ワンネスと構造
錬金術的構造について考える時に、ワンネスということは非常に重要になってきます。スピリチュアルが好きな方なら、ワンネスについて聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ワンネスとは簡単に言うと「一つのもの」ということです。全ては繋がっている!とか全ては自分なのです。とか、言われるモノですね。
全ては繋がっているから。全ては自分だから。思い通りになるんだね!というのが引き寄せの法則だ!と考えている方は大変多いような気がしますが。この場合、ワンネスが2種類あると考える方はかなり少ないようです。
「一つのものなのにー!二つあるとはー!一体なんなの?」と、なりますよね。(すみません)実は、ここには認識の罠が隠れております。
つまり「全ては繋がっている」「全ては自分だ」なのだとしたら、それを認識しているのは誰か?そこで指している「自分」とは、一体何を指して自分としているのか?ということですね。
構造は大きく分けると3つある。というのはこの認識についても考えていくと、うっすらと見えてくるのです。
この構造は、コインで例えることができます。
コインの表と裏はそれぞれ別のものとして分離しているが、コインとして見れば、それは一つのものである。しかしそのコインを一つのものだと認識しているものも、コインと一体化したとしたら。そこにはコインすらない。(認識するものと、認識されるものが無くなり、無効化されるため、コイン自体を認識できなくなる)ということです。
以前、体感した言葉にならない状態「(宇宙くらい)物凄く大きいような。(量子くらい)物凄く小さいような。(一瞬くらい)短いような。(永遠くらい)長いような」というのは、おそらくこの「コインすらない」という感じに近かったのではないかと思います。
だからこそ言葉にもできず。もしも、あの状態に留まっていたとしたら、そのまま認識することも出来なかったのではないかと。それ故、このように言葉にするとズレていくのですが(笑)まぁとりあえず頑張って言語化しているというわけです。
私が「引き寄せの法則」のやり方によっては、歪みを生み危険だなぁと思うのは。このワンネスについての取り扱いが非常に雑な場合が多いからです。なかには地球を征服しようとしているのか?というような話まであったりしますしね(笑)
先ほどの、コインの構造を考えてもらうと、わかると思うのですが。コインの表と裏どちらか片一方だけを欲しがり、どちらか片一方を消し去ろうとするのは無理があります。
これを超えて、コインの表と裏の、どちらか片一方を完全に消し去ったとしたら、反対側の裏か表も同時に消えます。そして、コインという概念は無効化され、コインを認識することすら出来なくなる。・・・ってなことが起きるわけですね。
まぁ、実際はそんなところに突き進んで行ける人は、ほとんどいませんから(笑)大抵の場合、コインの表と裏、どちらか片方に集中した分、反対側がそれと同じ力で立ち上がってくるという反動が起き、コインは無効化されずに自然とバランスを取り回収されていくことが多いです。
とはいえ、コレは引き寄せの法則を実践している本人にとっては、望んだことと逆のことが起こるということですから。非常に厄介なことだと思われます。
古来からの呪術的なモノは、このような回収についても考えられている場合が多く、比較的安全に留意されているものが多いのですが。「全ては自分!だからなんでも思い通り!」というような地球征服者みたいなことを言う(笑)引き寄せの法則を実践している方の場合は少々危ういかなぁ。と思うのです。
人生楽ありゃ苦もあるさー。というのは昔の時代劇の主題歌ですが(笑) 真理とは、水戸黄門の歌の中にも、隠されているのでございます。
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