まなざし

「あぁ、やさしいな」って思うとき、そこにあるのは、行為でもなければ、言葉でもなくて、まなざしだ。

その人が自分に向けてくれたまなざしがあたたかくて、目の奥にやさしさを感じたとき、いつも泣いてしまいそうになる。

そんなまなざしを人に向けられるようになるまで、あなたはどれだけかなしい日々を乗り越えたのだろう。

いつになったら、自分はそんなまなざしを持てるようになるのだろう。

暗いからこそ明るい人に、きょうも惹かれる。

ふと、仕込み中の焼き鳥屋さんの店員さんと目があって。

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