mono

物語工房というブランドで作品を発表しています。

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物語工房というブランドで作品を発表しています。

最近の記事

ルックバックを観てきました。

一昨日、友人とルックバックを観てきました。 彼女は原作の漫画のファンで、私は前情報を何も持たず。 その感想、思ったことを残しておこうと思います。 何から書けばと迷いますが、なんと言ってもこの作品がアニメーション映画という形で描かれたことの、その必要性を強く感じるものでした。息を呑むような美しさ、それは直向きに生きる人間の美しさでした。 人の感情は決して言葉だけに表れるのではありません。前編を通じて非言語の表現に強く胸を打たれました。熱や喜び、葛藤、不安や怒り、絶望、希望そう

    • 夜なので

      こんばんは。monoです。 少しやってみたい企画があるのでnoteにしてみます。 もしご興味のある方がいましたらよろしくお願いします。 企画「ある誰か」の想いの形 匿名の「ある誰か」の想いや願いを作品にしたら、どんな素敵なものができるでしょう。そう思ってこちらのフォームを作りました。 よろしければあなたの願いや想い、大切なものについて、教えてください。 送っていただいた言葉は作品に添えることがあるかもしれません。 フォーム→ https://docs.google.c

      • マシュマロラジオ vol.3

        マシュマロにいただいたメッセージの中で印象的だった言葉、好きだと言ってもらった作品から勝手にラジオネームを考えてお返事します。 マシュマロ:https://marshmallow-qa.com/gxkdt1o0dcuyjkr?t=CyIZB3&utm_medium=url_text&utm_source=promotion 「アンノウン」さん 感動したと言っていただけて、とても嬉しいです。人の心に触れられる作品を作っていたのだと嬉しくなります。いつか、お手元でご覧いただ

        • マシュマロラジオ vol.2

          マシュマロにいただいたメッセージの中で印象的だった言葉、好きだと言ってもらった作品から勝手にラジオネームを考えてお返事します。 マシュマロ:https://marshmallow-qa.com/gxkdt1o0dcuyjkr?t=CyIZB3&utm_medium=url_text&utm_source=promotion 「ひと息の銀木犀にファンファーレ」さん 愛のこもったメッセージ、とてもとても嬉しかったです。 投稿で癒されると言ってもらえて、はっとしました。そんな

        ルックバックを観てきました。

          マシュマロラジオ vol.1

          先日、クリエイターさんにお勧めされてマシュマロをはじめました。 たくさんメッセージをいただいて、感激しました。 印象的だった言葉、好きだと言ってもらった作品から勝手にラジオネームを考えてお返事します。 マシュマロ:https://marshmallow-qa.com/gxkdt1o0dcuyjkr?t=CyIZB3&utm_medium=url_text&utm_source=promotion 「ファンファーレ大好き」さん いただいた3行がまさにファンファーレのような

          マシュマロラジオ vol.1

          大切にしている色々

          「創作において一番大切にしていること」というタグに参加しました。 投稿までに、一番はなんだろうと考えているうちに色んなことが浮かびました。今日はせっかくなので、それらについて書いてみようと思います。 投稿では、『自分の想いを形にすること』をあげました。 これは私が生み出す全ての作品に共通することです。作品とは想いの結晶であると、私はそう思っています。作品それぞれに込めた想いがあり、それは語られずとも見た人に届くことがあります。そういった瞬間にとても嬉しくなるのです。 制作

          大切にしている色々

          個展1日目

          やさしい雨の中、幕を開けた「夜を行く黄金鳥」。 足元の悪い中、予想よりもずっと多くの人が足を運んでくださいました。前日に選んだプレイリストと雨音が相まって、本当に穏やかな時間でした。 12:00ちょうど、ずっと会いたかったお客様がお花を持って来てくださって、胸がいっぱいになりました。ゆったりと見ていただいて、お話をして。会場に人がいるのを見て、感慨に浸ってしまいました。 その後も、13:00以降はほとんど途切れることなくたくさんの方が来てくださいました。 8月、9月のイ

          個展1日目

          詩作1

          物語工房を支えるひとつである詩。 今回は「詩作」「眠れぬ夜は」「創作」の三編をご紹介します。 詩作 文を書くのは上手くない 身体でなく 心に届く 言葉がいい 詩を書く 中身のない 言葉遊びのような 詩を書く 何にも縛られない 思うままの言葉で 文を書くのは上手くない 詩なら少し上手い と思える だからいい 眠れぬ夜は 寝よう、寝ようとはせず そっと布団を抜け出して あたたかいお茶と お菓子でも食べましょう あたたかい灯りをともして 何か思うことを綴りましょ

          詩作1

          磨り硝子をぬけて。

          辛い夜を歩く人に、「夜にしかない美しさがある」というのは決して優しくはありません。それはただ押し付けなのです。 優しさとは一体なんでしょう。 長く明けない夜もある中、「夜は必ず明ける」そういうのも無責任に思えます。私が知りたいのはいつだって、明けるかわからない夜の歩き方であり、その中での生き方なのですから。 私は私の夜を行くことしかできず、苦しむその人の夜に飛び込むことはできません。だからこそ、私は私の夜の物語をただ綴ろうと思います。 こんな景色があった、こんなことを思っ

          磨り硝子をぬけて。

          あたたかな夜のこと

          物語工房の夜は暖色が多いのですが、みなさまお気づきでしょうか。 夜語りなんかはとてもわかりやすいですね。 実はこれにも理由があります。 私は作品の中で「人の灯すあかり」を強く意識しています。 現代を生きる私たちにとって灯りとは切っても切り離せないものです。灯りひとつない夜、というのは自然の最中に身を置かなければ体験し得ないもので、街は灯りに満ちています。 こんなにも灯りのあふれた世界で、それでも私たちは寂しさをおぼえます。 1人の部屋に帰る道すがら、あたたかな夕食の匂いに

          あたたかな夜のこと

          mono語り

          ふと思いつきではじめてみました。 ここは、思考の整理をする場にしようと思います。 そして、新年を前に自分の創作の哲学や物語工房誕生のお話など色々振り返ってみようかと思います。 もう年が明けるとは信じがたいですね。 今年一年はまさに転機の年でした。まさか自分がブランドを作って作品を作って生きているとは。 「創作で生きる」 小さな頃から想い続けたことが叶ったのです。 創作人生の中で、私はいつも「優しい作品」を作ろうとしてきました。私という人間はまだまだ優しくあれない瞬間があ

          mono語り