見出し画像

出版であなたの会社を本気で伸ばしたい

これは「物語と漫画と」にとって最初の投稿です。

せっかくなので「物語と漫画と」という会社で僕が何をしたいのかを書くことにします。1回の記事ですべてを語ることは難しいので、ほんの一部になってしまいます。

独立前、ベネッセとリクルートでの13年間、そして起業してから最初の会社を潰してしまうまでの12年間、25年間(四半世紀だ!)も出版の世界でお世話になってきました。

この25年間で僕は忘れられない2つの貴重な経験をしました。

1つは「たまひよ」。お子さんのいらっしゃる方にはピンとくるブランドです。雑誌「たまごクラブ」「ひよこクラブ」の略称です。

1993年のこの雑誌の創刊=僕の出版人としてのスタートです。雑誌の企画、編集、進行管理、さらには印刷や用紙発注などすべてが初体験でした。(このときの経験のすべてが僕の出版人としての基礎になったことは言うまでもありません!)

この「たまひよ」創刊は大成功を収め、当時、流行語大賞にもノミネートされました。僕が出版の力をまざまざと感じた、1つめの事件です。

そしてもう1つの事件。ある1冊の本で関わった会社がその本を活かして売上を3年間で5倍にしたのです! 売上30億円の会社の誕生でした。

売上30億円は創刊当時のたまひよ事業並み。「たまひよ」は2誌で1か月の原価が約1500万円でしたから、かなり大きなプロジェクトです(たまひよは当時、雑誌では珍しくTVCMも流していたのでもっとお金がかかっていました)。一方、30億円の会社の出した本の原価はたった250万円でした。売上に対する投資があまりに違いますが(^_^;)

この2つの事件は僕に雑誌や本の影響力、特に企業成長に与える影響のすごさを教えてくれました。大きな体験であり財産です。しかし、雑誌の成功の話はよく聞いても、本で会社を伸ばした話は聞きません。企業経営者が出している本を眺めると「出したいから出している」ように見える本が多く、少し残念な気持ちになります。でも、まさか本を使って売上を伸ばせるかもと思っていなければやむを得ないかもしれません。

上で書いたような会社が登場しない理由は2つ。

1つは経営者自身が事業成長に本が有効に使えると気づいていないこと。

もう1つは本を有効活用するプロがいないこと。


初めての投稿が長くなったのでこの辺りで今日の結論を。

「物語と漫画と」が目指す役割は「本を使って事業を伸ばすお手伝いのプロ」になること。これが社名の「物語と」に込められた願いです。

日を改めて「漫画と」の意味も書きますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?