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『THE BLUE HEARTS』

今回も父についての話をさせていただこうと思う。


『青空』という投稿にも載せているが
僕の大好きだった父は亡くなっている。


なぜ『青空』という
タイトルをつけたかと言うと
THE BLUE HEARTSの青空という曲に
あの時の僕の心情を歌ってくれてるような気がしたからだ。


もちろん、
ブルーハーツがどのような想いで
青空という曲を作って歌っているかは、
僕にはわからない。

でも、
僕は僕なりの解釈で、父がいなくなってからよくこの曲を聴いていた。





曲の歌詞に
「運転手さん そのバスに僕も乗っけてくれないか 行き先ならどこでもいい」とある。


僕の父は、バスの運転手だった。


車の運転が好きだった父は
よく僕達家族を遠くまで旅行に連れていってくれた。


父、母、姉、僕、弟
みんなで車の中で色んな話をした、
渋滞の時は、みんなでしりとりやゲームなどをして暇を潰した。
疲れたら子供達3人で、もたれ掛かって寝た。


普通の家族の風景かもしれないけど
僕の人生には、とても大切な瞬間だった。


そして、僕は
父の運転する車で行ったことのない世界に行くのが大好きだった。



でも、僕は父の車で色んな所へ行ったけど
父の運転するバスには1度も乗ったことはなかった。


歌詞通り、一度でもいいから
父が運転するバスに乗ってみたかった。


そして、どこでもいいから
またどこかへ連れていってほしかった。



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