知識で優越感を感じさせる番組が嫌い

 正月に「格付けチェック」的な番組が定番になっているらしい。自分には、こういう番組の面白さがよく分からない。差異に関する拘りというのは日本ではバカにされる事が多いというのに、こういうのはOKなのか? ねぇ、SLは電車じゃないとか言うのはダメなのにさ。

 自分が嫌いなのは「格付け」、優劣なのであるが。

 他の番組でもあって、日本人の何割しか知らないという事自体は別に良い。しかしそれを優越感に結びつけるのはいかがかと思う。

 この点で「トリビアの泉」は色々工夫されていたせいもあって(例えば知っていても「へえ」でしかない事など)ちょっと例外だが、自分はもともと「知識がある方が偉い」な番組が嫌いである。

 実を言うとクイズ番組もあまり好きではない。自分は「クイズ番組好きそう」と言われる事が多いが、好きなのはあくまで「海外取材番組」である。「イッテQ」辺りはあまり海外である必要性が自分には感じられないので、「好き」の枠には入らない。

「わくわく動物ランド」は、最後の方はともかく、やっぱり構成が上手くて好きだったので、クイズは関係ない。枠としては「動物番組」だろうし、動物番組自体はそこまで好きではないのだが、これは観ていた。

「なるほどザ・ワールド」は取り上げるネタがイマイチに感じられるようになって、途中から観なくなってしまった。トランプマンとかでクイズのシステムを変えたり、人気声優をナレーションへ起用したりでテコ入れをしたそうだが、ネタに力入れたら良かったのに。

「ぴったしカンカン」は国内でもマイナーな面白い場所が取り上げられる事が多くて観ていた。もちろん、クイズそのものより、久米宏、欽ちゃん二郎さんといった出演者のやり取りに、飽きが来なかったのもあると思う。

「クイズダービー」辺りも、やり取りが好きで観ていたので、司会が徳光さんに変わってからは観なくなってしまった(徳光さん自体は嫌いではない)。クイズはよく探してくるなと思う珍問が多かったが、視聴者は「誰にかけるか」側に感情移入する構成になっていた。

「霊感ヤマカン第六感」とか「ヒントでピント」辺りも出演者のやり取りの面白さだろうし、「連想ゲーム」はクイズとはちょっと違う。

 こう挙げていくと、視聴者参加型はあまり観ていないな。あと、「ステージをクリアして進めていく番組」はあまり好きではないっぽい。「東京フレンドパーク」や「ネプリーグ」はまあいいんだけど、「Qさま」は嫌いだった。

 一番嫌いなのは何かと考えたが、やっぱりチコちゃんが嫌いだな。

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