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【新NISA】の出口を考える

※この記事は、なお|お金のプロさんのXポストをシェアしてます(リンクは記事の一番下)

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◆ 新NISAの出口を考える ◆
①「資産形成はいつまでも」が基本
②70歳以降は「資産の取り崩し」のフェーズ
③取り崩しは「前半は定率、後半は定額」
④あの世には持っていけない「自分でつかうか誰かに遺すか」
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◆ ①「資産形成はいつまでも」が基本◆
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2000万円の資産を運用せずに、毎月10万円ずつ取り崩すと、16年8ヶ月(200ヶ月)でゼロ。運用しながら取り崩せば、資産寿命を伸ばすことができます。

新NISAであれば非課税期間が無期限なので、お金を増やしながら少しずつ取り崩すことが可能。可能なかぎり資産形成はつづけるのがいいです。

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◆ ②70歳以降は「資産の取り崩し」のフェーズ◆
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2000万円の資産を年利5%で運用しながら、20年かけて取り崩す場合は、「2000万円×0.08024=160万4800円」となります。これが20年にわたって毎年受け取れる金額で、月額に直すと約13.4万円。

70歳から資産の取り崩しをはじめても90歳まで資産がもつ計算になります。

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◆ ③取り崩しは「前半は定率、後半は定額」◆
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定額取り崩しは、「毎月〇円ずつ」、定率取り崩しは、「毎月資産の○%ずつ」と取り崩す方法。

定額取り崩しは、毎月取り崩す金額がわかりやすいメリットな反面、定率取り崩しよりも資産の減りが早いのがデメリット。

資産の多い老後の前半は定率取り崩しで一定率ずつ受け取り、資産がある程度減ったら定額取り崩しに切り替えると資産を長持ちさせることが可能。

歳をとったときその判断や操作が自分でできるかは課題。

わたしは解決策として、70歳まで生きていたら認知能力に問題がないうちに、新NISAはタイミングをみて一部を売却して「変額個人年金の一時払い」に預けかえようと考えています。場合によっては65歳でそうするかもしれません。

基本は自分が年金として受け取る商品ですが、万が一のときは「受取人が指定できる」「生命保険の非課税枠がつかえる」「年金受取中の万が一は、運用しながら年金として引き継げる」などNISAにはない特徴があります。健康状態の告知がなく85歳まで誰でも加入できます。

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◆「自分でつかうか誰かに遺すか」決める ◆
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自分がやりたいことを実行して、資産を計画的に取り崩し「DIE WITH ZERO」を実践するのもアリですし亡くなったときに子どもや家族に遺したいという場合もあるでしょう。

ここをどうするかによっても、準備資金は変わってきます。

自分の想いにあったプランニングを大切にしたいですね。
わたしはセカンドライフ、自分の人生も楽しみつつ、子どもにも遺したいと考えています。

「新NISA」で失敗しないためには、正しい知識が必要です。自由度が高まるぶん、出口も自分で決めていく必要があります。


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