でもヘビでしょ

　その昔、矢追純一氏が「さんまのまんま」に出演した際、明石家さんまに「今度はつちのこを追いかけてみたらどうですか?」と言われ、「でもヘビでしょ」と答えた事があった。

　さんまは「幻のヘビ」と強調するのだが、ヘビはヘビである。確かにそうだ。せいぜいジャンプ能力がある程度のヘビが1種類新種として登録されても、世の中はそんなに変わらない。

　それまで矢追純一氏が追ってきたのは、「地球外生命の乗り物が地球に来ている」とか「クビナガリュウの生き残りが南太平洋にいる」とかである。

　今さらヘビなんてという気持ちは分かる。

　それを考えると、確かに「宇宙人説」が陳腐化しているという側面があるにせよ、最近の未確認飛行物体だか、未確認空中現象が、なんだか、よく分からないドローン程度のものに成り下がっているのは、如何かと思う。

　あとロマンなんていらないし。いるのは「ガチ情報」だけだし。
　　
　もっとも私も矢追純一氏には、「オリバー君」に関しては「でもサルでしょ」と言いたい訳であるが。