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終わり とは

例えば夏が終わる

この終わりの意味は 人によって異なる

暦の数字で終わりとする者があれば
肌で感じる日差しで終わりとする者もあり

成し遂げた達成感で終わりとする者があれば
今年もまた未達成で終わりとする者もあり

地によっては泳ぐ事ができるか否か
ただそれだけで夏を位置付ける者もあり


終わり とは何かを考えると
けじめ であり 
終止符 の打ち処であり
悠久の無 への入り口であると
言わざるを得ない

永遠の無 ではなく
悠久の無 であるのは希望である

いつか何かしらの影響が
無ながら 有ってほしい希望である

何かを無にするのだ

有が在った しるし としての無は
有がなかった 無とは
根本的な質が違う

質と呼ぶ のは失礼か
だが 質でしか はかれないのもまた事実

真実ではないが


終わり の先に見ることは
もちろん 始まりであり
また 違う終わり である と。

終止符の数だけ考え
挑戦し
達し
または挫折し
または投げだした事を

きっと 我々は忘れるのだろう

輪廻のごとく 終わり を
繰り返したのちに訪れた無に

安堵が待っている事を願うばかりだ

私は 繰り返しの数だけ
その確率が上がると思っている

だから 
きつくても 有 にまた
着手できるのだ


そんな事を考えながらもやはり
心の奥底では




私は 終わり が大嫌いだ

さびしいから


終わりの思惑を理解して
尊重したほうが良いのは
そのとおり


ただ
我儘な自分を
さびしいと思える自分を
無くしたくない のもまた事実

真実とは
ほど遠いが



頂戴いたしましたサポートは全額有意義に使用させていただきます。主にカレーパンになるかと思われます。