頭文字Gとの闘い
熱帯夜、汗だくになりながら重い荷物を持って帰宅し、疲れはMAX、家の第一関門オートロックを通過して階段を登りやっと自分の部屋の扉の目の前、
「ああ、やっと家に着いた、、」
と安心したのも束の間
ドアを開けようとした時に小さな黒い何かがササ…と動いた。
そう、これは正真正銘の
『頭文字G』(なんとなくイニシャルGね)
皆様ご存知ゴキブリ
「何で今やねん、、勘弁してくれや。。」
とはいえ放っておいたら知り合いとか身内とか連れて来られても困るのでなんとかして退治しなければ、
とりあえず招かれざる客を家に入れぬよう急いで家に入る。
ゴキジェットとか何もない、、終わった。
と途方に暮れていた頃に目に入ったのはキッチンブリーチ。
そういえばバイト先の店長がGは漂白剤で退治できると言ってスプレーボトルみたいなんに入れたブリーチを容赦なくブチ撒いていたのを思い出した。
今の私にはもうこれしか無い、、
私は再び外に出て恐る恐る奴にブリーチをかけた
チョロチョロリと
そししたらまあなんということでしょう。
ものっすごい速度で走り出した
聞いてない、、早すぎ、、、
完全に狂った私はマンドレイクの如き悲鳴を上げながら中身のブリーチを全て容赦なく奴めがけてぶち撒いた
23歳成人女性涙のブリーチぶち撒き攻撃
「ええぃ!どうにでもなれぇぇえっッ!」
すると何ということでしょう。
どんどん動きが鈍っていき、いよいよ奴の息の根が止まった、
私はやり切ったのだ。
地面にはぶち撒かれたブリーチと『頭文字G』の亡骸
風が吹くとどこか懐かしい塩素の匂いが後を絶たない
これは私が梅雨明けに望んでもない方法で一足早く夏を感じた時のお話でした。
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