うる星ケニヤとは

 いつもの「ドラえもん」に関する薄い話である。

 歳をとって、昔好きだった作品のアニメ化とかリメイクを観る事がある。驚くような傑作になっている事もあれば、おいおいちょっと待てよという作品になっている事もある。

 個人的にはゴジラなんかすごいと思う。

 映画からは離れるが、「ドラえもん」の大長編(原作)に関しても、これに近い事が言えるように思う。
 リメイクという言葉は適切ではないが、F先生がお好きだったであろう「地底探検」や「失われた世界」の要素を上手く取り入れて、独自のものを構築している。

 これは「パクり」とは言わない。「タイムマシンもの」、「地底世界もの」、「生き残っていた恐竜もの」等、もはや「ジャンル」となっている。
 サメ映画はスピルバーグのパクりではないのと同じだ。

 さて「うる星ケニヤ」である。これは「空ぶりは巻きもどして…」というエピソードに登場する劇中劇である。
 モチーフとなった作品の1つ、「少年ケニヤ」は山川惣治による絵物語であった。

 1950年代前半の作品であり、映画とラジオドラマにもなった。1961年にはテレビドラマと漫画にもなっているという。

 この1950年代前半という時期は、両藤子不二雄先生のデビュー時期であった。高校生ぐらいかな。個人的には「少年ケニヤ」を読んでいた可能性は高いと思う。ジャングルとか冒険とか興味ありそうに思うのだ。

 で、そこから考えると、両藤子不二雄先生も角川映画版の「少年ケニヤ」も観ていたんじゃないかと思う。

 ドラえもん達みたいに発売前のビデオを入手して、一時停止やスロー再生したかまでは、よく分からない。

 そういえば、角川映画版の「少年ケニヤ」、ヒロインのケートがジャンプして、履いてない所が見えるシーンがあるんだとか。

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