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No.3-株式会社現代工業

クリエイターさんと創造したい新しい製品

曲げ加工を生かした人の役に立つプロダクト

どんな会社ですか?

当社は1990年の創業以来、金属板の加工を専門としてきました。主に建築金物の製造を中心に、高級ブランド店舗の外装や百貨店内装、陳列・装飾棚など精度の高い加工にも対応しています。建築金物の場合にはお急ぎの方も多いので、大量注文でないかぎりは即納で対応しています。生産管理システムを使用して、見積りから加工まで1点からでも受け付けています。ステンレス、鉄、アルミ、真鍮など金属板の加工であれば、切り出しから曲げ加工まで、小さいものから長いものまで、たいていどんなご相談でも受け付けています。

最新設備も積極的に導入して、お客様の要望に迅速にお応えできるように体制を整えています。常時50社ほどのお客さまと取引させていただいていますが、お困りの方の役に立ちたいので、飛び込みで緊急のご相談にもできるだけ即納で対応していますし、うちでできないことがあれば周辺の会社さんへお繋ぎすることもしています。従業員は20代から70代までユニークな個性と確かな技術を持った20名の従業員が揃っています。それぞれが得意分野を伸ばしており、若手もどんどん育ってきています。
これからも、ともに成長していける技術集団であり続けられるようにコミュニケーションを大事にしながら、人の役に立つものづくりをしていきたいと思っています。

技術について

当社では、受注→プログラム→シャーリング→ブランク加工(NCT・レーザー)→曲げまでの加工を一点注文から即納対応しています。主な加工技術は、金属板を任意の寸法に高精度で切り出す「シャーリング加工」、タレットパンチプレスを使って複雑な穴や形状を高速で加工する「タレパン加工」、レーザーを用いた切断技術で複雑な形状や高精度な加工をする「レーザー加工」、そして、当社が最も力を入れ、得意とするのは「曲げ加工」です。ベンダー、ベンディングロール、プレスブレーキなどを駆使してL字、V字、R字など、多彩な曲げ加工に対応しています。

今年の3月には、Rの曲げをどこまで極められるか挑戦した「三重Rのクロージング曲げ」で、優秀板金製品技能フェアの単体品部門グランプリを受賞しました。さらに近々シカル加工機を導入する予定です。V溝をつくり、角の立った曲げ加工ができるので意匠性が高く、光が当たると面が輝くような高級感が出てくるのが特徴の曲げです。他でもやるところが少なく、業者さんも減ってきている加工ですので、当社で長く守り継ぎたいと思って購入を決めました。今後とも曲げ加工なら現代工業といわれるように技術を磨き、挑戦し続けたいです。

三重Rのクロージング曲げ

ここがスゴイ!

・高精度で多様な曲げ加工
ステンレス、鉄、真鍮、アルミ、銅などどんな金属でもご注文通りの曲げ加工に対応します。
 
・多彩で最新の加工ができる
シャーリング、タレパン、レーザー、曲げ加工の最新機器を導入し、切断から曲げまで、小物から長尺物まで、建築金物の加工ならほとんど全てに対応できます。
 
・小ロット、短納期対応
1点から即納のご注文に対応できます。大きな物では1300mm角のパネルを60枚組み合わせたファサードのご依頼があり、2週間で納品したこともありました。

現代工業の技術を使ったモノの数々

 苦手なこと

・自社製品の開発

作っている主なプロダクト

・建築金物 建築現場で使用されるさまざまな金属部品など
・装飾品 高級ブランド店舗の装飾品や百貨店内装、建物の外装に使われるパネルなど
・オーダーメイド製品 特注の金属製品全般

工場の様子


FAXで受けた注文をCADに入力します。
金属板から必要なサイズの板を切り出します(シャーリング加工)。
レーザ光線で、細かい部品の切断や穴あけの加工を行います。(レーザ加工)

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セットプレス加工:金型にセットして丸穴・角穴を開けます。 
職人の技術で高精度な曲げ加工ができます。

動画Ver

技術がわかる動画

今回のプロジェクトでやりたいこと

私たちは、これまで30年にわたり培ってきた金属加工の技術を駆使して、このプロジェクトを通じて、人の役に立ちながら、新しいビジネスチャンスも創出し、社員一人ひとりが誇りを持って働ける環境を整えられるようなものづくりができたらと考えています。

これまではお客様の要望に応える形で活動してきました。自社の強みである金属板の切断から曲げまでの加工技術とスピードを生かして、挑戦し続けています。ですが、自社の技術力を外に伝える手段が不足しているのが現状です。今後は受注型から自発的な営業型への転換を図れるものづくりができたらと考えています。具体的には、街中で人々が触れても安全なR面を活用して街のモニュメントやシンボルになるようなものを作ってみたいですね。小さなものでは、ワークショップ用に制作したステンレスモデルのキットのように、式典や公式戦などのお土産になるようなもの。社員からは、加工過程で発生するスクラップの有効活用ができたら、という意見もありました。また、私は日本と韓国のハーフでもあるので、日本だけでなく韓国、海外へと地域にも製品を展開していけたらと思っています。

ワークショップ用に制作したステンレスモデル

仕事をしていて一番嬉しいのは、やはりお客様に喜んでいただき、従業員も感謝の言葉を受け取って誇りに思ってくれることです。「現代工業で働いています」と胸を張って言えるように、社員が「うちの会社にはこんなことができるんだ」と興味を持って取り組める製品を作りたいと考えています。社員が楽しく取り組めるようなプロジェクトができたら嬉しいです。私たちと一緒にそんなプロダクトを考えてくださる方を、お待ちしております。

左:専務取締役 李 洋希(イ ヤンヒ)さん 右:代表取締役 大橋 玲子さん

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