敬愛しても従属しないーーC・ブロンテ「ジェーン・エア」読書記録
尊敬する人や大好きな人が「白」って言ったら、黒も白に見えてしまうことってある。黒は黒だと、言える強さがあったらいいのに。
ジェーン・エアは19世紀中頃のイギリスの女性作家、シャーロット・ブロンテの自伝的小説だ。孤児として育った少女ジェーンが、仕事で赴任した屋敷の主人、ロチェスターと恋に落ち結ばれるまでを描く。
ジェーンもロチェスターも、互いの第一印象はあんまりよくなさそう(「ずいぶん気まぐれで、ぶっきらぼうな方ですわ。」byジェーン)。
けれど話してみるとずいぶん波長が