンか入っている。
 この位置から見上げれば当然しずちゃんのスカートの中は見えるはずだが、いや、多分見えるからここを選んだんだろうが、描写はない。


「ラジコンシミュレーターでぶっとばせ」より

 驚いて盛大に足を上げて逃げ回るしずちゃん。乱れた下着の裾の描写もちゃんとある。当然見上げれば見えるはずだが。

 これは驚かすだけで、ちゃんと見ていないっぽいなあ。

「改造チョコQ」より

 停まったのは巨大しずちゃんのつま先側の足元。見えるのはずっと足、さらに見上げれば真上にスカートの中の景色が。

 しずちゃんが少し足を開いているのがポイントか? のび太達のいる位置はこの絵よりさらに近付いた所からの視点になるんだよね。視界は全てスカートの中という事に。 
 のび太からするとたかが布と足が見えているだけだろうが、やはりマズいので恐ろしいオチに。

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