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10月20日(木)FXデイトレード売買方針
【 マーケット概況 】
トラスショックから巻き返したポンドでしたが、9月英消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことが伝わると、高インフレと金融引き締めによる英景気の後退懸念が意識されてポンド売りが優勢。政局不安が高まっている中、ブレイバーマン英内相はこの日、大型減税など経済対策の撤回に追い込まれ、逆風が強まっているトラス首相を暗に批判した形で辞任14日に財務相を解任されたクワーテング氏に続き、トラス氏は主要閣僚2人を更迭したことになります。トラス首相は首の皮一枚で繋がっているといっても過言ではないでしょう。ポンドドルは軟調に推移。ドル円は日米金融政策の乖離から介入警戒の中、堅調な動き。ユーロドルは米長期金利の大幅上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出て、2時過ぎに一時0.9757ドルと日通し安値を更新し反落。
欧州株式市場は、9月英CPIの上振れで、高インフレと金融引き締めによる英景気の後退懸念が意識されると売りが優勢となりロンドンは小反落。フランクフルトは時間外のダウ先物が下げに転じ、利益確定売りが優勢となり反落。米国株式市場は、米10年債利回りが一時4.1335%前後と2008年7月以来の高水準を更新すると、株式の相対的な割高感が意識されて売りが強まり、ダウ・ナスダック共に反落。
原油先物は、週間在庫統計で原油在庫が大幅に減少したことを受けて需給ひっ迫懸念から買いが強まり反発。金先物は、米長期金利が大幅に上昇したため、金利を生まずドル建てで取引される金は売りが優勢となり続落。
【 主な経済指標 】
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【昨日の結果と本日のデイトレ売買方針 】
ユーロドルの戻り売りは約定しリミットで買戻し+90pipsでした。また、介入期待のドル円売りポジションは整理して1ポジションのみホールド中。それに伴う損益は-162.1pipsとシャレにならないほどの爆損でした。今回の仕込みロットは普段の10分の1なので、まだ笑えますが、PLの単位はpipsとしているのでいずれにしても爆損には違いないです。ドル円だけで今月は-500pipsとなっていて他通貨でどこまで補填できるか重要なところ。今月はなんとかイーブンまで戻したいところ。
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本日はドル買いポンド売りとします。明日金曜日はトラス首相辞任ということも考えられるので、ポンド売りは今日まで。よってポンドドルとユーロドルの戻り売りを発注しました。
【ユーロドル】地政学的リスクの高まりと強いドル
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ダウントレンド継続中で戻り売り狙いは21EMAに見えます。
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21EMAにはPivotもあるのでそこから戻り売り注文。
【ポンドドル】英政権先行き不透明感からポンド売り。
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長期目線でも対ドルでは売り目線。さらにファンダメンタルズでもポンドは弱く売りであることが分かります。
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戻り売りはユーロドルと同じで21EMAとPivotを根拠にしています。
気になるドル円は、直近の貿易収支が参考になると思いますが、前回よりも赤字幅を縮めていますので介入額も少なくなってしまう事もあり、大きく介入することが出来なくなっていると思われます。既にバイデン大統領とイエレン国務長官は強いドル容認発言をしていますので、介入は厳しい状況にあると感じています。しかし円売りがこのまま続くと150円越えが確実となり、ここを突破されると一気にドル円160円が狙われるという形になります。やはりマイナス金利からの脱却しか残されていないんじゃないでしょうか?ドル円の150円からの売り注文は継続していますが、約定後150円のミドルまでが限界かなと考えています。政治家が金融に素人過ぎて官僚や日銀が苦しんでいるさまは、なぜか現英国政権とタブって見えてくるのですが、これって議会制の弱みなのでしょうか。それとも大きい政府の弱みなのでしょうか。
さて
今日も負けないトレードを!