大会で緊張しない方法はあるの？

大会で緊張しない方法はあるの？

カラオケ大会で緊張してしまい、いつもの実力が十分に発揮できなかった、っていう人は少なくないと思います。

【緊張したらミスしやすいのはなぜ？】

緊張するとミスが発声しやすいのは、
「失敗したらどうしよう」「うまく歌えないかもしれない」という気持ちが体全体の筋肉をこわばらせてしまい、その結果として声帯まわりの筋肉（輪状甲状筋と言いますが名前は覚えなくてもＯＫ）がかたくなってしまって、自在に動かせないから適正な音高や思っていた音色が出せなくなってしまうという現象が起きているのです。

では
【緊張しないためにはどうしたらいいのでしょうか？】

カラオケ以外でたとえてみましょう。ピアノの発表会ですごくすごく緊張する！っていう子がいたときに、みんなの前でショパンの難曲を弾く！となるとどうでしょうか？
ミスタッチしないかな、したらどうしよう、と焦れば焦るほどミスを誘発します。しかし発表会で弾くのが「かえるの歌」だったら？どれだけ緊張してもあまり失敗するイメージが湧かないですよね？

これはご自身にとって「簡単すぎること」だからです。自分の実力の２割しか出せなくても「かえるの歌」ならミスなく弾ける。この自信があれば緊張もしないし、仮に緊張していてもミスはしないはず。しかしカエルの歌がやっと弾けるようになった初心者のお子さんならこれもミスするかもしれません。
自分の実力で出来ることよりも簡単な事をすれば緊張せずミスせずに取り組めます。

つまり、普段の実力を上げておいて、いつもの8割くらいの出来でも入賞できるくらいまでになっておけば、緊張もしないし当日の出来が悪くても問題ないわけです。
１２０点の歌が練習で歌えるなら本番で８割の実力を出して９６点の歌唱になりますからね。

「練習は大会本番のように歌え、大会本番は練習のように歌え」
いつも本番のように真剣に歌うこと、
そして大会本番はいつも通りにしたらいいのです。
いつも以上の歌唱なんてできないです。いつも通りを目指しましょう。

かくいう私は子供の頃のエレクトーンの発表会で緊張しすぎて
登場時に足がもつれてよく転んでいました。
簡単な曲をミスタッチする以前の問題ですね笑