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【音楽のススメ】 #1 古川本舗

今回は大好きな音楽紹介をしていきたいと思います。

今まではTwitterで気軽に好きなアーティストとかハマっている曲をツイートしていたのですが、これからはこのnoteでもう少しじっくりと自分の好きなものについて紹介していきたいと思っています。



そして、第1回目に紹介するアーティストは古川本舗です。

僕自身、音楽が大好きで毎日のように何曲も聴いています。どちらかというと色んなアーティストを広く聴くよりは、特定のアーティストを何度も聴いています。僕自身がこの世で一番好きなアーティストはBUMP OF CHICKENで他にもRADWIMPSとか米津玄師とかが大好きなのですが、1番オススメしたいアーティストは?と聞かれたら、真っ先に古川本舗さんを挙げます。

今回はオススメしたい曲と個人的に好きな曲をそれぞれ3つずつ紹介していたいと思います。



1. 古川本舗について

1. 出会い
僕自身が古川本舗さんに出会ったのは高校1,2年生の頃でした。きっかけは今や日本で最も人気のアーティストの1人である米津玄師のツイキャスでした。当時の米津さんは、不定期にツイキャスで弾き語りをしていたのですが、その時によく古川本舗さんの曲を歌っていたのです。当時の僕は米津さん大好き人間だったので、ほとんど米津さんの歌声にしか耳がいっていなかったのですが、その曲を何度か聞いているうちに歌詞とメロディに惹かれるようになりました。その曲とは『スーパー・ノヴァ』という曲です。この曲をきっかけに僕自身、古川本舗さんの曲を聴くようになりました。


2.来歴
細かい人物紹介などは書きませんが、軽く来歴を紹介したいと思います。
古川本舗はフルカワリョウさんという方が作ったセルフプロジェクトのようなもので、主にフルカワさんが作詞作曲したものをゲストボーカルが歌うという形で曲が作られています (もちろん本人が歌っているものもあります)。古川本舗ができる前は、フルカワさんはVOCALOIDを用いてニコニコ動画に作品をアップしていました。その時に作られた曲にも数々の名曲があります。フルカワさんは作詞作曲だけでなく、アートディレクションやMV監督など、非常にマルチに活動をしていました。しかし、残念ながら古川本舗は2015年に活動終了しています。この活動終了に際して、米津さんは以下のようなツイートを残しています。

昨日は古川本舗のラストライブに行ってきた。彼がいなければ今の自分がいないことは自明の事実であり、尊敬する音楽家のひとりとして今までもこれからも僕の中で機能していくと思う。お別れ感はそんななかったし、新しい曲作ってるみたいだったから、引き続きどっかでまたすごいやつを聴かせてほしい。


3.音楽性
古川本舗さんの曲は"美しい"の一言に尽きます。これは僕の語彙力が欠如しているということもあるんですが、もうとにかく"美しい"です。古川本舗さんに出会う前は、曲中の歌詞、言葉に感動したり、メロディがかっこいいとかギターがたまらないとかそういうことを音楽で感じることは多々あったのですが、音楽から美しさを感じることはあまりありませんでした。しかし、古川本舗さんの曲に出会った時、その多くの曲から音楽の美しさや綺麗さを感じることができました。僕は音楽に関してはド素人なので、あまり専門的なことはわかりませんが、特別に難しく作られているわけでもないと思うし、前向きな方向に元気づけてくれるというわけでもないんです。ただ、言葉の表現、音の使い方、曲の構成などを見てみると、そこには美しいと言える要素がたくさんあって、聴いていると心が浄化されます。明るい曲にも暗い曲にもそれぞれの美しさが詰まっていて、まさに秋冬の夜に聴きたくなるような曲ばかりです (表現が分かりにくくてすいません...)。また、出会う前の僕は「音楽はギターとベースとドラムがあれば、それ以外は何もいらん!!」という謎のポリシーみたいなものを持っていたのですが、古川本舗さんと出会ってからは、様々なサウンドで構成される曲を聴いて、「あぁ音楽ってもっと自由でいいんだな」って思うようになりました。そういう意味でも古川さんの存在は自分自身の音楽ライフにおいて、とても大きなものとなっています。一度はライブに行ってみたかったものです。

そろそろ自分の語彙力にうんざりしてきたので、曲紹介に移ります。





2. 古川本舗のオススメ曲 TOP3

第1位 HOME (アルバム『SOUP』に収録, Apple Music)

この曲は僕が『スーパー・ノヴァ』を知った後、古川本舗さんの他の曲も聴こうってなった時に最初に聴いた曲です。いわば、『スーパー・ノヴァ』は出会うきっかけとなった曲、この『HOME』はハマるきっかけになった曲と言えます。
この曲の好きなところは勿論メロディの美しさもそうなんですけど、歌詞がとても好きです。"蛍 飛んだ 朝を置いて消えた"という表現は響きがとても綺麗で、尚且つ"朝を置く"という詩的な擬人法が用いられており本当に素敵です。MVバージョンとアルバムバージョンで微妙に違っていて、僕自身はアルバム収録バージョンの方が好きなのですが、MVの映像を見ると、また少し違った世界観を感じることができます。


第2位 スカート (アルバム『SOUP』に収録, Apple Music)

この曲も『HOME』と同様、僕自身が古川本舗さんにハマるきっかけとなった曲の1つです。この曲はMVがとても面白いというか、意味深というか、、。MV製作段階である人に「これはもう完全に不倫の曲じゃん」と言われたらしいですが、本人は特に恋愛をテーマにして作ったつもりはなかったそうです。この曲に関しても言葉遣いがとても綺麗。例えば、"ディストーション ノイズプレイ 形容詞の歌"というフレーズがあるのですが、ただ名詞を並べているだけなのにとても心地よく感じるというか、そもそも"形容詞の歌"ってなかなかない表現だなと思います。ここ以外にも名詞を羅列している箇所があるのですが、リズムといい声といい、とても美しく、そして儚く表現されています。


第3位 グレゴリオ feat. ちびた (アルバム『ガールフレンド・フロム・キョウト』に収録, Apple Music)

この曲はもうとにかく優しい。歌詞もサウンドも映像も全てにおいて寄り添ってくれるような曲です。おそらくファンの間でも割と人気が高い曲なんじゃないかなと思います。歌詞に"恋"という言葉が何回か出てくるので恋愛の歌なのかもしれませんが、個人的には恋愛に限らない人間関係を感じます。"僕らは毎日話をしたんだ 声も名前も思い出せないけど 雲が流れたとか 花が咲いたとか それだけで良かったんだ"というフレーズが特に大好きで、そういうある種当たり前の美しさに触れること、そしてそれを好きな人と共有できることがどれだけ幸せなことかということを気づかされました。自分自身の人間関係においてもかなり影響を与えている曲です。



以上がオススメ曲TOP3です。今回挙げた曲は全てYouTubeで聴くことができるので、是非興味を持っていただいた方は聴いてみてください。

そして、ここからは個人的に好きな曲TOP3を紹介します。オススメとして挙げた曲も勿論、他にもたくさん好きな曲はあるし、極端な話、日によって変わります。しかし、自分の中で特に思い入れがあるというか、影響を受けている曲を中心に今回は悩みに悩んで3つに絞ったので、こちらの曲も良かったら聴いてみてください。こちらもYouTubeのリンクを貼っておきます。




3. 個人的に好きな曲TOP3

第1位 春の feat. 大坪加奈(from Spangle call Lilli line)  (アルバム『ガールフレンド・フロム・キョウト』に収録, Apple Music)

先ほどから何度も何度も"美しい"という表現を使っていますが、僕が思うに、この曲は古川本舗さんの曲で最も美しさが溢れている曲です。とはいえ、この曲を聴くようになったのは割と最近の話で、古川本舗さんを好きになった当初はシャッフル再生で流れてきたらスキップする曲でした。なぜこの曲を好きになったのかは明確に覚えていませんが、一言で言うとサウンドです。歌詞も勿論良いのですが、この曲はもうイントロの最初の音からやられてしまいます...。スローテンポで曲も割と単調に進んでいくので、聴く人が聴けば退屈に感じるかもしれませんが、何もかもに疲れた時、人間関係が嫌になった時などに、夜この曲を聴くと堪らないと思います。『春の』というタイトルのくせして、いつ聴いても本当に心に来ます。
余談ですが、この曲を同じように美しいなって思える人とは仲良くできる気がします(笑)。


第2位 family feat. YeYe  (アルバム『ガールフレンド・フロム・キョウト』に収録, Apple Music)

第1位に挙げた『春の』は割と暗めの雰囲気ですが、この曲は明るい曲です。ただ、単に明るいだけじゃなくて、どことなく儚さも感じられるんです。特にサビの部分。イントロからサビにかけて綺麗で明るいメロディが続くのですが、サビで少し儚さが出る。その構成がとても大好きです。あと、これも個人的な意見ですけど、日本人なら誰もが知っているような夏の名曲、久石譲さんの『Summer』と同じような雰囲気を感じます。昔子どもの頃に見た何気ない情景が浮かび上がって、どこか懐かしさを感じさせてくれるような曲。特に夏を歌ったような曲ではないと思うのですが、今の時期にピッタリな曲だと思います。
これも完全に余談ですが、アルバイトに行く時、自転車である橋を渡るのですが、その橋を渡っている時にこの曲がイヤホンから流れると、大きな幸せを感じます。


第3位 ムーンサイドへようこそ feat. ちびた (アルバム『Alice in wonderword』に収録) ※Apple Musicでは聴けません

この曲の好きなところは声です。歌っているのは「ちびた」さんという方で、元々は歌い手として動画サイトに投稿していたようです。古川本舗さんの曲も彼女によって歌われているものがいくつかあり、彼女自身も古川本舗さんのことを尊敬してやまないと公言しています。僕自身が声フェチということもあり、音楽を聴くときはどんなに歌詞、メロディが良くても声が好みじゃないと聴かなくなってしまうのですが、ちびたさんの声はもうめちゃくちゃ好きです。この曲に関しては、その歌い方にも注目です。美しいって一言で言っても、その中に色々なベクトルがあると思うのですが、この曲が持つ美しさは"儚い"というベクトルが大きいです。それを感じられるところは、勿論サウンドや歌詞含めてなのですが、一番は歌声だと思うんです。一番最後の"さぁ夜は明けた 帰れない星へ 丸い窓に映る"の部分。消えてしまいそうな歌声が儚さを最大限に表現していて、聴き終えたあと暫く余韻に浸りたくなります。この曲もどちらかというと昼間よりは夜更に聴きたくなります。



4. 最後に

今回は【音楽のススメ】第1弾として古川本舗さんを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
語彙力のなさが露呈してしまい、古川本舗さんの魅力をあまり上手く伝えられた気がしませんが、とにかく色んな人に聴いてもらいたいです。

もし、これらの曲を聴いてみたいと思った方、聴いて気に入ってくれた方がいれば何かしらの反応を頂けると嬉しいです。良ければTwitterなどでコメントやメッセージをいただけるとさらにさらに嬉しいです。また、他にもこんなアーティストいいよっていう方がいれば、それも教えていただけると幸いです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




Twitter:檸 @nei_monologue

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