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思ったそのまま生きよう

乃木坂46の魅力とは。

圧倒的顔面偏差値の高さ
信じられないほどの仲の良さ

他にもまだまだある。各メンバーにフォーカスを当てればキリがない。


だが今回は、楽曲について話そうと思う。
それも、ある一つの曲で、あるメンバーと絡めて話をしたい。


乃木坂46の代表曲とは何か。
この話題は長年ファンの間でも論争が絶えない。

君の名は希望
裸足でsummer
インフルエンサー

もちろん正解はない。
これだけファンがいるのだから、みんな違った意見を持って当たり前。

この論争は乃木坂には代表曲がないと言われてきた過去を裏付けるもの。
あと一つ足りないと言われてきた誰もが口ずさむ代表曲。

そして、それは乃木坂に良曲が多いという紛れもない事実。


今回書きたいのは、個人的に思い入れの深い曲。
一番大事にしている曲だ。それは、


きっかけ


最近で言えば、3月7日に行われるはずだった二期生ライブのSHOWROOM配信。

本編の最後、堀未央奈はこの曲の前にこう言った。

この幻のライブが、本当の二期生ライブに繋がるきっかけとなることを願って。

もしライブが実現していたら、もっと違う前振りになっていただろう。本編最後に選んだのだから、特別強い思い入れがあったのかもしれない。


また、2月24日、8th year birthday live最終日
本編も残り2曲となり白石麻衣のMCに入る。
最後のバスラであること
後輩の成長を感じ、卒業しても乃木坂の未来は明るいと確信したこと。

そして、次の言葉で曲が始まった

私の大好きな曲です。

流れたのはきっかけ。


実は大園桃子を推す前僕が最初に推したのは白石麻衣。

最初にテレビで見たのはきっかけだった。


でも今回は彼女についてではない。


では、大園桃子か。

実は、彼女を推し始める決め手になったのもこの曲。

オーディションも終盤。
日に日に彼女に魅了されていく。

推そうと確信に変わったのは彼女がきっかけを歌った時だった。

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か弱いけど芯がしっかり通った歌声。

これをきっかけに推すと決めた瞬間だった。


でも、彼女でもない。


ここで、僕が話したいのは、

伊藤万理華さん。


この曲で卒業を決め、この曲で卒業していった。

もう2年半も前の話だが、今もアイドルだった彼女を忘れない為、アイドルとして輝いていた彼女を知ってほしい為、薄い知識で書くことを許してほしい。


というのも、僕が万理華さんを推していた時期は本当に短い。一年もない。

最初に目を引かれたのはインフルエンサーのMV。
コメント欄には生駒里奈と伊藤万理華で埋め尽くされていた。
今でこそよく聞く、裏センター。
これは白石西野という圧倒的Wセンターの間で踊る万理華さんの凄さを表して言われるようになった。

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そして、個人PVのまりかっと。

完全に落ちた。
自然な表情、不安定な歌声、すべてに惚れた。

当然、過去の映像も漁る。
ライブで揺れるポニーテール、やはり不安定だけど可愛らしい歌声、何より、圧倒的ダンススキル。

あさひなぐでは主要キャストで素晴らしい演技。
19thシングルでは初めて福神にも選ばれた。

いよいよこれから、これから彼女の時代だ
誰もが思ったに違いない。この子はすごい。

その矢先、10月2日、彼女は卒業を発表した。
乃木坂46初の個展を最後に。


万理華さんはずっとポジションに悩み続けてきた

15の時に乃木坂のオーディションを受けた
まさかの合格!?ハッピー!も束の間
選抜発表で名前は呼ばれなかった

どうしたらいい?何が足りない?
焦りは空回り 回り回りぐるぐる巡り
誰かがつけた順番に泣いて眠れない夜もあった
前から3列目 のだいたい端っこ

乃木坂46として最後の作品、はじまりか、にもあるようにずっと悩み続けてきた。

5thシングルの選抜発表では自分から選抜落ちの確認をしに行った
あの時の絶望感は計り知れない。
やめてもおかしくない。

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それでもそれを乗り越えた彼女は、次作で選抜入り。
その後またアンダーになるも、生まれたままで、ここにいる理由などアンダーセンターとして結果を残し、選抜常連と言われるまで駆け上がる。


そんな彼女が選抜から落ちたのは15thシングル。

新センターを齋藤飛鳥に据え、乃木坂の人気は急上昇。
瞬く間にトップアイドルに登り詰めた。


このシングルのアンダーライブ、彼女は卒業を決める。


2016年アンダーライブ中国シリーズ千秋楽山口公演。

本編最後に歌ったのは、"きっかけ"だった。
そして、これが万理華さんに決断する勇気をもたらす。

きっかけ
迷っていた時期にやっと決心できた瞬間が
アンダーライブ中国地方で歌った
きっかけでした
あの時から私の中のテーマ曲
(伊藤万理華 ブログ 『きっかけ。787回目』)

この時、卒業を決めたという。
5th year birthday liveでもその様子が窺える

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まだもうちょっと頑張る。

彼女の意思は固かった。

そして、乃木坂46初の東京ドーム公演2日目
伊藤万理華最後のライブ
僕の最初のライブ

僕が"まりっか"を見る最初で最後のライブ


Wアンコール。
流れたのはきっかけだった。

当初の予定はロマンティックいか焼きだったそうだ
桜井キャプテンのお陰で直前で変わった。
キャプテンには感謝しかない。

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そしてこれは、僕がこれからも万理華さんを応援し続けるというきっかけでもあった。


白石麻衣のきっかけ
大園桃子のきっかけ

伊藤万理華のきっかけ

幾度となく僕に感動をくれた。力をくれた。
何か転機が訪れる時、何か悩んでいる時、

僕は決まってきっかけを聴く。

決心のきっかけは 時間切れじゃなくて
考えたその上で未来を信じること
決心は自分から
思ったそのまま 生きよう

いつもこの歌詞に力をもらえる
この歌が僕に勇気をくれる

大園桃子さんから、一度だけ浮気した半年間。

僕にとって、かけがえのない半年間。

この半年があったおかげで、僕は今大園桃子さんを後悔ないように推す事ができている。


これを読んでくれた人、どうか頭の片隅でいいから覚えておいてほしい。

昔はタダで見られたアンダーライブが、落選祭りになるまでに人気にしたアイドルがいたことを。

きっかけがいつかはわからない。
だからいま出来る精一杯を推しにしてほしい。


読んでくれてありがとう。

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