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FIRE計画の立て方!ご利用は計画的に。

みなさん、こんにちは。かぶジローです。
今回はFIRE計画の立て方をみなさんと共有したいと思います。
同じ志を持たれている方は是非ご覧ください。

まずFIREとは、「Financial Independence , Retire Early」 の略で「経済的自立と早期リタイア」のことです。ここでいう経済的自立とは自分で稼いだお金で親などからの支援を受けずに生活できることではなく、資産所得が生活費を上回った状態、つまり働かなくても最低限の生活は保障されている状態を言います。
そしてFIREにはいくつかの種類があり、以下の4つに分けられます。
・Fat FIRE・・・基礎生活費と浪費の両方を資産所得で賄える状態。
・Lean FIRE・・・浪費をせず、基礎生活費のみを賄える状態。
・Side FIRE・・・副業収入と資産所得で賄える状態。
・Barista FIRE・・・労働収入と資産所得で賄える状態。
このうちFat FIREは基礎生活費だけでなく、浪費の分のお金も資産所得から捻出しなければならないため、非常に難易度が高いです。資産が億単位の方なら達成可能かもしれません。
Lean FIREは浪費をせず、基礎生活費のみを賄える状態であり、浪費をしない人生になるので、独身で生きていく人や浪費なんてしないぜって人なら達成できます。
Side FIRE と Barista FIRE は生活費の一部を働いて稼ぐ分、社会との接点を持ちつつ、収入を得ながら生活するので、その分資産が少なくて済み、達成難易度は他のFIREに比べると低いかもしれません。

さて、FIREの定義や種類について分かったところで、じゃあどれくらいの資産があればFIREできるのか。これについて考えていきましょう。
結論から言うと
「年間生活費の25倍の資産ができる状態」
になったらFIREできます。
この25倍という数字はFIRE業界では有名な数字で、これは「トリニティー・スタディ」という研究から来ています。「トリニティー・スタディ」はざっくり言うと、「毎年資産の4%ずつ取り崩していっても30年後に資産が残っている確率は95%であった。また取り崩した30年後の資産の中央値は最初の資産の8倍になっていた」という研究結果です。
たとえば年間生活費が200万円だとすると、FIREするためには
200万円×25倍=5000万円
の資産があればいいということです。
ただしここでいくつか注意点があります。

① 投資対象はS&P500とアメリカの高格付けの社債であること
② 円ベースではなくドルベースで4%ずつ取り崩すため、為替の影響を受けること
③ NISA口座でなければ利益の20.315%は税金として持っていかれること

これらの影響を加味して取り崩す必要があるということです。また取り崩しには「定額取り崩し」と「定率取り崩し」があり、「定額取り崩し」はFIRE直後の総資産の4%を毎年取り崩す方法で「定率取り崩し」はその年の資産残高の4%を取り崩す方法です。前者はトリニティー・スタディの方法、後者は名著「ウォール街のランダムウォーカー」に書いてある方法です。

ここまで読んで、
「そんな大金用意できねえよ」
って人、おっしゃる通りです。この資産額は先ほど言ったFat FIREに必要な額であり、家族持ちの場合年間生活費はもっと必要かもしれません。
そこで代替案として出てくるのがSide FIRE やBarista Fire の考え方です。
例えば先ほどの例を当てはめてみましょう。
Fat FIREするためには5000万円必要でしたが、生活費の半分を働いて稼ぐなら必要な資産は2500万円に激減します。
これがみなさんにSide FIRE やBarista Fire をお勧めする理由です。

月の生活費の半分を稼ぐだけならば、時短勤務や週3.4回の労働をすれば十分という方は少なくないはずです。
そうしたら家族と過ごす時間や自分のために使う時間が増えて、さらに社会とのつながりも切れないため、承認欲求も満たされます。

ということで今回は FIRE とは?ということから、FIRE の種類、実際の FIRE プランやシュミレーションまでしてみました。こういったシュミレーションをすることで資産形成のモチベーションは大きく向上します。これからも一緒にがんばりましょう。
それでは今日はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう。

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