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ステイホーム、テレワークも影響か!?ネット証券口座急増のワケ

こんにちは、金融ブロガーの本郷マサシです。
いよいよ全国的に梅雨入りですね。まあ今年はまだまだ自粛モードなので例年ほど「嫌だな~」感はないです(笑)

ところで最近「スマホクリック」で済ませること、増えたと思いませんか。マサシの家庭でもちょっとしたショッピングに利用するだけでなく、口座の振り込みも、税金の申告もスマホを使っています。

そして株式や投資信託の世界にも、最近はネット取引が本格的に普及しています。マサシの親の世代は、もっぱら証券会社の営業さんにお世話になってました。対面には対面の良さもありますが、ネット取引へのシフトには抗えないのでしょう。

◆証券口座の登録が急増!なぜ?◆
ここ最近、大手証券会社はテレワークで対面営業ができなかったこともあり、どこも苦戦してるようです。そんな大手をしり目に、SBIや楽天といったネット証券各社では急速に口座開設が増加しました。ちなみにSBIの口座数は500万を超え、SBIネオモバイル証券分と合わせるとあの野村証券と肩を並べる勢いです。

節税メリットが享受できるNISA(少額投資非課税制度)も好調で、4月の口座開設は前年の3倍に達したようです

テレワークで暇を持て余したリーマンの投資デビューという側面もありますが、それだけではありません。口座開設急増の時期は、コロナショックで株価が急降下した3月あたりです。いままで投資に手を染めなかった若手世代が、「今こそ買い場」とばかりに参戦してきたのです。

実は、昨年「老後資産2000万円問題」が取りざたされたあたりから、若手世代の資産運用に対する意識は高まりつつあったのです。そこに相場急落のフォロー風が吹き、投資初心者がなだれ込んだというワケです。

口座数増加に伴い資金も流れ込んでおり、個人投資家の売買が全体に占める割合も18%から23%にまで高まりました。最近は海外勢に押され気味だった市場に、個人の存在感を見せています。

一般的に個人は逆張りの傾向にあり、今回のコロナ相場でも空売り一辺倒の海外ヘッジファンド等に対し買いで対抗し、株価反転に一役買ったとされています。

◆ネット証券のメリットと上手な活用法◆
ネット証券取引のメリットは、なんといっても手数料の安さです。

大手証券は対面営業の効率性を重視するために、どうしても大口の顧客を優遇する傾向にあり、それは手数料体系にも現れています。つまり、取引が小口なほど手数料が割高に設定されているのです

たとえば10万円取引の場合、大手証券の店頭を通すと3000円近くかかります。大手証券は対面にかかる人件費が高く、手数料に上乗せせざるを得ないのです。手数料に3%もかかっては、その分だけリターンが薄くなってしまいます。

一方ネットなら、同じ取引で100円以下です。率にして0.1%ですから、利益にはほとんど影響を与えません。

ネット取引はパソコンでもスマホでも操作できますが、スマホでの取引がオススメです。理由は「即時性」です。

証券取引所が開いているのは昼休みを挟んで平日の9時から3時までですから、自宅のパソコンでは取引外時間にしか相場のチェックや売買取引ができません。

スマホなら通勤途中・昼休み・休憩時間・営業の移動中といったスキマ時間を活用できます。たとえば、朝の電車で相場をチェック→昼休みに売買注文→帰りの電車で取引結果をチェック、といった具合です。

◆気をつけよう!ネット取引の落とし穴◆
対面取引なら、担当の営業が投資についてなにくれとなく助言してくれます。一方、ネット取引は自分で情報を集め投資判断しなければいけません

でないと、今回の株価急回復でも稼ぐことができません。

株取引の世界では様々な鉄則や手法が存在います。そういったところの研究なしに自己流で始めてしまうと、いきなり大損こく結果にもなりかねないでしょう。

ネットで投資を始めるなら、情報集めに注力を注ぐのはもちろん、最初は少額にとどめてリスクを抑えることがおすすめです

投資の主な目的はリターンを出して資産を殖やすことにあります。もちろん大切なことですが、それだけでは少し寂しいと思いませんか?

投資したお金は、企業活動に使われ経済を回しているわけで、世の中の役に立っているわけです。そんな風に考えると投資もより楽しくなるでしょう。

つづく。

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