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仙台市外からの二華中受検に有利不利はあるか?

2024年7月に記事後半に追記しました

こんにちは。もねです。

現在進行形の中学受験母として、日々の奮闘を記録しつつ、情報の乏しい宮城県公立中高一貫校受検の記録が、後々どなたかのお役に立てばと思って書いていきます。
個人が特定されうる情報については、有料設定で限定公開にさせていただいていますが、ある程度記事数がたまったら、テーマ別のマガジン制に移行予定です。

前回の記事で、調査書についての話を少し書きました。

関連するような、しないような話で、某受験情報サイト掲示板で、2020年の投稿なので少し古いですが、調査書の比重はどれくらいかという質問に対し、塾講師をしているという方が次のように返信していました。

二華中の合格者ですが、各小学校の精鋭たちですので内申は皆さんそれなりに高いです。しかし、私の経験上、二華中の合格はほぼ点数で決まります。合格数は全体の七割程度を仙台市内、三割程度を仙台市外から出すのでそこで得点がひっくり返る場合もありますが少数です。 内申で十点ひっくり返るのは青陵中ですね。それでもある得点以上は全員合格するのでそこを目指すように指導しています。

内申点は、子供の日々の頑張りなのでどうしようもないし、比重が分かったところで…というところもありますが、それよりも注目なのは、「合格者の約7割を仙台市内から、約3割を仙台市外から出す」という内容です。

本当にそうなんでしょうか?

それこそ、分かったところでどうしようもない話かもしれませんが、ちょっと調べてみました。


平成25年時点のデータによると

「二華中 出身小学校」とかで検索すると「中高一貫教育に関するデータ」という宮城県の資料が出てきます。

何の資料なのか調べたところ、平成25年1月の「県立高等学校将来構想審議会」部会の資料と分かりました。

ヒットしたPDF資料の直リンクはこちらです。
https://www.pref.miyagi.jp/documents/17365/126721_1.pdf

平成25年(2013年)の資料なので、それこそ古すぎるんですが、二華中が設置された2010年から3年間の「出身小学校市町村別生徒数」というのが分かります。

これによると、

H22(2010)年度
仙台市 69.6%/仙台市外 30.4%
H23(2011)年度
仙台市 76.3%/仙台市外 23.7%
H24(2012)年度
仙台市 73.8%/仙台市外 26.2%

とのことで、冒頭のネット掲示板情報とおおむね整合します。

…そもそも、開校時点では、二華中の募集定員80名だったんですね。


合格者分布と受検者分布が一致するか

受検者数の市町村分布が知りたいところですが、それはさすがにデータを見つけられませんでした。

※2024年7月追記
受験者数の市町村分布ではありませんが、
2024年7月の学校説明会で、最新の入学者市町村分布を知ることができました。(末尾に追記)

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