web3とは「自動化」と「可視化」

こんにちは。
web3って理解してもらいにくい。これが悩みです。
うーん。うーん。


ブロックチェーンはどうでもええ。

Web3を説明するのにブロックチェーンの説明はいらない。
結局何ができるんですかー?というのが、大事。
「お前みたいに、頭よくないんじゃ」っていつもバカにされる。しょぼん。

「AIとかぁ、NFTとかぁ
そんなのがWeb3だよ?」って言っても、
「だから?」って顔をされていて、
んもーってなってたんです。

web3とは「自動化」と「可視化」

Web3時代のAI戦略 社会課題解決を成長ビジネスに変える正のスパイラル
を読んで、モヤモヤを解消できました。はぁスッキリ。

「web3は自動化と可視化をしてくれて、人類はさらに進化する」

これならわかる!
自動化可視化はみんなもう知ってる。
そして自動化してくれたら嬉しいと思ってること、
可視化してくれたらもっと助かるって思ってるから、
イメージしてもらいやすい。

最後に、人類はさらに進化する未来へのベクトルも示せた。
これや!

web3はブロックチェーン技術を利用した分散型〜という説明は、
うちのお母さんには難しくってよくわからない。

この本の良かったところは、
Web3の技術や考え方が使われた事例がたくさん紹介されているところ。

事例をたくさん知ることで、
web3でできることが分かりやすくて、
「web3って結局何すんの?」という部分が見えやすかった。

分厚い本だから、どうしようかしら、枕行きかと思ってたけど、
気になったところだけ読んでも十分に分かりやすい本でした。

いくつかいいなと思った箇所を引用してみます。

AIによる社会課題解決フレームワークBASICs

まず社会課題を解決するためのフレームワークを紹介してくれました。
国内外の成功事例から導き出したのだそう。

「BASICsは、
Behavioral change(行動変容)、
Accountability(効果の可視化)、
Scale & Continuous improvement(規模の追求と継続的改良)、
Income with profit(持続できる経済性)、
Cultivate data value(データ価値の創出)
の5つの要素の頭文字を取ったもの」

『Web3時代のAI戦略 社会課題解決を成長ビジネスに変える正のスパイラル』大植 択真著

内容については難しくはあるんですが、
このフレームに沿って、
後に紹介される事例を見ると、
何が解決されているのか、目的が見えやすかったので良かった。

おもしろ事例

Web3と言えば、NFTやChat GPTが日本人だとメジャーな感じですけど、
NFTをただ作る、ただ売り抜くって感じで、
どう接していいのか、何がいいのかわからんということを聞きます。
その通りで、仮想通貨の初期の現象が起きてるのがWeb3やNFTの現在地。
(仮想通貨もWeb3の範疇ではあるけど)

社会課題を解決する事例を紹介されていて、
金は産まないけど社会にいいことというだけでなく、
しっかり経済を生み出す事例もあるので、
web3に期待したくなること必至。

⑤気候変動の影響を可視化:米Google

「米グーグルは A Iを利用して地球の表面がどのように変化しているのかを可視化するサービスを公開した。気候変動による影響がどの程度あるのかをより具体的なイメージを持って知ることができる。地球温暖化による、洪水、火災などの影響を可視化することで、人々の意識を変えたり、環境ソリューションの開発を後押ししたりする狙いがある。」

—『Web3時代のAI戦略 社会課題解決を成長ビジネスに変える正のスパイラル』大植 択真著

Googleのダイナミックワールドというプロジェクトで、衛生画像とAI画像認識の技術を利用したものです。

変化や状況の可視化は、他のプレイヤーにとっては、
目標を設定しやすくなるので大きい。

社会課題解決のフレームワーク、
基準となる部分でGoogleは貢献しているんですね〜

⑥脱炭素、省資源に挑む:米パチャマ

A Iで CO2量を予測、カーボン市場を透明化 
米パチャマ( Pachama)は不透明性が指摘されるカーボンオフセットの市場を信頼できるものへと変えようとしている。
ITを持ち込み、 A Iとリモートセンシングを活用して、森林による炭素回収状況を監視し透明性を確保。
森林再生や森林保全に向かう資金を動かし、気候変動の解決に挑む。」

—『Web3時代のAI戦略 社会課題解決を成長ビジネスに変える正のスパイラル』大植 択真著

これも可視化の事例。

カーボンオフセットがビジネス展開されるにあたって、
本当に再生されてるのかとか、その後の森林の状況などをチェックしたり、
再販売されたりしてないかなどを衛星画像やリモートセンシングなどを使ってチェックするのだそう。
AIによる自動化もあるだろうから、自動化の事例でもありますね。

web3の時代は「信用」も大事な要素なので、
信用あるデータを市場に流すという部分でもweb3っぽさある。

CO2取り引きの透明化暗号資産フル活用:米ノリ

Web 3で CO2取引を透明化、暗号資産をフル活用
カーボンオフセットに関しては排出権のクレジットが実態よりも多く提供されているという問題も指摘される。(中略)Web 3の発想でカーボンオフセットを巡るクレジットの不透明さの抜本的解消に挑むのが、米国のスタートアップのノリ( Nori)である。同社は、 CO2を吸収する畑を管理・維持する農家とクレジットを購入する企業を結びつけるマーケットプレースを運営するプラットフォーマーと、クレジットの真正性を証明する認証機関の2つの顔を持つ。」

—『Web3時代のAI戦略 社会課題解決を成長ビジネスに変える正のスパイラル』大植 択真著

認定を受けた農家さんの土地がNFT化されて売買される。
NRTというトークンである仮想通貨はドルに変換できるんだけど、
今後カーボンオフセット事業が成長していくと価値が上がっていくと見込まれるので、農家さんは保持し続けるインセンティブが働くのだと。

Noriに認証してもらうために、環境に配慮した農地にしようとする。

買う側にとっても、NFT化されてることで、透明性があるので、
今後の成長が見込まれるという感じ。

詳しくはnoriのHPで。

⑦食糧危機を回避する:日プランテックス

「5倍の生産性を実現し、スケールが容易な次世代植物工場植物の育成には大量の水や肥料が必要となり、急増する地球の人口分の食料をまかなうのが限界を迎えようとしている。この課題を新発想の植物工場と A Iの活用で解消しようとしているのが、スタートアップのプランテックスである。一般的な植物工場と異なり、個別に密閉した栽培装置で、温度や水、湿度、栄養素などを緻密に管理することで、より多く早く収穫したり、機能性の高い食物を生産したりできるようにした。」

—『Web3時代のAI戦略 社会課題解決を成長ビジネスに変える正のスパイラル』大植 択真著

ベストな栽培条件をAIで管理するみたい。
今まで熟練の農家の方に頼っていたものが、AIで。

AIでベストな栽培条件で育てることで、
収穫量の増加や、節水の効果もあるみたい。

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