世界というのは主観でしかない
前の記事から半年も開いてしまいました。
調子が悪い時に、気持ちの捌け口として突発的にブログを書いている節があるので、書く機会が少なかったってことは、そこそこにメンタルが安定していたのかもしれない。
けど、振り返ると色々あった半年でした。
まず家。
その後順調に打ち合わせが進み、もうすぐ上棟です。
先日現地に見学に行ったけれど、あれよあれよと家が出来上がっていてびっくり。
本当にここに住むんだな。
ずっと自分の家が欲しいと思っていたけれど、いざ家が建つと思うと、嬉しいよりも困惑の気持ちの方が強いかもしれない。
あんなに、調子が悪いと自分の存在を少しでもこの世界から消し去りたくて断捨離をする人間が、持ち家など・・・・。
これじゃあ、死にたくなったときに死ねない。
逆にいうと、もう死にたいと思っても気軽に実行に移せないってことなわけで、ちゃんと地面に足をつけて生きていこうという覚悟をしたということなのかもしれないね。
まあ、どんなに死にたいと思っても実行に移したことはないんだけど。
やってもリストカット、ロープを準備する、高層ビルの上層階から下を見下ろして震え上がるぐらい。
自ら死ぬなんて、結局のところある意味ダラダラ生きていくより難しいんだなって。
近所付き合いとか面倒だったらやだな。
自治会ちょっとめんどくさいって聞いたから。
でも、あれが怖い、あれがめんどくさい、っていう理由でやりたいと思ったことをやらずに死ぬ人生を私は1番送りたくない。
あとはなるようになれ、だな。
さて次、不妊治療。
このブログで散々子供欲しい、でもできない、辛い、もうやめよう、でも頑張ろう、見たいのをウダウダ繰り返していたんだけれど、結局病院を変えて継続しようと思ったのが、去年の暮れの話。
で、新しい病院で、子宮鏡検査を提案してくれて、やってみたらポリープだらけでこれは子供できるものもできないからすぐに取りましょう。取ればきっとできます。という話をしてもらえた。
散々辛い思いして体外受精までやって、それでもダメで遺伝子検査もやろうとか思ってたのに、そんな簡単な理由だったの・・・。と拍子抜け。もっと早く検査しておけばよかった。
でも、その検査の過程でポリープがどうやら悪性らしい、最悪子宮内膜癌だという話が浮上。その手術やら結果まちで数ヶ月。結局最悪の事態は免れそうだけど、現在セカンドオピニオン+再検査の結果まちの状態です。
だからこの半年ぐらい、正確に言えばメンタルが安定していたわけじゃなくて、かなり波はあったけれどブログを書く気持ちにもなれないぐらいなんだか切羽づまってた、そんな感じだったのかもしれない。少なくとも数ヶ月は本気で癌だったらどうしよう、いやだってこれから家も建つのに、なんだってこんなことに・・・って毎日思ってた。
そんなメンタルで仕事を続けるのも結構辛かった。
もちろん職場にも、親にも打ち明けなかった(だって不確定な話を下手にしても仕方ない)。気持ちに余裕がなく、夫に不安を打ち明けても「結果次第なんだから色々考えても仕方ないでしょ」と言われて終わるだけで、イライラが募ってた。
でもその過程で思ったことがある。
人生って、本当に何があるかわからないんだなって。
不安に思ってることは起きなくて、思いもよらないアクシデントが起きるんだなって。で、自分の中ではとんでもない出来事も、人からしたら別に大した事じゃなくて。
結局、世界というのは主観なんだなと。
私の見えている世界と他人の見えている世界は違う。生きている世界も違う。
共有しているようで、すれ違いすらしない。
だからもう、好きにやろうって。
そう思うのに、人と関わりたい、少なくとも仕事では人を助けたい、そう思うのはどうしてなんだろうね。人の力になれた(と感じる)、心が通じ合った(と感じる)ときに1番幸福を感じるっていうのはなんなんだろうね。矛盾ばかり。でもその自分の中の矛盾を許せるようになってきたのもこの半年ぐらいなのかもしれない。
矛盾している以上、満足感も得にくい。
でも私は満足したい。満足できない日々は苦痛でしかない。
話が冗長になってしまったけれど、そんな半年でした。
こうして振り返って書くと、そんなに悪い半年でもなかったんだろうな。
定期的にちゃんとブログは書きたい。
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