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株式投資を始める前に必ずやるべきこと|企業分析【重要項目8選を紹介】

こんにちは。マネ社長(@moneypresidentp)です。

今回は、株式投資をする前に必ずやるべきことのひとつ「企業分析」についてご紹介します。

株式投資とは、その企業の将来性を見込んで「未来」に対して資産を投下するものです。つまり、投資をする私達は、未来を予測する必要があります。

ただ、未来は不確定なもの。
未来を予言し、100発100中当てる人などいません。

では、そんな不確定な未来をどのように予想すればいいのか。
その解決策にひとつが、過去のデータから「企業分析」を行うことです。
この「企業分析」とは、企業がどのような軌跡を歩んできたか、どのような方向に進んでいるかを、過去の業績をもとに分析するもの。
その分析から、企業の体質や体調状態を判断することができます。

しかし、「企業分析」急にしようとしても何をすればいいかわからないはずです。
そこで今回は、株式投資をする前に必ずやるべきこととして「企業分析」の重要項目を8つご紹介します。

初めてみる言葉も出てくるかもしれませんが、最初はこんなものがあるんだというくらいで大丈夫です。
8つの重要項目をなんとなく知っておくだけでも金融リテラシーが高まるはずです。

※最初にお伝えしますが、投資はあくまで自己責任でお願いします。
※特定の銘柄や手法を薦めたり押し付けるものではありませんのでその点はご承知おきください。

「企業分析」の重要項目8選

「企業分析」をする際の重要項目8選はこちらです。

①売上高
②EPS(1株あたり利益)
③営業利益率
④自己資本比率
⑤営業活動によるCF
⑥現金等
⑦一株あたり配当金
⑧配当性向


重要項目を列挙しましたが、8つのうちどれくらいの言葉を聞いたことがあったでしょうか?
すべての意味を答えることができた人は、かなり金融リテラシーが高いです。この記事を読む必要はないので、今すぐブログを閉じて別の時間にあててください。笑

では、ひとつずつの項目について、もう少し詳しく見ていきましょう。

今回は、グラフデータを使ってより具体的に確認するために、私自身も保有している「伊藤忠商事」のデータと一緒に見ていきます。
このデータは、IR BANKより引用させていただいています。

①売上高

売上高とは、その企業が商品や製品を販売して得たお金のことです。

ポイントとしては、

・右肩上がりであること
・ブレが小さいこと

が挙げられます。

伊藤忠商事の「売上高」

②EPS(1株あたり利益)

EPS(1株あたり利益)とは、その名のとおり、1株あたりの当期純利益のことです。
当期純利益÷発行済株式総数で求めることができます。

ポイントとしては、

・右肩上がりになっていること

が挙げられます。

伊藤忠商事の「EPS(1株あたり利益)」

③営業利益率

営業利益率とは、売上に占める利益の割合のことです。

ポイントとしては、

・東証一部上場企業(金融業を除く)は平均7%前後
・10%以上なら良い
・5%以下なら注意が必要

が挙げられます。

伊藤忠商事の「営業利益率」

④自己資本比率

自己資本比率とは、総資本に対する自己資本の割合のことです。

ポイントとしては、

・企業が簡単に倒産してしまわないかを判断する指標
・高ければ高いほど潰れにくい
・40%以上はほしい
・40%以上の中小企業が10年以内に潰れる確率は約3.5%
・60%超はかなり安心
・80%以上は素晴らしい企業


伊藤忠商事の「自己資本比率」

⑤営業活動によるCF

営業活動によるCFとは、本業に関わる活動におけるキャッシュフローの流れを表すお金のことです。

ポイントとしては、

・今年の商売で手元の現金がいくら増えたかという指標
・毎年黒字であること
・長期的に増加傾向であること
・10年のうち1年でも赤字がある場合は注意が必要

伊藤忠商事の「営業活動によるCF」

⑥現金等

現金等とは、言わずもがなお金のことです。

ポイントとしては、

・長期的にみて増加傾向であること

伊藤忠商事の「現金等」

⑦一株あたり配当金

一株あたり配当金とは、株主に分配される1株あたりの配当額のことです。

ポイントとしては、

・安定していること
・増加傾向で成長していること
・減配していないこと
・無配になっていないこと
・リーマンショックのような不景気の時期でも配当を出し続けていること

伊藤忠商事の「一株あたり配当金」

⑧配当性向

配当性向とは、税引後の利益である当期純利益に対する配当金を支払う割合のことです。

ポイントとしては、

・今年の利益のうち何%を株主にキャッシュバックするかを示す指標
・企業が無理して配当を出していないか
・配当性向70%〜80%を超えると今のレベルの配当金を出し続けるのは難しくなる
・30〜50%が健全

伊藤忠商事の「配当性向」

まとめ:株式投資を始める前に必ずやるべき「企業分析」の重要項目8選を紹介!

今回は、「企業分析」をする際に知っておくべき重要項目8選をご紹介しました。

もう一度振り返ると、

①売上高
②EPS(1株あたり利益)
③営業利益率
④自己資本比率
⑤営業活動によるCF
⑥現金等
⑦一株あたり配当金
⑧配当性向

この8つになります。

株式投資機興味を持っている方は、この「企業分析」の重要項目を知っておくだけでも、その企業の業績がが大まかに把握できます。
つまり、企業の将来性を企業イメージではなく、過去の業績といった数値で判断できるようになるということです。

繰り返しになりますが、投資とは不確定な未来に対して資金を投下することを言います。
このため、その企業の将来性を裏付ける根拠調べが重要になってくるのです。

その手法のひとつが、今回ご紹介した「企業分析」という方法。

皆さんも、大事なお金を投資する際は、イメージが良さそうな企業だから、とか、よくCMで見かける企業だから、といった理由だけで投資しないようにしましょう。

今回ご紹介したような「企業分析」の重要項目に目を通し、過去の業績を把握して、投資する価値に値するか自分で判断できるようになりましょうね。

これから日本個別株に投資を考えている人、現在日本個別株に投資している人は是非参考にしてみてください。

私も現在勉強中です。少しずつコツコツと勉強しながら、快適な株式投資ライフを実現していこうと思っています。

皆さんも一緒に、自分で調べる力をつけていきましょう。

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