文豪春秋、御堂関白記 面白かった

画像1 水木しげるそっくり画風の文豪春秋。期待せず読み始めたが巻措くあたわず。文藝春秋の女性記者が創業者菊池寛に昭和の文学者の知られざる逸話を聞く。太宰、小林秀雄、谷崎、宇野千代、安吾、岡本かの子、志賀、藤村など乱倫。人でなし。書架に輝ける文化人として仰ぎ見た文豪は今日的にはゲス野郎だった。大河ドラマ光る君へがつまんなくて何とか興味をと御堂関白記を。これまた一気に。人間関係が面白い。実資、伊周、花山院、一条帝。道長の書きっぷりは脱力系で誤字脱字。権力者らしくなく好い人がうかがわれる。式部日記との関係コメントあり。

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