見出し画像

負けない思考(確率・設定とスランプグラフ)

ギャンブルと言えば、『確率論』というキーワードを思い浮かべるかと思います。私はこれまで「勝つには」「負けない大切さ」「メンタリティー」といくつかの角度から皆さんに発信してきました。その中でおそらく私の記事を見た=「勝てるようになった!」という方は少ないことでしょう。それはこれまで私が発信してきたことは、あくまで「思考や理論」であり、『勝つための準備』と言ったレベルでしか、発信していないからです。

もちろん「思考や理論」に加えて、負けないために・・・
 ・ジャグラーのチェリー取得
 ・ボーナス時の1枚掛け
 ・貯玉再プレイでの遊戯

等の、動作に纏わる記事も配信してきましたが、これはあくまで最低限の動作であり、「これをやったから勝てる!」ではありません。

その他の考え方として、負け額と貯金方法なども発信してきたかと思います。これらは、全て「勝つための」「負けないための」準備です。

今日は少し実践的なお話をしていきますので、気楽に読んで頂けますと幸いです。また「良かったな」「なるほどな」と思った方は、「♡ボタン」や「+フォロー」を頂けると、純粋に嬉しい気持ちになりますので、是非ともお願い致します!

さて、本日のタイトルは「負けない思考(確率・設定とスランプグラフ」となり、極力「勝ち額を減らさない」「負け額を増やさない」、こんな理論を深掘りしていけたらと思います。

早速ではございますが、以下の図をご覧ください!

 図①

どうせマイジャグラー低設定だろう!と思った方が多いと思います。正解は、勝率50%のガチャガチャ実践データとなります。では、50%の内訳(このガチャガチャの仕様)を以下に記載します。

ガチャガチャ仕様
・当たりくじ:1,000円
・ハズレくじ:-1,000円
・確率それぞれ50%
 ※当たりとハズレ2つのフラグのみ

たった、それだけです。強いて言えば、合計のくじの枚数は不明です。ただしガチャを引いたら戻す、のではなく純粋にスロットと同じ仕様となっております。

結果は、試行回数236回でマイナス7,000円です。50%という確率を頭で思い浮かべると、回せば回すほど、『1:1』になるイメージを持たれている方が多いと思います。そして当たれば1,000円、外れれば-1,000円な訳ですから、収支はトントンになりそうなイメージを持った方も多いと思います。

この想像は、別に間違っているわけではありません。しかしスランプグラフの想像は、どれくらいイメージできていたでしょうか?

先ほどは、試行回数236回で「負け」
では、この後回し続けるとどうなるでしょうか。次は264回時点で一旦”図”にします。

図②

皆さんどのように感じたでしょうか。納得の方、そうでない方、意見は分かれるかも知れませんが、50%という数字はちょっとした区間の偏りで、だいぶグラフが上下します。では、もっと掘り下げていきましょう。

確率には、「偏りと収束」という言葉が存在します。この言葉のイメージとしては、偏れば徐々に収束する。上振れも下振れも徐々に収束するはずです。

しかし皆さんの収束という言葉のイメージはいかがでしょうか。(どのようなイメージをお持ちでしょうか)

おそらく回せば回すほど、当たり50%に近づき、ハズレも50%に近づく。このようなイメージを持っているかと思います。しかしそのイメージをスランプグラフで突き詰めて行くと、意外な結果が発覚します。

まず先ほどのグラフで偏っているイメージだと思えるのは、上下のMAX値になるかと思います。(図としては以下部分が偏りのイメージだと思います)

図③”偏りのイメージ”※赤丸が偏った結果

図の最高値及び最低値が皆さんの想像する偏りになるかと思います。ここでこのガチャガチャにおける当選内訳をもう一度確認しましょう。

このガチャの仕様は
・当たりくじ:1,000円
・ハズレくじ:-1,000円
・確率それぞれ50%
 ※当たりとハズレ2つのフラグのみ

となります。では、ここでそれぞれ偏った状態の当たり・ハズレ比率を見てきましょう。まずは初回の偏り(最低値までの比率)をご覧ください。

図④”最低値までのスランプグラフ”

初回の最低値までの試行回数は「37回」です。

図⑤初回の最低値までの履歴

ご覧頂いたように、当たり確率よりも「ハズレ確率」が上振れしており、初回の指定値までは「ハズレ確率62.2%」となっております。確かに確実に偏ってます。

少しスロットの話をしますが、奇数・偶数によって、ボーナスの色が違ったり、バケ中のサイドランプの色が示唆によって、異なる機種が存在します。もちろん設定判別においては重要な要素となりますが、例えばバジリスク絆を例にすると、設定1は赤BC:青BCが1:1であり、偶数設定だと赤60%・奇数設定だと青60%と若干の差が設けられております。

しかしどうでしょう。50%は37回の試行回数程度の場合、50%にはなりません。仮に今回の例と照らし合わせ、当たり=赤、ハズレ=青とすると明らかに「奇数設定だろう!」と誰しもが思ってしまいます。

人間だけでなく、世の中に出回っている判別ツールでも同じことが起きます。先ほどの例をバジリスク絆2の判別ツールに、BCの色だけ入力してみました。
※当たり=赤、ハズレ=青で入力

スロマガ引用”バジリスク絆2判別ツール”

明らかな、奇数設定が想定(41.3%+41.3%=82.6%)されており、1:1である「設定1」の可能性は、14.18%しかありません。つまり50%は37回の検証では、「全く当てにならない」と言えます。

では、現在は37回の試行回数のため”下振れしてしまった”と想像され、徐々に「収束する」イメージを持つかと思います。更に見ていきましょう!

次のエリアは以下通りです。

図⑥”最低値から最高値までのスランプグラフ”

先ほどまでは、「最低値までハズレに偏った」結果となりましたが、今回は最低値から比較し、当たりを多く引いた結果上昇しております。皆さんの想像で言う「収束」を意味します。

履歴を細かく追っていきましょう。

図⑦最低値から最高値までの履歴

確かに50%に近づいてはいるものの、今度は当たりの偏りが増えており、当たり確率が50%を超えて出現しております。

確率論は、収束する。
確かにこの言葉は間違いのない言葉です。しかしスランプグラフ(つまり出玉)とこの「収束」と言う言葉の意味は、「イメージと実際」が異なります。

更に進めたエリアをご覧ください。

図⑧スランプグラフ全体

下落・上昇を繰り返し、最終的にはプラスに偏ることができた!そんなイメージがこのグラフです。確かに事実「当たりに偏った結果」プラスで終了できております。では、この当たりに偏った履歴は、どのレベルで偏っているでしょうか。

図⑨最終履歴

皆さんの頭の中(イメージ)では、「結構偏っている」と思った方が多いかと思いますが、実際の『比率』では対して偏ってません。しかしスランプグラフでは偏りの印象が強くなると思います。

『確率とは・・・回せば回すほど収束する』この意味は正しいのですが、皆さんの収束イメージというのは、だいぶ異なり、実は想像が難しいのです。おそらく皆さんの収束イメージは、回せば回すほど・・・以下赤丸の偏りの無いイメージを想像されると思います。

図⑩収束イメージ(途中からあえて1:1にしたグラフ)

しかし、グラフを見たらどうでしょう。これまでのグラフの挙動を見る限り、赤丸のようには、収束しないイメージを持たれると思います。

ギャンブル界には、スランプグラフで当たりを狙い撃ちできる!という方をよく見かけます。確かにオカルトチックな意見でもありますが、あながち間違えでは無いということです。理由は今お伝えしたように、このグラフから収束のイメージを考え、赤丸のイメージを抱いた方は少ないかと思います。※収束のイメージは、赤丸であるが、現在のスランプグラフを見た上で収束をイメージしてみると、赤丸のように急遽収束するイメージは、持てないはずです。

逆に収束のイメージは、数値よりもグラフで想像する方が予想を立てやすい気までしてきます。これが俗に言うスランプグラフ達人です。

では最後にもっと面白いグラフを見せます。あの後50%ガチャがどうなったのか、更に検証してみました。

図”300回試行スランプグラフ”

いかがでしょうか。更に上昇してます。

図”300回試行履歴”

では、最後にこの後どうなるかを皆さんで想像してみてください。

最終検証結果
・試行回数:2280回
・当たり数:1152回
・ハズレ数:1128回
・収支:24,000円
 ※当たり1,000円・ハズレ-1,000円

さて、試行回数300回の比率と収束状況を見てみましょう!300回時点では、当たり率51.3%(ハズレ48.7%)でした。

最終結果(比率)
・当たり:50.5%
・ハズレ:49.5%

最終的には、ほとんど1:1になるという収束理論は、”正しい!”という結果となりました。

しかし・・・「当たり:50.5%・ハズレ49.5%」という結果(事実)に対して、スランプグラフのイメージはいかがでしょうか。確率としては、「0.5%の差」しかありません。では、見てみましょう。


図”1:1(50%)を2280回検証したスランプグラフ

いかがでしたでしょうか。確かに確率だけで見ると差は、ほとんどありませんが、スランプグラフで見ると”かなり上振れ”しており収束しているようには見えません。少なくとも「当たり:50.5%・ハズレ49.5%」のスランプグラフイメージが、上の図と合致していた方は少なかったかと思います。

そして、最終的な収支の収束について、正直50%という数字は、回せば回すほど上振れ・下振れを永遠に繰り返すことになりますので、収支±0にはなりません。※回し続ける限り±0には絶対ならないということです。

図”試行回数別1:1出現率

また50%ぴったりの数字になるには、一旦ピッタリの数字になる前後に出現しやすく、大きく上振れ・下振れをしてしまうと、しばらく訪れることはありません。ちなみに試行回数426回目を最後に1:1になることはありませんでした。

2280回中、ピッタリ賞は”たったの44回”です。繰り返しになりますが、大きく上振れ・下振れしてしまうと、戻るまでに時間が掛かってしまいます。おそらく2280回の倍の数回して、やっと戻るかな?といったレベルです。

皆さん『これが50%』です。逆のグラフもありえます・・・その場合、1日というレベルでは絶対に戻ってこないということになります。50%を自分で収束させようと「頑張ること」は危険です。明らかな下振れは、戻らないので「諦める癖」も大切です。

では、今回の最大のポイントである、負けない思考についてお話しします。

図”50%(1:1)を2280回検証したスランプグラフ

このグラフには、明確な『辞め際』が存在します。確率には必ずトレンドラインが出来上がります。今回の50%という確率には一定区間の限界値というものがあります。その一定区間の限界値には2つの意味があります。

 ①連荘数
 ②区間内出現率

この二つが噛み合えば、限界値に近づきます。適度な出現率に連荘数が重なるとトレンドラインが出来上がり、限界値上記2点が重なるとトレンドラインを突き破ります。これが限界値です。

この考え方は、上にも下にも起こりうることです。この限界値の後は下落の始まりです。上の限界値を確率50%で維持し続けることは不可能であり、必ず下落します。株のトレンドライン理論とほとんど同じです。

つまり・・・仮に50%のギャンブルをするのであれば、トレンドラインを突き破った時点で辞めるのが正解です。そこから更に上がることは、ほとんどありません。

図”ギャンブルにおける辞め際の考え方”

トレンドラインを突き破った赤丸部分の後は、±0付近まで下落しており、万が一閉店時間が下落時であれば、非常に勿体無い結果となってしまいます。逆に赤丸の時点で辞めることができれば大勝ちが実現します。

確かに、「もっと出るだろう!まだまだだ!」という気持ちは分かります。しかし勝つ・負けない、ためには大勝ちをきっちりと持ち帰ることが重要です。スロットの場合、5.6を除いてトレンドラインを突き破った後、ほとんどが下落傾向に陥ります。低設定だと気付いている場合、突き破り後は「ささっと辞めましょう」

今回は、少しグラフの量も増えてしまったので、これくらいにしますが、今後は「このような思考で勝つ・負けない」といったお話しもお伝えできればと思っております。また下落からの上昇という理論もありますので、その辺りも徐々に伝えていきますので、是非今後とも私の発信を読んで頂けたら嬉しいです。

本日は・・・
・50%は確率として収束するが、±0にならない。
・±0にするには、その時点で自分で辞める必要がある。
・下落し過ぎた50%は戻らないので諦める。
・トレンドラインを突き破った場合、速やかに辞める。

大事なことは、『確率は収束するが出玉は収束するとは限らない』これは覚えておきましょう!

補足すると、設定3のマイジャグラーは、勝率”約50%”であり、機械割が約100%です。今回の2280回(50%)の例は、スランプグラフから見てもマイジャグラーの設定3に近いデータになったかと思います。マイジャグラーの設定3は非常に奥が深い仕様になっているのも事実です。(一番騙されるのが設定3です)

今回のように出る時は、高設定のようなグラフを描き、出ない時は1よりひどいようなグラフにもなりかねるのが、この設定3です。(参考に!)

以上、ご拝読有難うございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?