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最近のシェアハウスと、転職のこと。

いつものほほんと優しい同居人たちが、珍しく殺伐としている。それはそう、転職活動をはじめたのだ。頑張ってる2人のために私ができることはあまりにも少なく、とにかく風呂を早めに入れるとか、ゴミを捨てるとか、大きな声で歌わないとか、それしかできない。死ぬほどもどかしい。

居間で眉間を寄せている2人。ふと、あれ、自分は転職しないのか。なぜなんだ、おい大丈夫か、と考えてみる。そういえば去年、とある憧れの企業を一社受けて内定が出ていた。でも行かなかった。学生の私が知ったら、26歳の私に手が出てると思う。その会社も、学生時代に内定辞退した会社も、最後の一手愛せなかったのは同じ理由で、「働いている人の言葉が等身大じゃないから」だった。


等身大の言葉がどれだと聞かれたら難しい。逆にそうじゃないものだと「圧倒的な成長」とか「国に貢献する」とか大きな主語だったり、「つよくてやさしい」みたいな雰囲気の言葉だったり、そういうのがあれ、というか多分、文脈を読むのが上手くない。現職の人たちは「なぜやるのか」「実行できるのか」の腹落ち感をとても大切にしている。逆に雰囲気で話すとすぐに見抜かれてしまう。(どっちの言葉が良い悪いとかではなくシンプルに私が好きなタイプの人間なんだと思う。)


じゃあ君もできるのかと聞かれたら、1秒悩まず首をぶんぶん横に振る。特に「なぜやるのか」において私は本当に弱くて、その場が円滑に進むなら自分が面白いと思えることまで自分を騙す癖がやめられない。企画職として致命的だ。


そんなこんなで年明けから面白いと思うものに触れる機会を無理やり増やしてみている。好きなことを徹底的にやるというのは、意外と人生で初めてかも。おかげでおそらく来月は赤字だ。いい赤字になるといいけれど。26歳。まだまだ琴線に触れるものがよくわからない。見分ける訓練中だ。

さよならした3331の人の本。
関心がちょっとみえてきた気がした。

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