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【立憲民主党 泉会見4/15〜経済対策は与党よりわが党の方が具体的】

オフィシャル動画▶︎https://youtu.be/gPj5JxePd9o

フランス10撮影動画 (質問者音声が小さいが代表の表情がよく見えます。)

今回のトピックですが、泉代表の心配は、ガソリン価格、小麦価格、ワーキングプア、円安、良くないタイプのインフレ率上昇。今回のアピールはウクライナ募金を国連弁務官に2回目届ける、石川県補選、朗報は福山哲郎連合公認支持決定、マスコミの興味は選挙時の略称問題、フランス10とクミチャンネルは今回も一風変わった質問をして色を添えています笑。FACTAさんが地方選挙責任の追求をするのはちょっとつまらない。

<冒頭発言>
昨日、自民党公明党が岸田総理に緊急提言を渡した。補正予算を提言しています。我々も同意。補正なき経済対策はあり得ない。補正予算をやろうとしない、回避している政府というものは国民の期待に答えていない。小規模な経済対策では国民の政策を守ることはできない。

与党の補正予算の提言は私も読ませてもらいました。ガソリンの値下げ1L25円の引き下げでは不十分です。自民党は小麦の対策、国内産を増やす?これから作付?そんなものは経済対策ではないでしょう。

しかも、うちと違って、経済対策に具体的な対策は何も書いていないんです。生活困窮者向けの給付についての言及はあったようですが、ワーキングプアを外すようでは実際に困窮者を救ったことにはならない。対象者について、我々としてきつく訴えていく予定です。

円安についてですが、126円台まで20年ぶりにということで。為替の想定のレートから大幅にずれが生じていて、各企業の経営にもとても影響が出ていると思います。物価高の大きな要因であると思いますし、異次元緩和をずっと続けてきた黒田総裁の責任かと思う。

日本経済にも金利が大きく開き、いつまでどこまでこの円安が続くのか、先が見えない状況になっています。放置する訳にはいかない。円安放置はアベノミクスの功罪。黒田総裁の責任。これをどう対策を打って行くのか、早急に対応して行くべきだと思います。

携帯電話の料金引き下げの剥落効果ももうすぐ無くなる。ある意味黒田総裁の約束して物価上昇の2%は違う形で達成されるわけですが、これをデフレ脱却と呼ぶのでしょうか?

株を持つ人にばかり恩恵がある。しかも国内の投資家なのか?海外に随分と流出しているということである。株を持たない庶民には何のメリットもない。アベノミクスとの訣別を図っていただきたい。日銀のバランスシートを軽くするという必要もあるのではないかと考えている。我々も具体策に関して提案して行く予定。近々、我々の金融政策のワーキングチーム、階座長のところで詰めていく。

これまでの立憲民主党の「政策立案型」の成果も色々と出ていると思う。成年年齢の引き下げの件。塩村議員のAVの出演強要問題、恫喝、強要などの闇の部分に光をあてる法案、超党派の取り組みにもなってまいりました。政府にも緊急の要請を行ってきたわけですけれども、今回も与党にPTが出来るなど、意見は通っている。こういうのも立憲民主党の一つの役割である。一つの実りになったと思っている。引き続き取り上げて行く

先週火曜日に、西村幹事長が取り上げた「建築物省エネ法案」。これは温室効果ガスの削減に不可欠と言われているものですが、最初政府は提出見送りということでしたが、我々がこうして法案を俎上に上げておいたことで、一転、政府は法案を提出することになった。これは良い朝令暮改だと思いますけれども、このような必要な提言は続けていきたいと思っています。

必要な提言は緊急経済対策の中でも、いくつか通るようにしていきたいと思っている。

国連高等弁務官事務所のところに、第二次、ウクライナ募金を届けてまいりました。1300万円を超えましたので、累計で2000万円を超える、という規模になり、全国の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。募金の機会を提供できたことは我々としても良かったと思っている。避難民の支援につながればと思っています。

石川県、小山田つねこ、評判は上がってきている。与党には及びませんが、我々独自のスタイルで、立憲民主党の政策を訴え、支持を広げていきたいと思っている。岸田総理と同日、17日にもう一度石川県入りします。

水彩画?油絵?のタッチになりました。泉健太代表と、報道部長関田さん


=====      記者との問答 ========

毎日新聞 宮原さん:
トリガー条項の発動について、国民民主が求めている中で少し迷走している部分もございますが、御所見をお伺いします。

泉代表:
我が党もトリガー解除を求めています。またトリガーだけでは対処できないと思い、補助費を併せて訴えていきたいと思います。今の異常な値上がりに対応できない、と思い、引き続き実現を求めて行くつもり。自民、公明、国民の三党により、求められているのに議論が進まないのは国民に対する背信である。

宮原さん:
補正予算を発表し、集中審議は求めますか?QTなどは要求するのか?国会期末まであと2ヶ月ですが、党首討論などしませんか?

泉代表:
国体委員長とも相談しますが、集中審議、ぜひ求めていきたいと思いますし、党首討論も検討していきたいと思います。

中央は立憲民主党付き、毎日新聞の宮原さん。左は朝日新聞の神澤さん

朝日新聞 神澤さん:
京都選挙区について、維新は擁立があるので激戦が予想されますが、国民は候補を擁立せずに水面下で協力するのか?現状認識についてお願いします。

泉代表:
福山哲郎さんについては、連合の推薦が決定したようです。国民が維新を応援する事は考えにくいですね。維新の候補者擁立は前から想定されていることですので、それを見越しての戦いです。京都の方々には福山哲郎さんのこれまでの長い実績を訴えて、理解をしていただきたいと思っています。国民民主党の皆さんともこれまでの協力の歴史がありますので、それを生かしたいと思いますし、全国的に見ても、国民民主党が維新を応援するというのは、あり得ないと考えます。14日の連合??で福山さんが推薦決定、ということです。

神澤さん:
産別もみなそうですか?

泉代表:
連合が支援をするというように決めていただいた、ということでございます。

***

フランス10及川さん:
おととい、維新の参議院選挙の候補者が出馬表明されました。その方は2012年総選挙では参議院廃止をうたっていたのですが、今も変わらないのですか?と尋ねると「変わらない」とおっしゃいました。参議院廃止を主張されている方が参議院選挙に立候補されることについてどう思うか?教えてください。

大阪の松井市長は関西万博に関して盛り上がっているというのですが、京都は大阪万博に盛り上がるのか?有田よしきさんのれいわ全体について「カルトだから」という表現をなさいました。オウム真理教と戦われた有田さんが、参院選を目の前にして安易にれいわにカルトレッテルを貼るのをどうかと思いますが、この発言についてどう思われますか?

泉代表:
維新の東京選挙区の方のお話ですが、どのような主張であっても主張する権利はあるとおもいますけれども、禅問答のような気はします。維新は面白い方を立候補されますね。参議院の緊急集会という意味では、参議院も重要な役割を付されていると思いますので、それが党の政策なのかどうか、今後、確かめる機会があればと思います。

万博については、医療技術、メディカルやヘルスに関して、日本国民や世界の方々の大きな関心ごとではあると思いますので、盛り上げて欲しいなとは思いますが、確かに大阪の取り組みの方が先行して、近隣の県にはあまり及んでいないという印象があります。京都でもいくつかの企業がこの万博を機会に、新しい技術を発信したいと思っていますので、その後のカジノのことも含めて、関西の万博としてやって良かったと思えるような形にして行くのであれば、大阪だけで進めるというよりも、近隣の府県の住民や各行政機関の意見を聞きつつ、共に取り組んでいるという姿勢を持っていきたいと思います。

有田議員の発言について、私はそうは思っていないので表現には気をつけて行くべきだと思います。少し様子を見て、対応が必要であれば、動きます。

フランス10の及川健二さん。大阪維新の取材も熱心。れいわ愛ちゃん応援!

共同通信 野本さん:
4点あります。①子供家庭庁法案について、来週審議入りですが、改めてどのようなことを訴えていきたいか、お聞かせください。②コロナ対策、直ちにまんぼうの再発出は必要ないと岸田総理、そこに何を求めて行くか ③文通費 ④略称問題

泉代表:
①子供コミッショナーについて特に推したい。与党はこれが嫌なのか、盛り込んでくれない。そこが我々と違う。所得引き上げについても具体策がない。特例給付をやめてしまったのが自民党。所得制限の解除で普遍性を訴えているのが立憲民主党。総論として政府の組織ができることについては素晴らしことだと思うし、一歩前進だと思いますが、違うところ、おかしいところ、は訴えて行く

②コロナについては、岸田政権は、新たな対策が必要ないと仰っているのですが、自宅死を常態化させて平気で放置していることをどう思いますか?自民党はこれを重く受け止める必要があると思います。立憲民主党は「かかりつけ医法案」という法案を提出しましたが、自宅放置死遺族の会が立ち上がっており、我々は要望書を受け取りました。彼らは自民公明にも提出されている。対策が無くて良いわけが無いですので、「医療へのアクセスの改善」これは絶対にやらなくてはならないことだと思います。そのためにはわが党の法案を成立させなくてはいけないと思っています。

③文通費は、今まで各党が集まる協議会の中で議論をしてきました。「まずは」という理解です。石川県の補欠選挙の投票日が24日なので、それ迄の間に日割りについては早急に法律を作らなくてはならない、ということで今回の合意に至ったと、その他の公開や返納については今国会中に結論をえると合意されている理解しています。ですので問題は終わ理ではありません。明確にまだまだ国民の皆様から求められている解決に向けて、特に政権与党は向き合う必要がある。我々は法案を提出しています。

④略称問題ですが、党内でも色々とヒアリングして、いっときは幹事長同士で問いかけがあったのですが、その後、議論は進展しておりません。かつて各党とのやり取りの中で、幹部間の明確な会談も持たれていない状況です。現時点では、双方が話し合いをしなくてはならない案件ではございますし、話し合いをしたとしても課題が出てくるのは明らかです。


共同通信 野本さん お世話になってます。


時事通信社 真田さん:  
今の共同さんの質問、略称の関係で改めてお伺いしたいのですが、選挙時の略称の問題について改めてお伺いしたいのですが、「民主党」という略称で最終調整されているという報道もございますけれども、代表としてはその方向でご検討なのでしょうか?

泉代表:
これは皆様に、考え方というか論点のご紹介と言うことになりますけれども、昨年の総選挙というところで、「民主党」362万、「民主」200万。「わからなかった」、「そうだと思っていた」「あえてまた一緒になって欲しいので書いた」と、民意としては色々とあるのです。
        
それだけの方が「民主党」と書いてくださったとすると、その思いにも報いなくてはなりませんが、私は、今後は「リッケン」という呼び方で浸透させたいと思っています。立民という書かれ方をする場合もありますが、立憲で浸透させたいと思っています。しかしまだ途上なのですね。

しかし「立憲・国民」にした場合、多くの方々が、我々に投票しようと意図をして、全く違う政党にその票が行ってしまうのも良くない。そこに全く違う政党が誕生して「民主党」という略称を使えば、そこに我々への気持ちが流されてしまう危険もあると思っています。このようなことがもしあれば、大変な弊害だと思っております。それが現時点での論点だと思っています。

真田さん:
4月の下旬が届け出期限と聞いていますが、それまでに党内で意見を取りまとめできますか?

泉代表:
総務省の起源ですので、党内で意見をまとめて行きたいと思います。

真田:
幹事長からの問いかけ、というのがされていたということですが、立憲からですか?具体的にどのような持ちかけであったのでしょうか?

泉代表:
幹事長にお聞きください。

時事通信の真田さん。独自に他の議員にもヒアリングしている

FACTA 宮嶋さん:
京都府議選の負け方、分析、どうご覧になっているのか?練馬区長選挙及び区議選、石川県、3つとも惨敗になれば、泉体制を問われる可能性がありますが、どうお考えでしょうか?

泉代表:
去年の衆院選(総選挙)の比例得票数ですが、自民14000 維新12000 共産9000 立憲6000北区の基盤の票ですが、京都1区は従来、立憲民主党が候補を立ててこれなかった地域です。自治体についても立憲の議員が少ない地域です。こう行ったベースの中で戦った北区の選挙の中で分析すると、昨年のベースの票は取れた。自民は票を減らした。維新は減らなかった。自民からいくらか維新に流れた。共産党は票を減らした、ということです。

我々は最大限頑張った結果だという風に思っています。これは福山哲郎さんの票の出方とは異なってくるとお思います。石川県は厚い保守基盤ですので、野党候補者は大変だとは思っていますが、立憲民主党の政策で県民の皆さんの指示を得て、追いつき、追い越して行きたいと思っています。

FACTAの宮嶋さん、フリーランス。今日は初のスーツ姿でした。


クミチャンネル 小山:
谷田川議員のワクチン確保に関する質疑について。決算行政監視委員会での質疑。国民が全員4会分打ってもまだ余る本数。これに予備費が使われた事をどう思うか。カチンと来るのは、こう言ったことで海外のメディカルファーマに、意味なく我々の税金が横流しされるのか!💢と言う印象を持つ為、お伺いしました。

泉代表:
きちんと押さえていないので、来週までに調べておきます。

クミチャンネル 小山:
経済安全保障、と言う法案が国民から見てわかりにくいので立憲プラスでも解説いただきたい。幾つかの側面のある法案だと思うが、泉代表はどのように表現されるのか?昨今は法案名だけ印象良くて中身を誤魔化しているというケースがよく見受けられる。新自由主義による経済侵略に対する対策として立ち上がり、その規制により行き過ぎがあってはいけないとするのが、立憲の立場か?(プログレスセンター講演を聞いたこともある。)

泉代表:
?新自由主義対策かどうかはわかりませんが、企業活動に制約が出る可能性があるので危惧しています。業界の意向や現状を吸い上げる形になっているのかどうかですね。そうでないと政府からの口出しで、製品が禁止される場合があり、経済安全保障だから、なんでも自由経済における生産活動を止めるようであってはいけない。経済がグローバル化していく中で、軍事転用か?という部分もあり、これが世界の平和を脅かすようなことがあってはならないと考えています。

クミチャンネル 小山:
保育園・幼稚園教諭の処遇改善の法案が提出されましたが、立憲ニュースの下の方にリンクされているPDFを開きますと、一万円アップ?と記されているようですが、政府の案が9000円アップ、この是正に1万円というのは、野党全体から桁違いと言われる中に於いて、少な過ぎませんか?

泉代表:
限られた予算の中で、現実的なところという線引きはありました。無事、審議入りを実現したところにご評価いただければと思う。当然これでは足りないとは思っているので、引き続き内容的なものを求めて行く予定ではあります。

左は役員室長の後藤祐一さん。与党で言えば大臣政務官の役割。

フランス10及川:
おつけになっている。緑の羽根について、どのような意味なのか?泉代表はブルーリボンに関してもファッション的につける議員が多い中で、きちんと会見で紹介して「横田めぐみさん」に関して言及したり、具体的に新潟市を視察されたり、一つ一つの問題に思い入れもちゃんとお強い方なので、緑の羽根についても教えてください。

泉:
ブルーリボンについてはなかなか進展がない中で、つけていて心苦しい日々であります。ご家族の方もどんどん高齢になって行きます。なんとか解決して行きたいです。基本的には外交問題なので政府にやってもらわなくてはならないのですが、我々もこれに関しては前提条件をつけずにお願いしているのですが、政権は全く何もしていないのか?国民に何か伝えていかなくてはいけないのに、何もできていない事態が続いているというという忸怩たる思いです。

みどりの日に関しては、国民の祝日でもありますけれども、羽が配られる時期になりましたので、自然を守って行くための取り組みを続けて行きたいと思い、付けています。特に立憲は持続可能性社会・地域循環型・地産地消を歌っていますから。これまで国は計画的に植林なども随分してきたのですが、現状、維持ができずに、或いは気候変動の影響で、山林が乱れている、国土が荒廃している、ということもあります。

緑の羽根をつけながら、緑豊かな日本ですが、気候変動でその環境も壊れつつあるということで、できるだけ国内の林業も振興させて、国内で循環型の社会を目指していけるように、ということで緑の日を迎えて行きたいと思っています。

フランス10及川さんの向こうにいるのが立憲の及川さん
会議中はちょっと眠そうなSPさん。


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