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240606_美しくても美しくなくても

・やる気と勢いで仕事を終えた。予想外の仕事が降ってきて、やりたかった仕事が出来なかった。本当は仕事に忙殺されている後輩の仕事を手伝いたかった。

・1年ぶりの「the band apart」のライブ。
土曜日に東京で5時間あるライブを予定しており、明日の朝には名古屋を離れるのにどうしても諦められずにチケットを申し込んだのだ。

結果から言うと間違いなく行って良かったライブだった。この人たちがずっとバンドを続けてくれてよかったと心から思うし、いつも眩しくて目を逸らしそうで離せない。

数年前にはてなブログか何かに書いていたライブの感想を供養しておきます。

11月某日、the band apartのライブに行った。
彼らが名古屋に来るのは年に1~2回で、私はそのたびにいそいそとチケットを予約し、ひとりきりで足を運ぶ。

わたしには年に何回か、現実が何で、何が現実かわからなくて留守番をさせられた子供のような気持ちになるときがある。そんな時に舞い込んでくるのがthe band apartだ。
路頭に迷いそうな時にライブがあれば運がいい。生活をするということに困り果てても、チケットは数か月前に確保するから安心だ。お守りみたいにチケットホルダーにセブンイレブンの引換券を入れておけばいい。(それがないとわたしは途方に暮れてしまう。)

ライブがはじまると、最初の感想は「天国みたい」だ。

面立ちは和洋折衷だが、メンバー全員神様みたいな顔をしていて、音楽が雨が降るみたいに上から降り注ぐ。とても明るい。
音楽が鳴っていないと普通のおにいさんたちだ。怖そうだったり、さみしそうだったり、がたいがよかったり、お坊さんみたいに見えたりする。けどそれは音楽が鳴っていなかった時の話で、音楽が鳴り出すと話は別だ。家までの帰り方が年に何回もわからなくなる私に、帰り道を教えてくれる街灯のような存在、それがthe bandapaertだ。

私が幼稚園にあがるころ、彼らは出会った。その巡り合わせに感謝したい。

その日の帰り道はとても明るかった。明日も生活というやっかいなものと歩いて行ける。そう思えた。 

昔の自分のブログより


・あと私はドラムの中でカウベル(多分)が一番好きで、あの音が聞こえると嬉しくなってしまう。前世は牛だったのかも。
調べたら牛を捕食者から身を守るための鈴らしい。知らなかった、熊鈴みたいなものか。

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