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特別支援学校(高等部)

■ 特別支援学級(中学校)卒業後の選択肢

 中学校の項でも触れたとおり、特別支援学級(個別級)に在籍していた生徒にとって、まず最初に考えられる「進路」としては、特別支援学校の高等部(高等特別支援学校を含む)になると思います。

 これも既に述べたとおりですが「高等特別支援学校」は、一般的に「知的障害教育部門」の「高等部」のみの「特別支援学校」を言います。東京都では「都立◯◯学園」という名称の特別支援学校に、これに当たるものが多いようです。
 多くの場合、知的な遅れが少ない生徒(「B2」[東京都では「4度」]程度)に対して、療育手帳を活用した「障害者枠」での一般就職に特化した教育や職業訓練を主体とした学校になっています。
 学校教育法の規定上では「高等特別支援学校」は「例外」的な存在ということになりますし、全ての都道府県にある訳でもないようです。

 現在、法的には「特別支援学校」ですが、名称については従前の「養護学校」(または「盲学校」「聾学校」)のままということもよくあります。
 神奈川県では、最近開校した学校は最初から「支援学校」という名称を使っていましたが、従来からある学校はしばらくの間「養護学校」等のままでした。2023年度から、全て「支援学校」に統一されています。

 神奈川県内の(高等)特別支援学校の場合、入学に当たって「手帳」の有無自体は、絶対的な要件とはされていません。ただし、定員を超えた場合の扱いにおいて、所持者が「優先」される制度にはなっています。
 しかし、いずれの特別支援学校も「その先の進路」を目指すことを前提にしていますので、「手帳」(ここで主に触れる知的障害教育部門の場合は「療育手帳」です)を持っていることが望ましいし、取得するように強く奨める、というスタンスのようです。

 中学校の卒業時点で「療育手帳」を持っていたとしても、(通常は「最終回」となる)18歳時の「再判定」で「非該当」になってしまうと、その先の「就労」の前提が崩れてしまいます。
 高等部3年生の間に「再判定」があって「非該当」になってしまった場合は、手帳を使わない一般就労ないし進学を考えることになりますが、それは特別支援学校の「得意分野」ではありません。
 また誕生月によっては、その「再判定」が卒業後になることもあります(息子はこのパターンです)。この場合は「障害者枠」での就労後に「障害者」ではなくなってしまうので(というのも何か変な表現ですが)、就労先でどういう判断になるのか、微妙なところではあります。
 例えば「精神障害者保健福祉手帳」を取得させて「障害者雇用」のカウントを維持すればいいよ、と言ってくれるような良心的な(というか融通の利く)事業所ならいいのですが。息子の場合は、既に「身体障害者手帳」を持っていますので、それでいいよ、と言ってくれれば、というところでしょうか。

■ 特別支援学校の「カテゴリ」

 既述したように「発達障害」(が主たる障害)の生徒が「特別支援学校」に進学する場合には「知的障害教育部門」ということになると思いますので、ここではそれについて書くことにします。

 「高等特別支援学校」は、特別支援学校の中でも、特に「知的な遅れが軽度」の生徒を対象にしていると言えます。
 それ以外の特別支援学校高等部の「知的障害教育部門」では、中度から重度の生徒にも対応することになりますが、近年は希望者が多くなっていることもあり、全ての希望者を受け入れるだけの物理的余裕がありません。

 そのため、一般の「県立高等学校」の「空き教室」(少子化等により普通科の高等学校の生徒数も減少)を活用した「分教室」を設置して、受け入れられる生徒数を拡大する対応をしています。
 「知的な遅れ」があるからと言って、自分で移動することに支障のない生徒も少なくないので、設置された「分教室」まで「自力での通学が可能」な生徒(概ね「B1」「B2」と一部の「A2」)は、そちらで受け入れる、という方式を採っています。
 その結果「分教室」には、知的な遅れの「程度」で言えば「高等特別支援学校等」と「特別支援学校(本校)の知的障害教育部門」との「中間」の層の生徒が多く通っているのではないかと思います。

■ 高等特別支援学校(等)

 横浜市内には、市立「日野中央高等特別支援学校」と市立「二つ橋高等特別支援学校」があります。「二つ橋」は、元々「日野中央」の「分校」として発足した経緯があるようです。

 この他に、横浜市立「若葉台特別支援学校」については、「小学部」から「高等部」まである「肢体不自由教育部門(A部門)」と「高等部」だけの「知的障害教育部門(B部門)」が併置されています。そのため「高等特別支援学校」とは名乗っていませんが、この「B部門」は「高等特別支援学校」と同じカテゴリになっています。
 規模的には「日野中央」が最も大きく、次いで「二つ橋」「若葉台(B部門)」の順です。
 入学者選抜においては、若葉台特別支援学校の「B部門」は「日野中央」や「二つ橋」と同じ「要項」に基づいて志願・受検することになりますし、出願の要件である「志願相談」についても3校のいずれかで受けていればいいことになっています。

 神奈川県立の(特別)支援学校には、これに該当する学校はありません。県内にある同様の学校としては「川崎市立中央支援学校分教室」だけになります。

 中学3年になる頃までは、息子もこの「高等特別支援学校等」が「第一候補」でした。
 「若葉台」は、通学がかなり大変そうなのであまり候補としては考えませんでした。
 一方で「日野中央」と「二つ橋」は、最後まで有力な候補でした。そのため、中1の頃から、この2校については何度か「見学会」や「学校説明会」にも参加していました。

 年によって変動もありますが、例年「日野中央」のほうが「二つ橋」よりも若干「人気」があるように思えます。でも息子にとっては「二つ橋」のほうが、バスを使わなくても通学可能という点でアドバンテージになりました。
 見学などの印象からですが、訓練内容も「日野中央」より「二つ橋」のほうが息子には合っているように感じました。

 これも受け止め方次第になると思いますが「日野中央」の校地の隣には「県立横浜南陵高等学校」があります。
 それぞれ市立と県立の学校ではあるのですが、多少の「交流」があるようです。
 「二つ橋」の場合は、隣に「県立三ツ境支援学校(当時は『養護学校』でした)」がありますが、そもそも「肢体不自由」中心で高等部だけ「知的部門」もある学校ということもあるのか、特にそのような話は出ませんでした。

 ただし、あくまでもこれらは「※ 個人の感想です」なので、実際に志願を検討される場合には、ご本人とよく見ていただいたほうが良いのは間違いありません。

 以下、全くの余談になります。

 当時は全く想像もしませんでしたが、この「横浜南陵高等学校」は、2024年度入学から「インクルーシブ教育実践推進校」に指定されています。
 息子があと2学年下だったら「候補」になっていたかも知れません。
 また、2003年に「県立横浜日野高等学校」と「県立野庭高等学校(吹奏楽部が有名でテレビドラマのモデルになったとも言われます)」が統合されてできた比較的新しい高校ですが、現在、横浜市内では部員が最も多い「ボウリング部」がある高校です。
 後に、息子はここの部員とたびたび「鎬を削る」ことになる(インクルーシブ教育実践推進校の指定が早ければ「身内」だったかも知れない)のですが、日野中央高等特別支援学校に見学などで行った時には、全くそんなことを考えもしませんでした。

 横浜南陵高校が「インクルーシブ教育実践推進校」になった今、日野中央高等特別支援学校との関係がどうなったのかも気になるところですが、結果として現在は「接点」がないので、全くわかりません。

■ 県立養護学校(当時)の「分教室」

 以前は、特別支援学校を希望しても入れない(特に高等特支)ということもままあったようですが、中3の5月頃にあった「募集要項説明会」では、現在は基本的にどこかの高等特支に入れる、という状況だと言われました。

 全国的には(ある所に限りますが)「高等特支」の競争率は高い、と言われていますので、横浜市は比較的恵まれているのかも知れない、と思いましたが、3つの高等特支の募集人数を全部合計しても140人程度です。
 横浜市内の特別支援学級(個別級)卒業生の合計は、そんなものではないと思います。
 令和3年3月卒業は552人、息子と同じ令和4年3月卒業は637人でしたので(勿論全員が高等特支を志願する訳ではないにせよ)「どこかの高等特支」というよりは「どこかの特別支援学校」というニュアンスなのかも知れません。

 そう考えた場合、高等特支3校以外の特別支援学校、特に「分教室」についても見ておいたほうがいいだろうと思いました。

 特別支援(養護)学校の所謂「本校」については、通いやすいところがあまりありませんでした。
 そもそもこの「本校」は、どちらかと言えば「障害が比較的重度」な生徒向けの学校という位置付けになっていると思われます。全てに対応できるわけでもないようですが、学校までの「送迎(スクールバス)」があったりもするようです。
 なお、仮に「送迎」があったとしても、指定の時刻に指定の乗降場所までは保護者が「送り迎え」をする必要が生じます。それなりの負担も発生し、就労している保護者の場合には、その調整なども必要になるでしょう。

 いわゆる「本校」とは少し違うのですが、例えば統合で使われなくなった市立小学校などを再利用した「支援学校」というものもあります。
 これは、どちらかといえば「独立した分教室」に近く、いわゆる「本校」よりも障害の程度が軽い生徒を対象にしているようです。
 その一つである「横浜ひなたやま支援学校」を見学してみました。路線バスでの通学にはなりますが、多少は土地勘のある地域にあるので、見ておこうかな、ということになったのです。
 息子も一緒に行ったのですが、ちょっと「思っていたのと違うかな」という反応でした。

 県立養護学校(当時)の「分教室」については、割合あちこちの県立高校内に併設されていたことから、いくつか「学校説明会」や「見学会」に参加してみました。
 県立高校の中にはあるのですが、組織としては「別の学校」ですので「間借り」しているような形態になります。そのため、体育館や校庭などは、間借りしている高校の授業などの「合間」を縫って使う、というような形になります。
 間借り先の高校との関係も、中学校までの特別支援学級(個別級)とは全く違い、あくまでも「たまたま同じ場所にある『別の学校』的な存在」のようです。当然ながら、学校行事も基本的に別々です。

 また、全ての「分教室」がそうなのかはわかりませんが、見学に行った「分教室」には、いわゆる「制服」がありませんでした。そのため「制服っぽい服装」で登下校するのだそうです。
 見学したある「分教室」では、間借りしている高校の制服のズボンやスカートが紺色なので「ズボン・スカートについては紺色以外の色のもの」という指定がありました。
 それに合致すれば、中学校の制服をそのまま使っても構わない、ということでした。たまたま息子の中学校の制服は、上衣(ブレザー)こそ紺色ですが、ズボンはグレーだったのでそのまま使えはします。しかし、その「分教室」は自宅から、というよりもむしろ中学校からも近いため、中学の制服をそのまま使うのは、ちょっと躊躇します。

 高等特別支援学校については、制服はあるようでしたが「体操着」の指定はない、ということでした。「分教室」については当然、それもないと思います。

 居住地で通学先がほぼ自動的に決まってしまう義務教育とは違い、高校などは(合格するかどうかは別問題として)自由に選べます。
 色々な理由で進学先を決めることになるでしょうが、その中に「制服」もあるのではないか、と思います。これは、障害の有無には関係ないことです。
 「制服がかわいいから」という理由はよく聞きますし、中には「制服がない」ことを理由にする人もいるでしょう。何を着て行けばいいか考えるのが面倒だから、と制服があるほうがいい人もいるでしょう。
 公立高校でも、例えば「旧制一中」としても知られる「県立希望ケ丘高等学校」は「本校では制服は特に定めていません。清潔な服装を心がけてください。(同校HP)」と制服がないのです。

 このあたりは、まさに本人次第だとは思うのですが、制服などの服装についての「こだわり」がある子も少なくないと思いますので、意外にも重要なポイントになるかも知れません。

 息子は、制服を「きちんと着る」ことに「こだわり」があるようです。中学も(そして結果的に進学した高校も)制服はブレザーですが、一応、指定の「ネクタイ」がありました。いずれも「式典などの正式な場で着用すること」は求められていましたが、日常では「必須」ではなく、ほとんどの生徒は、普段は着用しません。ですが息子は、何故か必ず毎日「ネクタイ」を着用して登校しています。
 もしかすると、筆者が「仕事に行く時には夏でもネクタイ着用」のスタイルを貫いているからかも知れません。
 筆者自身は、異常なほどの暑がりなのですが、夏場は「ネクタイを外したところで大して涼しくなる訳でもない」「どうせ暑いならだらしなく見えないほうがいいに決まっている」というポリシーで、そうしています。
 実際には「ネクタイしているほうが腹が出ているのが目立たない」という理由のほうが大きい気もします。

 全てが全て、必ずそうだ、とは限りませんが、高等特別支援学校等が「療育手帳」を活用した「障害者枠」での一般就職を目指しているのに対して、「分教室」などではその他に「就労継続支援(A型・B型)」なども含めた福祉的就労も視野に入ってくるのだろうと感じました。

 横浜市内には、県立支援学校の「分教室」が、全部で8か所設置されています。
 そのため、区内、あるいは隣接区に何か所か「分教室」がある、ということになります。選択肢としては、そこそこあるように思います。
 また、特別支援学校のうち、知的部門のある学校(高等特別支援学校等3校を除く)が、県立8校、市立2校の計10校あります。
 それらの全てを見た訳ではなく、あくまでも「一部」を見てきただけなので「参考」程度ではありますが、筆者なりの「所感」として記してみました。
 実際には、候補に挙げた学校は必ず見学していただくことをお勧めします。

■ 特別支援学校の入学者選抜について

 特別支援学校の入学者選抜は、志願(例年10月)から受検・合格発表(例年12月)までと、年内に(前期選抜が)終わるようになっています。これで不合格の場合も、年明けに「後期選抜」があり、一般の高等学校の入試前に、ほとんどの生徒の進路が決まります。
 前期選抜・後期選抜の結果、定員に達しなかった学校等がある場合は「二次募集」が行われますが、これは例年3月です。時期的には一般の公立高等学校の「二次募集」とほぼ同じ時期です。
 そのため、特別支援学校の「後期選抜」までに合格が決まらなかった場合は、一般の公立高等学校の「共通選抜」(後述する「インクルーシブ教育実践推進校」の特別募集などを含む)に挑戦して、それでも駄目なら特別支援学校の「二次募集」(または一般の公立高等学校の「二次募集」)など、という順番で受けることは可能です。

 高等特別支援学校等の場合、息子が受検した2022年度入学の選抜に限っては「第二志望校」「第三志望校」を選ぶことができました。これにより、欠員ができた場合の「後期選抜(二次募集的なもの)」をしない、という運用でした。
 ですが、何かあったのか2023年度入学の選抜は元に戻っていました(2025年度入学からは再び第二・第三志望制が復活しているようです)。
 このように、高等特別支援学校に限らず、入学者選抜については「制度変更」がよくありますので、実際に志願、受検される場合には、必ず最新の要項等をよく確認するようにしてください。

 また、高等特別支援学校を含めた特別支援学校の入学者選抜は「合格したら必ず入学」する前提になっています。志願時に提出する書類の中に、本人と保護者それぞれが「署名」する「誓約書」みたいなものまであります。
 そのため、年明け以降に行われる一般の高校受験をすることはできなくなってしまいます。
 建前としては「約束」レベルですが、後述する「募集要項説明会(5月頃)」や「生徒募集説明会(9~10月頃)」などでは口を酸っぱくして強調されます。
 つまり、一般の高等学校等を「第一志望」にしての志願はできない、ということになります。
 志願後や受検後に一般の高校等を受ける場合には「特別支援学校の合格発表の前日」までに志願の取下(在籍中学校長等の確認を受けた上で出願・受検した特別支援学校まで直接届出)をする必要があります。

 これも高等特別支援学校に限った話ではなく、特別支援学校等全般に言えることですが、各校種とも「見学会」や「学校説明会」が、中1・中2を対象に実施されますので(小学生も対象とする場合もあります)候補として考えている学校については、必ず見ておいたほうがいいです。神奈川県に限らず、これは全国どこでも同じだろうと思います。
 校種ごと、学校・分教室ごとに「雰囲気」「設備」「授業・実習内容」「生徒の層」「制服・指定体操着の有無」「一般高校を含む他校との交流」など、様々な違いがあります。

 ここで、本人の進学先として色々な観点から「合う」かどうかを見定めないと、入学後にミスマッチに気付いても取り返しがつきません。
 一般の高等学校であれば、通信制高校も含めて編・転入という事例もよく聞きますが、特別支援学校の場合には、そう簡単にはいかないと思います。
 特別支援学校相互での「転校」も、転居などやむを得ない場合くらいだと思われますし、義務教育課程とは違い、一般の高等学校から特別支援学校、あるいはその逆というのは相当にハードルが高いでしょう。何より「全く別の制度の学校」ですので、1年生からの「やり直し」になる可能性すらあるではないか、と思います。

 なお、横浜市立の「高等特別支援学校」等3校については、その志願資格の中に「※ただし、国公私立高等学校、中等教育学校の後期課程、特別支援学校等高等部及び高等専門学校に在籍している者・在籍していた者を除く。」という注意書きがあります。
 つまり「普通の高等学校」や「他の特別支援学校(分教室など含む)」に行ってしまって、やはり合わないから、と「高等特別支援学校」に志願し直すこと(一般的に言う「仮面浪人」的なこと)はできない、ということになります。
 他の特別支援学校については、特にこのように明記はされていないようですが、特別支援学校以外から「入り直す」場合には、やはり1年生からとなると思われます。

 中学卒業後に特別支援学校(高等特別支援学校等を含む)への志願を考えた場合、中3の夏休み明けに「志願相談」というものを受ける必要があります。
 これは、特別支援学校等に出願するに際して「必須」になります。ただし、例えば「高等特別支援学校等」同士なら「互換」があったりします。横浜市立の高等特別支援学校等3校なら、いずれかで「志願相談」を受けていれば、他の2校に出願することもできます。
 そのような「互換」のない複数の校種(高等特支と分教室など)や、他に「インクルーシブ教育実践推進校」(こちらも所定の「中高連携事業」というものに参加しておく必要があります)なども含めて検討している場合には参加するものが多くなってきます。
 早い段階から、何が必要なのかを確認しておき、計画的に行動しなければならないので、注意が必要です。

 具体例を示すと、横浜市立の高等特別支援学校等の場合、中3の5月頃(連休明けあたり)に「募集要項説明会」というものが開催され、ここで夏休み直後の「志願相談」についての説明もあります。
 そして、9月の終わりから10月初めくらいに「生徒募集説明会」が開催され、ここで「願書」などをもらうことになっています。
 いずれも「必ず出席するように」と案内されますが、基本的には「保護者」が対象(志願相談は当然ながら本人も対象)のものになります。基本的には「平日」の開催になりますが、その校種を受検する可能性がある場合には、出席しておく必要があります。

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