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如月十五日 涅槃会のきのこカレー

 二月十五日は涅槃会、つまりお釈迦様の命日です。お寺では法会が行われますね。
 私も一仏教徒として、涅槃会らしいことをと思い、きのこカレーを作って食べることにしました。
 一部の方には「喧嘩売ってますか?」と聞かれましたが、とんでもない。至って大真面目です。だって、亡くなった原因に思いを馳せるのは、それはそれで供養だと思うので。
 ところで、お釈迦様はインドといっても北インド、現在のネパールとの国境地域に生まれた方です。生前の活動範囲もその周辺が主でした。だから、召し上がったカレーもあちら風だろうと愚考し、一生懸命北インド風きのこカレーのレシピを探したら、こんな記事が。

 これはぴったり。
 ただ、一つ問題があります。お釈迦様の時代のインドにトマトはないのです。よって、ベースは他のものだったはず。完全再現とはいかないのがちょっと悔しいところです。
 でも、このレシピ、とってもおいしかったですよ。玉ねぎを入れなくても甘みがあるし、きのことトマトから旨味が出るので出汁いらず。今回は缶詰のカットトマトを使ったのでトップ画像のはちょっとトマトが勝った色をしていますが、生のトマトを使うとサイトの画像通りにターメリックの黄色が美しいカレーになるのだと思います。
 コツは「きのこは手で割く」のみ。これをやると炒めものだろうがなんだろうがおいしさ倍増します。やってみて。
 ところで、常々思うんですけど、インドカレーって野菜だけでも十分おいしんですよね。ベジタリアンが多いのもそのせいなんじゃないかな。

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門賀美央子 Monga Mioko
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