「のび太の宇宙小戦争」と、こじらせ要素

 あくまでも「俺がこじらせた話」なので新作映画については触れない。

 そろそろ「ドラえもん」って歳でも無いだろうと思っていた所に、この作品が公開になった訳である。

 原作も映画も、とても面白かった。

 これはジョージ・ルーカスの「俺の宇宙は音がするんだよ」を想起させる言葉。

 相手側の兵器を分解して仕組みを探る敵。「ゼロ戦の弱点は燃料タンクだ」とかいう話みたいだ。

 ハードな展開の中で、「スチュワーデス物語」のセリフを挟んでくる。

 で、各陣営のメカの描き分けが子供にも分かるんだよな。敵は海洋生物、反乱軍は普通のSFメカ、ドラえもん達は戦車。

 旧作映画オープニングは当時は子供も分かるようなハリウッド映画の場面のパロディ。エンディングでは後日談。のび太は「ガリバー旅行記」パロディで、これは「めいわくガリバー」と引っかけてる?

 武田鉄矢の「少年期」もいい。

 そして当然の事ながら……

 危機の迫るヒロインを逆光で映し出す。

 この辺、アニメ版の方だと胸元だけ押さえて立ち上がる。肝腎な所は牛乳風呂の牛乳で白く覆われ見えない。
 両手を身体から離して、どこも隠さない無防備な姿で歩いていく表現。窓を覗いて事態に気付くまで本人には緊張感無し。

 一気にピンチに陥る。

スカートから先に履いてるんだな。

 映画版でもスリップ着用。


 そして、まるで「不思議の国のアリス」を思わせる展開。

 続く場面はまるで「ゴジラ上陸」。

 この辺も諸々こじらせられる。そして攻撃を受けて反撃。

 この戦車は「レイダース」かなんかに出てきたものに似てる。

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