硬く、しなり、さらさらとやさしく葉を鳴らす竹のように、すくすく育てよこどもの日


わたしの幼いころは、ゴールデンウイークともなると空気がジメジメして仕方なかったのですが、近年はなんとも過ごしやすいものですね。
関西と関東の違いでしょうか。
…その代わり昔とは比べ物にならないほど、真夏は灼熱ですね。
夏は好きですが、日射しが痛いのと空気のジメジメは絶対に慣れる自信がありません。
そんな初夏、そしてこどもの日という本日は、わたしの子供たちのお話をさせていただきます。
それではさっそく、我が家のミラクルスーパーアルティメットキュートスウィートハニーのお話からさせていただきます。

あっ、あっ、引かないで…!


上の子は女の子です。
生まれた瞬間は、すぐに産声をあげなかったので「元気かな?大丈夫かな?」と心配ばかりでしたが、助産師さんたちに処置をしてもらってすぐに泣き、お顔を見せてもらった瞬間からもう、まあかわいい(親の欲目)。
体をキレイに拭いてもらって、わたしの隣のコットに寝転がるその姿もまあかわいい(親の欲目)。
分娩台の上で初乳を飲むその姿もまあかわいい(親のよく…もういいか)。

とにかくこの世のかわいいを全て集約させた姿が今この娘だわ、とんでもないものを産んでしまったわ、と…産後ハイでしょうね、一種の。本気でこう思ってましたからね。

しかし、なんと言葉にすればいいのか、自分の子だと思うと無性に、むしょーーーーうにかわいいのです。
こう思えることは幸せだな、子供が教えてくれた気持ちだな、と。
「産まれてきてくれてありがとう」、という言葉は、この字面以上の深い意味がある、と実感しました。
これは子供たちの赤ちゃん時代にだけでなく、今もごく自然と、ことあるごとに感じさせてもらっています。
子供ってすごい。

そんな娘はすくすくと成長し、今はプリキュアやディズニー、すみっこぐらしが大好きな、女児らしい女児になっております。
挨拶とありがとう、をしっかりできるところが自慢です。
一応わたしも普段仕事に出ているので、保育園に通っています。



二人目は男の子で、まだ0才です。
離乳食も終わりが見えてきて、ヨチヨチと歩く姿が大変可愛らしく、毎日の成長が楽しいです。
あと、やっぱり見ていておもしろいですよね、赤ちゃん。
ちょっとずつこちらのアクションにリアクションがつくようになり、「人間に近付いてきたな」と感じられます。
たぶん赤ちゃんに対してこう思う方は多いのではないかな?と思ったりします。

そしてこの子は上の子と違って、一つとてつもなく楽なところがあります。

それはなにか。

背中スイッチが無い。(背中スイッチ=抱っこで寝ていた赤子が布団へ置くと覚醒すること)

子供を…特に寝ない子を育てたことのある方にはこれがどれほど大きく己に影響を与えるものか、痛いほどお分かりいただけると思います。
まだ想像もつかないという方、例えるなら抱えた米袋を普通に置けるか置いただけで破裂するか、ほどの違いがあります。

米袋、置きたいですよね。普通、置けますよね。
でもね、破裂するのです。
米袋の口が、パーン!と。
置いたら、破裂。
散らばったお米をかき集めて袋を閉じてまた抱えるんです。
…そして置いたらまた…破裂するのです。そう、また散らばったお米をかき集め袋を閉じ抱え…

まさに上の子が寝ない子で、抱っこですやすやしていても布団に寝かせると「この世の終わりー!」と言わんばかりに泣く、さらにはママの抱っこ以外では寝てやらぬ、という頑固っぷりで、毎日大変でした。
もうあまり記憶がありません。
下の子は、コテンと寝たら、そのままお布団でコロン、です。
なんなら、お布団でゴロゴロ遊んでいるうちにパタリと寝ることもあります。
ありがとう…ありがとう…心から思うありがとう…

そして二人で寝返りをうちながらわたしの枕を奪い合い、わたしの眠るスペースが壊滅しているのがだいたいです。
それを眺めて、ああ平和だなーとまず思ってから、自分の眠るスペースを確保する日々です。


同じ親から産まれても、子供の個性・性質はそれぞれ全く違うものを持って生まれてくる、と、二人の子供たちが教えてくれました。
育児に正解はないですね。それぞれの個性に合わせて試行錯誤を重ねていくしかないと思います。
また、その個性というものは誰もが大人になっても持ち続けるものだし、決して否定をされるものではないよな、とも。
どんな個性も否定しない、というのは、よほど心が強くないと出来ないことだとは思います。
ですが、育児において学んだことを、実社会においても活用できるようになれば、自分の幅はもっと広がるな、と思います。

認めることは難しくとも、否定をしないところから心がけていきたいですね。


次は子供の個性についてお話ししようかと。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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