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癸卯葉月 立秋 寒蝉鳴の間

十三日
本来なら休息日だが、明日の取材の準備があって、ひたすら本を読む一日に。台風は関西方面に逸れたので関東のローカル線が止まることはないだろうが、大阪周辺には親戚や友人が多いので心配のタネは尽きない。
被害がないことを祈る一日だった。

十四日
東京へ。取材は夕刻からだが、念のため早めに家を出ることにした。
有楽町で下車し、マルイで市子さんの原画展、東京交通会館で幻獣神話展を観る。
漫画家さんの原画展に行くと毎回思う。
なんでこんなの描けるんだろう、と(小並感)。
同時に、あの繊細な色や線を再現する印刷技術のすごさにも感動を覚える。

取材は「ダ・ヴィンチ」誌次号特集のとある対談収録。なかなか豪華な顔合わせなのでお楽しみに。

十五日から十七日
〆切が重なっているため、ひたすら引きこもって原稿を書く日々。
十五日の正午には黙祷したが、それ以外はずっとモニター前でカチャカチャやっている。ライターの生活なんて地味なものだ。

ただ居ても 世は明るくなり 暗くなる

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