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6月15日(水)FXトレード売買方針

【マーケット概況】
 欧州時間では様子をうかがう動きでしたが、NYに入ると米長期債が3.4656%まで上昇。米ドル買いが活発化しました。米ドルは上昇。ユーロドルはドル買いが先行するもユーロクロスの上昇を受けて下押しは限定的で小反発。ポンドドルは英経済指標の悪化からポンド売りが先行し軟調。
 ロンドン株式市場は割安感から買いが先行するも売りが優勢となり6日続落。フランクフルト株式相場はECBの積極的な金融引締めから景気後退が懸念され6日続落。
 欧州債券相場はECBの金融引締めとの見方からドイツ債の売りから下落。ドイツ10年債利回りは一時1.771%と8年5か月ぶりの高水準。
 米国株式市場、ダウはFRBの積極的な金融引き締め警戒感から売りが優勢となり5日続落。SP500は年初来安値を更新。ナスダック指数は短期的な戻り売りを狙う買いが入り小反発。
 米債券相場は5日続落、米10年債利回りは3.4965%まで上昇しました。2011年4月以来の高水準。
 原油先物は米利上げからの景気後退による需要減を嫌気され反落。金先物は米金利上昇とドル買いが強まったことで売りが広がり続落。


【 主な経済指標 】FOMCに注目

本日の経済指標・要人発言・イベント


 要人発言に注意しましょう。


【昨日の結果と本日の売買方針 】
 昨日は浅い指値でしたので3注文約定。しかしポンドドルとユーロドルが串刺しストップ。ポンドドルは-51pips、ユーロドルは-25pips。オージードルはNYに入りリミット+76pipsとなり、PLは+1pipsとイーブン。欧州時間での約定ではなく東京時間での約定を狙いましたが、結果は惨敗。保険のオージードルでなんとかカバーできました。

通貨別短期トレンド一覧・本日の売買方針

 本日はドル買い。FOMC直前で様子見相場となる想定ですが、米CPIの数字を受けて従来の0.5から0.75へ織り込み済みなのでドル買いの方向性で動くかもしれません。経済指標とドイツ長期債、米長期債、欧米株式市場を横目に神経質な動きになると思われます。いきなりの調整にも警戒。ポンドドル・オージードルの売り、ドルスイス押し目買いから。

 パウエル議長の協調していた0.5%ですが、CPIの数字が予想を上回る結果になり、マーケットは0.75%を織り込み始めました。このためFOMC発表が0.5となるとドル売りに、0.75%で落ち着くことになると思います。
 パウエル議長の立場はハト派ですから、一旦0.5%で次回持ち越しも考えられますが、米CPIの予想を上回る数字を受けて、バイデン大統領からインフレ抑制の圧力も強まっているでしょうから、0.75%もあり得ます。事実マーケットは0.75%で織り込んでいますから、以下ではドル売りに繋がります。はっきり言って、FOMCの読み間違いとなるわけですが、米CPIがそこまで誤差が出るとは誰も思わなかったことと、イエレンさんの発言から見てもわかるとおり、インフレの高進は予想以上のものとなっています。0.75%の数字は現実的であると思います。

 いずれにしても、FOMCが深夜3:00なのでそれまでにはポジションを閉じたほうがよさそうです。ネガティブニュースには備える必要あり!


今日も負けないトレードを!

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