あまりに重い歳月

 先月中頃から気持ちが沈んだり、少し良くなったりを繰り返している。天気のせいもあるし、不安定な仕事のせいもあるし、歳のせいもありそうだ。

 こういう時はいつもは、1日か1日半ぐらいの旅をして、時に、やっぱり自分は無力だなと思いながらも、割合すっきりして次の週から仕事に入っていた。北関東とか、淡路とか、和歌山の方とか。旅行しづらいときは何をしたらいいかわからない。

 好きだったアニメが、40年以上前の作品だと聞くと、その重みが心の中にのし掛かってくる。これが、宇宙戦艦ヤマトとか機動戦士ガンダムみたいに、時折何周年って言われる作品ならば、そうでもないんだけどね。
 自分の周りで、ルパン三世のカリオストロの城が何年前か言ってくる人が全然いなかったから、その重みを大きく感じている。

 高知で小型UFOが捕獲された「介良事件」が48年前だってさ。自分は3歳ぐらいだったかな。事件後の年月を考えると気が遠くなる。

 順応性がある人っていうか、歳いっても若い人に話を合わせられる人っているけど、自分はそういうタイプではない。おっさんだからって若い女性が好きって事はないしね。いや、おっさんになると「若い女性にやたら声をかけるおっさん」の気持ちがわかると思っていたが、それは無いことがわかったな。
 話を合わせられるのはせいぜい7~8年の差がいいとこじゃないかな。

 重い歳月。


 なんかすっきりしたいなと思う。寅さんも、マドンナにフラれたあとで、すっきりはしないんだろうが、旅に出て気分が変わったりしている。

 うーん。やっぱり、自分は究極的には、初恋の人を探しだして、そこではっきりフラれたら、だいぶ楽になるとは思うんだけど。なかなかそれも、かなわないよなあ。

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