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CTIを聴くならこの10枚

ジャズのレーベル「CTI Records」は、クリード・テイラーによって1967年に設立され、1970年代にフュージョンやスムーズジャズのトレンドを生み出したことでよく知られています。以下はその中でも特に有名な10枚のアルバムです。GPTの選んだ以下10枚以外にも、"エンド・オブ・ア・レインボー"(パティ・オースティン)、"アランフェス協奏曲"(ジム・ホール)、"スカイラーク"(ポール・デスモンド)"ファースト・ライト"(フレディ・ハバード)、"バッド・ベンソン"(ジョージ・ベンソン)などもCTIの代表作としてよく挙げられるアルバムです。


【第10位】"Morning Star" by Hubert Laws (1972)
フルート奏者のヒューバート・ローズがCTIレーベルからリリースした作品で、ジャズとクラシックの境界を曖昧にする彼の特徴的なスタイルが表現されています。ロン・カーターとボビー・ハラスの参加も特筆すべき点です。


【第9位】"Stone Flower" - Antonio Carlos Jobim (1970)
ブラジルのボサノヴァの巨人、アントニオ・カルロス・ジョビンがレコーディングしたこのアルバムは、ジョビンの抒情的なメロディーと緻密な編曲が特徴です。CTIのオーケストラによる豪華なバックアップも印象的です。


【第8位】"One" by Bob James (1974)
Bob Jamesのファーストアルバムであり、そのスムーズジャズのサウンドが初めて世に出た瞬間です。彼のキャリアを一躍有名にした「はげ山の一夜」が収録されています。


【第7位】"Blue Moses" by Randy Weston (1972)
ピアニストのランディ・ウェストンがCTIレーベルからリリースしたこのアルバムは、彼のアフリカ音楽への深い敬意が表現されています。フレディ・ハバードとグローヴァー・ワシントンJrが参加しています。


【第6位】"Prelude" by Deodato (1972)
ブラジリアンキーボーディストDeodatoのデビューアルバム。ジャズ、ファンク、クラシックが織り交ぜられたサウンドが特徴で、「Also Sprach Zarathustra(ツァラトゥストラはかく語りき)」のカバーは大ヒット。


【第5位】"Sunflower" - Milt Jackson (1972)
ビブラフォン奏者Milt Jacksonによる豪華なアルバム。フレディ・ハバードやロン・カーターが参加し、CTIの生んだスムーズジャズのクラシックとなった。


【第4位】"Deodato 2" - Deodato (1973)
デオダートの2枚目のアルバムで、彼のブラジリアンジャズとフュージョンのスタイルがさらに深化しています。ジョン・トロペイとスタンリー・クラークが参加しています。


【第3位】"Sugar" - Stanley Turrentine (1971)
サックス奏者のスタンリー・タレンタインがCTIレーベルからリリースしたこのアルバムは、彼のソウルフルなブルースベースのスタイルが特徴です。ジョージ・ベンソンとロン・カーターが参加しています。


【第2位】"White Rabbit" - George Benson (1972)
ギタリストGeorge Bensonによる、CTI時代の傑作。タイトル曲はJefferson Airplaneのカバーで、彼の技巧と感感性を存分に発揮した作品です。アルバム全体として、ラテン音楽の要素が巧みに取り入れられています。


【第1位】"Red Clay" - Freddie Hubbard (1970)
トランペット奏者Freddie Hubbardによる、ハードボップからフュージョンへと移行する時期の代表作。タイトル曲「Red Clay」はジャズ・ファンクの定番曲となり、CTIレーベルの象徴的な存在となりました。参加ミュージシャンには、ハービー・ハンコックやロン・カーターが名を連ねています。


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