韓国で抽象画というものを書いてみた。
こんにちは、アンニョンハセヨ!#韓国 でなんちゃって大学院生やっている人生迷子のもなです。
日々新しいことに挑戦し、知見を広げよう!自分で自分が楽しいと思えるように日々を楽しもう!と#日常の中の冒険家 を目標にソウル でぬこぬこ生きています。
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今回の挑戦は「抽象画」
そもそも抽象画ってと思ったのでWikipediaから引用。
抽象絵画(ちゅうしょうかいが)は、抽象芸術・抽象美術のうちのひとつ。狭義では、非対象絵画、無対象絵画、絶対象絵画のように、具体的な対象をかきうつすということのない絵画を意味する。広義には、ピカソのキュビスム作品など、厳密には具象であっても事物そのままの形からは離れている(事物の形にさまざまな変化が施されている)絵画を含むこともあるし、具象絵画に期待される技術的な基礎や表象の卓越性が伴わない絵画を指すこともある。
私は、何か正解があってそれをそっくりそのまま描く・表現するみたいな絵画ではなく、見る側に判断を任せる抽象的な絵画のことをいうんだなぁとなんとなくで解釈。
何か正解が決まっている具象画は、多少苦手だったことに加え、宣伝文句に「나만의 작품 만들기(私だけの作品作り)」とあり…え、それはもうやるしかないやんと参加を即決しました。
出不精の私、そして予約
ある日ふと趣味で「絵描きたい」と思って、速攻インスタで検索し、見つけたアトリエ그림동화실!フォローしてから半年以上経ってから初の訪問。というのも…私の住むエリアの正反対に位置していて、遠出が苦手な私にはなかなか訪問しづらかったのです(言うて1時間ちょっとなんですけどね)。
そんな出不精の私も速攻で申し込んだ理由は、自分を表現できるというちょっと自己啓発的チックなテクストに惹かれたから。どんだけ自分表現したいねん!って感じですけど、実は結構表現活動が好きだったりします。
先生1に対し最大4名まで一緒に受講するワンデークラスで受講料は5万₩。言い訳を考えてしまう前にとりあえず振込しました。
予約日の2日前に
(1)自分について考えること
(2)抽象画の作品を見てくること
という指令が。
一応、かるーく抽象画を見て、かるーく自分のことを考えました。
いざソウル横断してアトリエ訪問
そして当日。雨がちらつく悪天候の中、ソウルを横断して行ってきました!
元々具象画のワンデークラスしかなかったところに、先生がなんとなくやってみるかで初めてみたそう。だから私が初受講生でした。しかも運よく1対1だったので、周りの目を気にせず、のびのび~。
まず最初のミッションは、自分に関してマインドマップを書くこと。マインドマップって、どうやって書くんだっけ?、この書き方で合っているの?…など最初は雑念だらけだったのですが、書き始めて10分ぐらいすると、書き方はどうでもいいからとりあえず書き出そう!となって超集中モード。
:鉛筆と消しゴムなんて久しぶりに握った
自分の性格・自分の好きなこと・自分の想いなど…そりゃあもう書き連ねました、つらつらと。紙に自分のことを書き連ねる自分とは、また別の自分が冷静に自分を見つめ直して、ひとつひとつ言語化していく作業。言葉にすると私ってこう思っていたんだなと気づいたり、そうだよねこれって傷つくよねと自分を慰めてあげたり、自分と自分が向き合う貴重な作業でした。
そして性格に関して向き合ったマインドマップから、似ているようなキーワードの引き抜き成功。そのキーワードをテーマにすることにしました。
次のミッションは、そのキーワードをキャンパスにどう表現するのかを考えること。
他の学生や先生の作品を見せてもらってから、絵具の特性について説明を聞き、鉛筆でなんとなくのイメージをスケッチ!
私は心の中を映しているイメージだったので、キャンバス全てに色を付けるのではなくあえて白い部分を残すようにして、色の感じでキーワードを表現することに。
:色を作る練習
そしてキャンバスと同じサイズの紙に練習。イメージに合う色を作ってみたり、色のバランスを見たりしながら…イメージを固めていきました!
そしていざ本番!練習の意味がないくらい、もう思いっきりで何となくで衝動に合わせて書いちゃいました。
でも本当に絵のこと以外は考えられないぐらい集中して、フロー状態に!
久しぶりに筆を持って、絵具を使いました。
昔もそれなりに絵を描くのは好きだった?嫌いじゃなかったと思います。でも図工の時間や夏休みの宿題で描かなきゃいけないから描いていたし、そこには必ず評価が付いてきて…上手に描かなきゃいけない・先生の言うことをきっちり守らなければいけないっていう強迫観念のようなものがあった気がします。
でもこの時間は誰も私を評価することなく、思う存分自分が思うように描けばよくってすごく心地よかったです。
:こんな感じになりました。
描き終えてから思ったこと
「韓国人は正解がないと、なかなか書き始めない。だからこんなに自由に描いている姿を見れて、なんだか私が嬉しい」みたいなお言葉を先生からもいただき、私もふむふむ確かになと共感。
確かに韓国人はお願いしたことはきっちりやるけど、それ以外に少し自由でいいよ!あなたらしく!みたいなことには戸惑う人が多いです。※あくまでも個人的な見解です。
韓国人だけかというと、そうではなくて…私も常に世の中で言われる「正解」を目指して生きていたと思います。韓国に来るまでは。
韓国に来ることを選んだ瞬間…世の中で言う「正解」の道からは外れちゃったかなぁなんて!それで全然満足して生きているのでいいんですけど。
書き終えてから、これは私が描きたかったキーワードなのだろうかとも思ったけれど…でも大満足!この絵に至るまでの過程(マインドマップ)とかも私には必要な時間だったし、さらに描いた作品もそれなりにイメージ通りで、すごくすごく意味のある経験だったなぁとルンルン。
今回の挑戦を通して気づいたこと
そもそも私は絵を描くのが下手だと思っていたけれど、なんとなくやりたいと思って行動したという過程に自分で拍手を送りたい!「ナイス挑戦!」
あと抽象画というものを通して自分と向き合う時間を持てたことが、すごく嬉しくて、その日1日ハッピー状態。自分と真剣に少しの時間でも向き合うって、さらにそれをキャンバスに表現するというアウトプットを通して、また向き合って…こういう時間を意識的に持ちたくても持てていなかったことを反省しつつ、そういう時間がどれほど貴重なのか再認識しました。
あと新しいことをやってみることは、私にとって幸せに直結するエッセンスのひとつなのかもしれないなぁなんて。
あと地味に私は地道に何度も行う細かい作業が苦手だってことにも気づけました。というのも、残したかった白い部分に絵具が垂れちゃって!それを消すために白い絵の具で何度も何度も重ねて消すという作業が必要だったのですが…もうめちゃくちゃ苦痛だったんですよね(笑)だって何回やっても全然消えないんだもん!最後は先生が綺麗に消してくださいました♡そういうところは大雑把なんだよなぁ、と実感。
今回の挑戦はここまで!今日もソウルのどこかで小さな挑戦をしているであろうもなでした。
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