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240713_眼鏡の奥のまぶたの温度

・昨日と変わらず体調が悪く、起き上がる気にもなれず三度寝くらいしてからリビングでぼんやりする。

先週届いたふるさと納税でもらったカフェオレベースが美味しい。何にもしなくてもカフェオレが飲めるのはありがたいなと思う。
もう4年ぐらいリピートしているんじゃないかな。

・体調を崩す前に立てた予定をこなすべく、吐き気以外の症状がなく平熱なのを確認して出かける準備をする。
一種の強迫性障害のようなもので最近は計画していたことを実行できない自分に嫌気がさすことが増えた。自分の中のバランスを見ながら休むか休まないかを決める。
今日は休まず動くことにした。


・名古屋駅まで出て、zoffへ向かう。セール期間中に度入りサングラスを手にいれるのだ。


中国マフィアみたいな細い金属で出来た丸っこいフレームを探していくつか掛けてみる。
気に入ったものを店員に見せ、視力を伝えた上で「これで度入りサングラス、作れますか?」と尋ねると「出来ます!」とのこと。頼もしい返事だ。


数年前「お客様の視力に対応するレンズがないので」と断られたことがあり事前に聞いておきたかったのだ。なんだ作れるんだ、きっと技術が進歩したんろうと思い安心して計測に向かう。



・視力や乱視の確認をして、オプションの話に移る。

まずは薄型加工。
視力が低いので通常のレンズだとレンズが分厚くなりすぎて頬に突き刺さるのだ。瓶底眼鏡というけれどレンズ内の目や輪郭が歪むよりも厄介なのがこれだ。
ノーズパッドに角度や厚みをつけても解決できないので一も二もなく薄型レンズ加工をお願いする。


傷コート加工もお願いし、普段ならここで終わりだが今回はサングラス。色選びの時間だ。

・「この三色が気になっていて」
と伝えると明るい表情で計測してくれていた店員さんの顔が真顔になる。
店員さんの豹変ぶりに若干居心地の悪い気持ちになっていると「あの…先程お作りできますとはお伝えしたんですけど、測定の数値だと色が…選べないかもしれなくて」とのこと。

・えっ、そんなことある?

どうやらレンズの厚みによってはカラーコートがかけられないらしい。そしてかけられるかどうかは色味によるとのこと。そしてそれは詳しく問い合わせないとわからないということ。
しおしおしながら気になっていたカラーを調べてもらう。だから先に視力を伝えたのに。(加えて言うと悪くなったりもしておらず、前回の測定値そのままだった。)


・しばらくiPad内の自社システムと格闘していた店員さんから

「なんとか行けそうです!」

とのこと。「それって出来ない可能性もあるってことですか?」と聞くと納期に二週間かかること、上手く行かなかったら納期が延びるけど多分作れます、とのこと。不確定要素が多すぎる。


・加工賃を入れた眼鏡の金額にくらくらしながら支払いを済ませ、よろしくお願いしますと伝え眼鏡屋を出る。
無事にサングラスを手にしたらまた報告します。


・他に買ったもの。

estのピリファイなんたら


ストック用のほうじ茶と気になっていたいり番茶



・買い物を終えて実家へ。年老いた猫に会うためだ。
彼はもう19歳と半年という高齢の猫で私が初めて拾った猫だ。本当は連れていきたかったけど母親が離さなかったので実家に残していた。


・結果として実家に残してよかったと思う。

彼は今手厚い投薬治療と通いの点滴でなんとか食事をとっており、つやつやだった毛並みは荒野のライオンみたいにワイルドになり体温の維持ができず寒がりでびっくりするくらい腰が細い。日中不在にする私では彼を満足に看病できなかっただろう。

・再開してすぐ香ばしくて甘い匂いがする顔周りをひとしきり嗅いで、愛の言葉を囁いて、精一杯優しく撫でる。こんなにいい匂いがする猫はこの世に一匹、彼だけだ。

家を出る時、よく食べて眠るんだよと彼に伝えて父親の運転で送ってもらう。



・帰り際に父から贈答用の立派な桃をお裾分けしてもらった。ひとつ500円らしい。
私がこの前食べた桃はふたつで398円だったな。

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