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もう、一年経ったのか

つい先日、父の要介護認定の更新手続きが無事終わりました。

今回も要介護度5でした。

あっという間の1年で

バタバタしてるうちに過ぎちゃったと言う感じ。

良い機会なので1年の振り返りをしてみようと思います。

父が要介護認定を受けた当初は

まだ意識がハッキリとしている日と

傾眠・せん妄が目まぐるしく交互に来ていて

起き抜けに体が硬直し起き上がれない、

食事の時の姿勢保持が難しくなり始めた頃でした。

それに転倒も物凄く多かったです。

カチコチに体が固まった人を抱き起すのは本当に大変で

毎回汗だくになりながらベッドに戻し

着替えや食事の世話をするのに苦労していたので

介護ベッドが借りられれば良いなという気持ちから

地域の包括支援センターに電話をしたのがきっかけでした。

その後今のケアマネさんにつながり

あれよあれよと言う間に訪問診療に切り替わり

使用している介護用品やサービスが徐々に増えていきました。

今レンタルしている介護用品は

・介護ベッド・褥瘡予防のエアマット・昇降テーブル・移乗シート

・痰の吸引機(※これは介護保険の対象外なので実費)の計5つ。


介護サービスは(※訪問診療以外は全て週1回1時間)

・リハビリ・訪問入浴・訪問看護・訪問診療 です。

先日ケアマネさんから

「また新たにプランを作成しますね」と連絡があり

他に困っていることは無いかと問われましたが

今の所はこれで十分だと感じています。


父本人はと言うと、要介護認定を受ける少し前から飲んでいる

せん妄のお薬(リスペリドン)の作用からか

現在身体が殆ど動かせず

意思の疎通もままならなくなっています。

元気な頃は他者との交流が

激しい躁やせん妄のスイッチになるのでは?と

私ら家族はビクビクしていたのですが

今は考えられない位穏やかというか。。。

日によって薄っすら

<あー今日はハイテンションの日なんだな>と

感じる事はありますが以前と比べたらホント平和です。

心配していた他者との交流は

毎週色んな方に会うので抵抗感が薄くなってきたみたい。

特にリハビリの先生(30代位の男の先生)とは

波長が合うらしくて先生の問いかけに

頷くか瞬きでお返事してリハビリの間中

昔の話で盛り上がっているようです。

訪問入浴の介護士さん、看護師さん達は

とても気さくな人達なので皆さんが帰られる時に

毎回<バイバイ>とベッドから手を振りお見送りします。

その姿に母は

「私らにはこんな風に愛想ふりまかないよねぇ」と

少々複雑な気分みたいだけど、

<外面が良い>っていうのは

寝たきりでも意思疎通がし辛くても

遺憾なく発揮できるんだ

人の性質って面白いなぁって私は見てます。

何よりもお世話をして下さる方皆さんが

優しくて親切な人ばかりなので

身体的なケアだけでなく

父の精神的な癒しにもなって居るんじゃないかな?

私たち家族を支え、助けて下さっている

皆さんに「ありがとうと感謝しかないわ♡」

としみじみ思う今日この頃です。

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