DD13とオハ31による鉄道

 いくらNゲージと言っても、小さいレイアウトだとブルートレインはさすがに似合わない。

 昔の鉄道模型趣味(1981年2月号)に田舎の小型レイアウトの作例が掲載され、「これくらいのレイアウトだと20m車は物理的に走っても似合わない、色々考えてつまるところDD13の引くオハ31か貨車の編成となるだろう」と書かれていた。まだNゲージの小型車輛のほとんど無い頃である。

 当時はDD13やその同型が客車を引く例もあったし、津軽鉄道にはオハ31も現役だったから、この設定は不自然ではなかった。

 それ以外の製品ではトミーのCタイプディーゼル機関車(国鉄カラーだったが実はバックマン)、キハ02、KSKタイプCタンクなどが小型車輛。乗工社から江ノ電800、小田急荷電、阪急デロ、キハ40000といった所のボディーキットが発売。
 徐々にグリーンマックスから18m、17m級の電車が発売され、中には東急3000(3700)や国鉄クモハ11などローカル線でも使える車輛が出てきて、江ノ電1000タイプとかキハ04とかもといった感じ。

 東急3000を短縮してDD13の動力に合わせる作例が模型雑誌に載ったりした。後に同じようなネタで荷物合造車にするのもあった。

 そうそう、そのままではあまり使われないけれど、カトーのポケットラインも忘れてはならないし、トミックスの三陸鉄道やLEカーもあった。ベルニナ号の動力も他に使われたりしたからな。

 シバサキ模型の小型ディーゼルカーもあったな。

 それから津川の南部縦貫とかキハ40000とか。

 この辺で育った世代が初期鉄コレやミニカーブレールで大いに盛り上がったものだった。

 自分もやっぱりプロトタイプへのこだわりはそこまで無い上に、精密さもそこまでこだわらないので、集めるならこの辺かなと思う。

 初期のバックマンやアーノルトの短い客車もいい。

 もちろん「ノス鉄」とか、某社から予告されている川崎造船タイプの電車も気になるのだが。

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