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【part.2】あなたの年金に関する疑問にヒト型AIロボットがお答えします

※part.1から読まれたい方は、こちらをクリック下さい!

トシ(30歳の社会人):やあ博士、今日はAIロボット2号のお披露目だね。
博士:おお、トシ。どうじゃ、これがロボット2号じゃ。「ケーコ」と命名したぞ。元祖癒し系女優の若かりし頃をモデルにしたんだ。彼女は有名女子大入学で上京してから本格的な芸能活動をはじめたんじゃが、当時はロングヘアーが似合っておった。ドラマでは「〇の国から」が有名だが、マイナーなところで「高〇教師」にゲスト出演していた回をワシは見逃さなかったぞ。「高〇教師」と言っても真〇広之じゃなくて、それより古い加〇雄三のじゃ。そして、、
トシ:博士、これ以上話しても誰もわからないからやめようよ。
来店型保険ショップの店長: おお、これが噂の「ケーコ」だね。まさしく「三択の女王」だ。そうだ、折角だから店の集客イベントで「クイズ〇-ビー」をやろうか。ケーコが四枠で、博士がは〇たいらの三枠、トシは若いけど篠〇教授の一枠だな。二枠と五枠はナシの簡略バージョンにして、司会はワタシだな。ウッシッシ。
博士:おいおい、いくら集客イベントがネタ切れだからといって、、。まあ、年金クイズでやるならいいか。ケーコの本領発揮となるだろうし。

~数時間後~
トシ:おお、大勢のギャラリーだ。100人はいるか。ちょっと緊張するな。
博士:ええい、ままよ。なるようになるじゃろう。

店長:「巨〇のクイズ〇ービー!」(拍手)さあ、今日は年金に関する問題で行きます!
ショップ社員:それでは最初の問題です。1960年生まれの人が65歳となる時点(2025年)で、90歳以上まで生きる確率はどの位でしょう。※資料1
1. 男性20% 女性40%
2. 男性30% 女性50%
3. 男性40% 女性60%

店長:さあ、いきなり三択です。倍率いきますドン!8、2、3!
(トシ:いやあ、8倍とはナメられたもんだな。これは絶対正解せねば)
店長:さあ一枠はトシさんです。(拍手) この問題わかりましたか。
トシ:まあ女性は半分いくと思いますが、男性はそんなに90歳までいかないと思いますので、、。
店長:さあいってみましょう、せーの、ドン!残念、2番ではありません。博士とケーコ一緒に開けます。ドン!3番、お二人とも正解です!(拍手)博士はご存じでしたかね。
博士:これは知っていたよ。しかし男も90歳以上が四割の時代に突入するんじゃなあ。

キャプチャ表2

店長:ところでケーコさんは名古屋出身だよねえ。美味しいものがたくさんあって。
ケーコ:もう、バリうみゃーもんばっかりタイ。
(博士:ああ、ケーコに名古屋弁のインプットを忘れていた。ムチャクチャだ。恥ずかしい、、、)

ショップ社員:それでは次の問題です。現在、日本の公的年金の財政方式は、現役世代の保険料によって受給世代の給付を賄う「賦課方式」です。これに対して、現役世代の保険料を積み立てて、その現役世代が受給世代となった時の給付に充てる財政方式を「積立方式」と言います。それでは少子高齢化に対してより強いとされる財政方式はどちらでしょう。※資料1
1. 賦課方式
2. 積立方式
3. どちらでもない

店長:今日は全部三択ですね。倍率せーの、ドン!4、2、1!トシさん、この回答、自信のほどは。
トシ:以前聞いたことはあるのですけどね、、。
店長:せーの、ドン!残念、2番ではありません。ケーコさんは?
ケーコ:これは多くの人が2番だと誤解しているんですよね。少子高齢化が続くと消費が中心の高齢者人口が増えて、生産者人口が減っていくので、何の手も打たないと超過需要になるんですね。そうなると必要なサービスを受けるにも料金が高くなってしまって、、ねえ。
店長:では開けてみましょう、ドン!3番、正解です。(拍手)博士も正解、ご存知でしたかね。
博士:高齢者の目的はあくまでも生活必需品やサービスの「消費」であって、生産物を中心に見ればどちらも「消費」への影響はあるからなあ。積立方式も少子高齢化に強いとは言えんじゃろうなあ。
(トシ:これって「Output is central」だっけ、今思い出した)

店長:あっ、チャイムが鳴りました。
ショップ社員:それでは最後の問題です。日本の公的年金は「賦課方式」でありながら、今後の少子高齢化を乗り越えるために約166兆円もの「積立金」を確保しています。その内訳、国民年金と厚生年金保険の比率は何対何でしょう。 ※資料2
1. 20:80
2. 10:90
3.  5:95

店長:倍率ドン!さらに倍!18、4、8!さあ、これは難問でしょうか。頭を抱えているトシさん!
トシ:国民年金の方が少ないんだろうけど、具体的な数字までは、、。
店長:せーの、ドン!残念、1番ではありません。博士はいかがですか。
博士:ワシも数字は覚えとらんなあ。
店長:ドン!2番でもありません。あとはケーコさん、ドン!3番で正解!(拍手)
ケーコ:これは厚生年金保険の適用拡大の関連で知っていました。ちなみに、適用拡大で国民年金から厚生年金保険に被保険者が移っても積立金は国民年金に置いていくので、その結果国民年金の財政状況も改善されるんですよね。
店長:いやー、今日も三択の女王絶好調だったね。それではまた来週!
(拍手)
店長:さあ、これから「あなたの年金HOWマッチ?」に参加ご希望の方は、「ねんきん定期便」のハガキを持って、こちらに並んでくださいね。お子様はこちらの塗り絵コーナーへどうぞ。さあ、これから忙しくなるぞ!!


博士:三択クイズだったらケーコは無敵だな。でもそもそもAIロボの使い方はこんなんでいいんじゃろうか。どうすればわかりやすく正しい公的年金の知識を広めることが出来るのかなあ。
トシ:お客さんがいっぱい並んでいるからリサーチしてみようか。
博士:そうじゃなあ、実は三号ロボも準備しておるんじゃが、ちょっと夏休みを取ろうかな。お盆は孫とクワガタを採りにいく約束もしておるしな。
トシ:三号ロボは橋本〇奈ちゃんにしてよ。博士が夏休みの間デートしたいな。カミさんもAIロボが相手なら許してくれるかなあ、、。
博士:それじゃあ不公平だから男優ロボも作らないといかんな。ただワシに任せると高〇健さん似になるぞ。加山〇三かもしれんがな。まあ、楽しくいこうか。はっはっはっ。


※この話はフィクションですが、数値やデータは以下を参考にしています。

資料1:ブログ「おカネのミカタ」髙橋義憲氏(ファイナンシャルプランナー)
※文中の一問目、二問目および図表は上記ブログより引用させていただきました。公的年金に興味のある方は是非お読みください。
・10の質問を通じて理解する公的年金保険の事実 
https://note.com/takahay/n/ndb81c0f35466
・同 ~回答集計の結果
https://note.com/takahay/n/n24ec51b55bed


資料2: 平成30年度 年金積立金の運用状況について (厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/000557968.pdf

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