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プロのスクリプトドクターが運営する、物語の情報発信ブログ「物語る工房」のnoteアカウント。 ブログの方で公開した記事を随時公開。 物語創作で困った事があったら何でも聞いてね。 ブログ:monogatari.movie(メンバーシップもあるよ) YouTubeもやってるよ。

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誰でも簡単に出来る「物語」の作り方

物語を作るのは難しい? 最初に言っておきます。 物語を作るのは、簡単です。 ただし、最初から出来が良い物語を作るのは、急に難しくなります。 名作を生み出すのは、とても難しいです。 でも、だからと言って難しく考えないでください。 最初から難しい事をしようと、しないで下さい。 考えてみてください。 いきなり名作を生み出そうと言うのは、スポーツで言えばですよ? 始めたばかりで、いきなり世界大会で大活躍を目指すみたいな事です。 かなり難しいですよね? 物語を作るの

    • 【創作論】興味が無い物は、解像度が下がると言う話

      だからこそ、興味を持とうと言う話ゲームに興味が無い人にとって全てが「ファミコン」だったり、漫画やアニメに興味が無い人にとって全てが「マンガ」だったり。 人とは、興味が無い物事に対して、 情報を受け取る 覚える 情報を引き出す 全ての解像度が下がってしまう。 つまりこれは、興味が無い物を創作テーマに選ぶと、不利に働くと言う事である。

      • 試練に立ち向かう時にある暗黙の了解について解説

        目的の為に試練に立ち向かうのだが多くの物語には、一定の流れがある。 その中で、3幕構成の2幕の前半、あるいは起承転結の承の部分、試練に立ち向かうタイミングで、その展開を描く事で、物語は大きく盛り上がる。 なのだが、そこにある「暗黙の了解」とも呼べる、王道の流れ、構造を理解してない人や、無意識に守る事が出来ていない人も少なくない。 今回は、試練に立ち向かうシークエンスを描きやすくなる「暗黙の了解」について解説する。

        • 【創作論】「上手くいかなかった事は、いつ切り捨てるべきか?」と言う話への考察

          どこで見切りを?「継続は力なり」「石の上にも三年」「雨垂れ石を穿つ」「塵も積もれば山となる」等と言い、会社組織では「3年は、我慢してでも続けた方が良い」等と一部で言われたりもします。 一方で、様々な成功談や、対ブラック企業やイジメへの対処法では、価値がありそうな積み重ねがあろうと「ダメと見切りをつける事が大事」と言われます。 投資の世界には「損切り」なんて考え方もあり、「損失を確定させる事で、被害を最小に抑える」効果が期待出来ます。 それまでに費やした労力、資金、時間、

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          【創作論】興味が無い物は、解像度が下がると言う話

          だからこそ、興味を持とうと言う話ゲームに興味が無い人にとって全てが「ファミコン」だったり、漫画やアニメに興味が無い人にとって全てが「マンガ」だったり。 人とは、興味が無い物事に対して、 情報を受け取る 覚える 情報を引き出す 全ての解像度が下がってしまう。 つまりこれは、興味が無い物を創作テーマに選ぶと、不利に働くと言う事である。

          【創作論】興味が無い物は、解像度が下がると言う話

          試練に立ち向かう時にある暗黙の了解について解説

          目的の為に試練に立ち向かうのだが多くの物語には、一定の流れがある。 その中で、3幕構成の2幕の前半、あるいは起承転結の承の部分、試練に立ち向かうタイミングで、その展開を描く事で、物語は大きく盛り上がる。 なのだが、そこにある「暗黙の了解」とも呼べる、王道の流れ、構造を理解してない人や、無意識に守る事が出来ていない人も少なくない。 今回は、試練に立ち向かうシークエンスを描きやすくなる「暗黙の了解」について解説する。

          試練に立ち向かう時にある暗黙の了解について解説

          【創作論】「上手くいかなかった事は、いつ切り捨てるべきか?」と言う話への考察

          どこで見切りを?「継続は力なり」「石の上にも三年」「雨垂れ石を穿つ」「塵も積もれば山となる」等と言い、会社組織では「3年は、我慢してでも続けた方が良い」等と一部で言われたりもします。 一方で、様々な成功談や、対ブラック企業やイジメへの対処法では、価値がありそうな積み重ねがあろうと「ダメと見切りをつける事が大事」と言われます。 投資の世界には「損切り」なんて考え方もあり、「損失を確定させる事で、被害を最小に抑える」効果が期待出来ます。 それまでに費やした労力、資金、時間、

          【創作論】「上手くいかなかった事は、いつ切り捨てるべきか?」と言う話への考察

          コンテンツ創造テクニック「好都合化」の一つ「合法化」について解説しよう

          そうだ、合法化しよう人には、それぞれ好きな物がある。 だが、好きな物の、全てが好きかと言うと、そういう物は稀だろう。 例えば、あなたの好きな人を想像して欲しい。 全てが好きだと言うなら、情熱的に愛している状態で、「恋は盲目」に近い状態だろう。 だが、少し冷静になると、かなり好きな人でも「ここだけは受け付けない」と言う要素の一つや二つや三つ、いや、もっとある筈だ。 無計画、無頓着、デリカシー無し、無職、薄給、車の運転が下手、トイレの使い方が気に食わない、家事をしない、

          コンテンツ創造テクニック「好都合化」の一つ「合法化」について解説しよう

          【話の種】「こわっ」ってなった話【精神病院編】

          知り合いが多重人格になってからの事!今回は、そんな話。

          【話の種】「こわっ」ってなった話【精神病院編】

          【創作論】負の感情を利用した創作について

          負の感情は、とってもパワフル創作の技法を語る上で良くあるパターンは「自分の好きな物を認識しなさい」と言う、ポジティブなアプローチだ。 「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ」的な、前向きなモチベーションの方が健全だろうが、世の中それだけでは無い事も、また事実だ。 なんでも清濁併せ呑む必要は無いが、負の側面を無い事には出来ない。 そこで、今回は巷に溢れる負の感情を利用した創作について少し触れよう。

          【創作論】負の感情を利用した創作について

        記事

          コンテンツ創造テクニック「好都合化」の一つ「合法化」について解説しよう

          そうだ、合法化しよう人には、それぞれ好きな物がある。 だが、好きな物の、全てが好きかと言うと、そういう物は稀だろう。 例えば、あなたの好きな人を想像して欲しい。 全てが好きだと言うなら、情熱的に愛している状態で、「恋は盲目」に近い状態だろう。 だが、少し冷静になると、かなり好きな人でも「ここだけは受け付けない」と言う要素の一つや二つや三つ、いや、もっとある筈だ。 無計画、無頓着、デリカシー無し、無職、薄給、車の運転が下手、トイレの使い方が気に食わない、家事をしない、

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          【話の種】「こわっ」ってなった話【精神病院編】

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          【創作論】負の感情を利用した創作について

          負の感情は、とってもパワフル創作の技法を語る上で良くあるパターンは「自分の好きな物を認識しなさい」と言う、ポジティブなアプローチだ。 「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ」的な、前向きなモチベーションの方が健全だろうが、世の中それだけでは無い事も、また事実だ。 なんでも清濁併せ呑む必要は無いが、負の側面を無い事には出来ない。 そこで、今回は巷に溢れる負の感情を利用した創作について少し触れよう。

          【創作論】負の感情を利用した創作について

          【創作論】魅力的な登場人物は主人公以外にした方が良い、的な話

          主人公と非主人公の差一般的なエンタメ作品では、主人公は一定量以上好かれている事が良いとされる。 好かれない事には、共感したり、憧れたり、応援して貰えない危険性が高まる為だ。 では、思いつく限り最高に魅力的なキャラクターを想像し、創造して、主人公に据えてしまえば良いと言う発想に至る人もいるだろう。 それは、一旦待って欲しい。 あくまでも、主人公が好かれている事が、共感されたり、憧れられたり、応援して貰えたりする基準最低ラインにあれば、そりゃあ魅力的である方が良いが、別に

          【創作論】魅力的な登場人物は主人公以外にした方が良い、的な話

          【創作論】自然に思える良い設定の考え方について

          リアリティアップの手法物語を作る際、創作者は時に「設定」に頭を悩ませる。 設定とは、構成する要素や、要素の在り方を定める事。 自作であれば設定は自由に決められるかに思えるが、自由に決めた設定がボコスカと叩かれる事も少なくない。 自由に決めて良いが、良し悪しがあり、実際は条件付きの自由と言う事だ。 今回は、そんな条件の一つ「自然さ」を獲得する為の、設定の考え方について。

          【創作論】自然に思える良い設定の考え方について

          【創作論】具体的な教えに「絶対」は、ほぼ無いと言う話

          でも傾向はある。SNSで良く見る創作論で「創作者は楽しく作れないと駄目」派と「楽しく無くても作って良い」派とか、両極端な意見が両方存在する事に疑問を感じた事は無いだろうか? これらに限らず、大抵の創作論は、どちらも正しく、どちらも足りていないと言える物ばかりだ。 このブログ内にある700記事を越える創作論の殆どが「曖昧」とか「補足」を混ぜて、出来るだけ正確な表現に寄せつつも、煮え切らない、歯痒い、ハッキリしない伝え方をしているのは、私の基本スタンスが、出来るだけは正確に寄

          【創作論】具体的な教えに「絶対」は、ほぼ無いと言う話

          仲間とは、問題の共有者と言う話

          問題を共有すれば仲間、共有できないと?問題を共有すると仲間になる 問題を引き起こすと敵になる 問題が共有されないで提示されると興味の対象になる 会話でも、物語でも同じ事と言う話の解説。

          仲間とは、問題の共有者と言う話

          【創作論】作り始める事さえ出来ない時の対処法

          全然創作出来てない創作者は、かなり多い作らない創作者、表現しない表現者。 冗談でも笑い事でも無く、そう言う人は世の中非常に多く、そうなってしまったり、いつも間にかなっていた人も大勢いる。 そもそも、創作者としてのオリジナル作品完成第一号、要は処女作を完成まで持って行ける人が、実は圧倒的少数派だ。 例えば、小説投稿サイトに登録している人は、小説家になろうに登録している人が小説を書きたい人と乱暴に見たとして260万人いて、作品は110万作品なので、半分以下と乱暴に言えるかも

          【創作論】作り始める事さえ出来ない時の対処法

          【創作論】新しい事はシンプルに、使い古された事はエレガントに、と言う話

          新しさは複雑さを嫌い、古さは単純さを嫌う新しく何かをする時、始める時、それは常にシンプルさを求められる。

          【創作論】新しい事はシンプルに、使い古された事はエレガントに、と言う話

          【創作論】「誰の渇き」を癒すかと言う視点

          渇きを満たす事が求められる創作活動とは、誰かの渇きを癒す側面がある。 創作物を見た他人が「渇きが癒えそう」と感じるからこそ、それは求められる。

          【創作論】「誰の渇き」を癒すかと言う視点

          マナーとの向き合い方への考察

          マナーは、どこまで守るべき?マナー講師なる職業が生まれたり、一部から親の仇の様に嫌われたり。 人が文化的な生活を始め、社会で他人を気遣う事で環境が生きやすくなったり、大勢の不快指数が下がる様に取り決めた「出来れば守った方が良い」程度のルール。 マナー。 出来れば守った方が良いルールではあるが、場所によっては必須だったり、知らないと恥をかく事もあり、TPO次第では厄介な取り決めた。 そんなマナーと、どう向き合えば良いのか? と言う話

          マナーとの向き合い方への考察

          【創作論】優先順位を誤ると失敗率が高まると言う話

          優先順位って、かなり大事世の中、優先順位を決めた方が良い事だらけだ。 この優先順位だが、特定の前提を満たさないとならない事物では、優先順位を決めた時点で同時に何かを切り捨てる事となる。 つまり、優先したい事物と、満たしたい前提が一致していない場合、どちらかを選ぶ必要が出てくる。 これを両立させるには、優先順位の性質を理解して矛盾解消していかなければならない。

          【創作論】優先順位を誤ると失敗率が高まると言う話